星座の陰陽・活動性・エレメント・12星座の性質を決めるもの

12星座は大きく分けて、陰陽、活動性、エレメントという分類をすることができます。

この大まかな傾向を見ることもホロスコープ全体を見る上で重要な視点になります。

1.陰陽

12星座は陰と陽の2つに分類されます。

星座の陰陽

 陰
男性的
活動的
積極的
外向的
表現する
論理的
指導的
自己表現
優勢
女性的
受動的
消極的
内向的
受け入れる
直感的
従順
内省的
抑圧的

陽の星座は男性星座とも呼ばれます。陽の性質とは男性的な性質を表しています。積極的で、外向的、行動力、外に向かうエネルギーが強いことを表しています。それに対して、陰の星座は女性星座とも呼ばれます。陰の性質は内向的で、消極的、従順で、内に向かうエネルギーが強いことを表しています。

もし、アセンダント、月、太陽、1室の支配星がどちらかの性質に偏っていれば、その傾向が顕著に現れてきます。

例えば、こののホロスコープはSMAPの中居くんのものです。中居正広

アセンダント、太陽、1室の支配星の火星の3つが陽の星座に入り、月だけが陰の星座に入っています。これはとても男性的な性質が強いことを表しています。ちなみに火星も陽の惑星で太陽とコンジャンクションし、より男性的な性質が顕著であることを示しています。

2.活動性

12星座は活動、固着、変通という3つの星座に分類することができます。惑星がどれかの星座に偏っている場合はその傾向が顕著に現れてきます。

星座の活動性

上手な使い方 下手な使い方
活動 生み出す、始める、行動する、チャレンジする、創始する、指揮する、進取の気性に富む、目的意識がある 始めるが完了しない、我慢出来ない、活動し過ぎる、能力以上に手を出す、強引過ぎる、不満が多い
固着 一貫性がある、安定させる、維持する、仕上げる、落ち着かせる、保持する、保存する、集中する、力強い、根気がある、
持続性がある
頑固、柔軟性がない、変化に抵抗する、惰性的、習慣に縛られる、過度に保持する
変通 柔軟、順応する、融通がきく、調整できる、結びつける、適合させる、多芸多才  気まぐれ、ばらばら、焦点が定まらない、拡散した、一貫性がない、優柔不断、落ち着かない、表面的、心配しやすい、混乱

3.火地風水のエレメント

12星座は火地風水という4つのエレメントにも分類することができます。この性質への惑星の偏りも顕著に現れてくるのでとても重要です。

星座のエレメント

情熱的、理想主義、直感、活動的、創造力、インスピレーション、独立心、自尊心、正義感、勇敢、寛大、大胆、積極的、自信家、攻撃的、短気
現実的、物質的、感覚的、実務的、実践的、堅実な経済観念、忍耐、のんびり、落ち着いている、頑固、実用性、安定
思考、理性的、知識、知性的、洞察力、論理的、計画性、革新的、陽気、社交的、コミュニケーション、直観力、客観的、気まぐれ
感覚的、情緒的、感受性、繊細、想像力、敏感、内向的、穏やか、内面の感情は激しい、霊感

再び、中居くんを例に見てみましょう。中居正広

彼の場合は、アセンダント、太陽、1室の支配星(火星)が火の星座に在住しています。陽の星座に集中しているだけでなく、火の星座に極端に集中しています。そして、太陽も火星も火の惑星です。火の惑星が火の星座に入り、火の惑星同士でコンジャンクションしているのでとても強力です。

彼は極めて強い火の性質をもっているので、非常にエネルギッシュで活動的、創造的、先頭を進む、勇敢なリーダーとして資質が強く現れています。

4.12星座の性質を決めるもの

12星座の性質は基本的にはこの陰陽、活動性、エレメント、そして、支配惑星の性質をトータルに考えることで導き出せるようになっています。そして、この要素を総合的に結びつけることで星座の性質を導きだすことが理解できると12星座への理解は飛躍的に深まるでしょう。

例えば、天秤座を例に考えてみましょう。天秤座は陽性の星座でしかも活動星座です。ですから、社交的な性質が高まります。そして、風の性質を持っていることから知性的で客観的な見方ができます。そして、金星が支配する星座なので芸術性、美しさに対する感性、こだわりがあります。金星は愛の惑星でもあるので、コミュニケーション能力のある風の性質と相まってとても人当たりのよい性質が現れてきます。

これに対して、同じ金星支配の星座でも牡牛座は性質が異なってきます。地の星座ですのでとても現実的で物質的、そのため、牡牛座の美に対するセンスは物質的な目に見える形のものに強く現れてきます。陰の星座なので陽の天秤座より内向的な性質になります。そして、固着星座で地の星座なので一貫性があり、見方によっては頑固な性質になります。地の星座なのでゆっくりとマイペースな性質が強くなります。

このように12星座の性質を理解すると様々な応用ができるようになってきます。みなさんもそれぞれの星座の性質を陰陽、活動性、火地風水、支配惑星から、どう表わされるのか導きだしていってみましょう。

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星座の陰陽・活動性・エレメント・12星座の性質を決めるもの」への8件のフィードバック

  1. 中居さんのホロスコープを見て、自分とそっくりなのでびっくりしたら、誕生日が3日違い、ということでした。
    ホロスコープをだんだん見慣れてくると、面白いものですね。

    彼とは性質が似ているのかどうか、彼のことをあまり知らないのですが、ちょっと調べてみると面白いのかもしれないと思いました。
    ラグナと月の位置以外は同じ12宮にありました。

    まあ、ラグナが違いますから、かなり性質が違うのでしょうが。
    ちなみに私は乙女座にラグナがあります。

    失礼しました。

    1. コメントありがとうございます。

      ホロスコープは似ているようで、アセンダントが違うと全く違う感じになりますからね。
      それでも太陽や水星、金星などのパーソナルプラネットが同じところにあればどこか似通ったところがあるのでしょうね。

      1. アセンダントで随分違う感じですね。
        牡羊座のアセンダントである彼は、私よりもより火の要素と前に出る性質が強いとは感じます。
        しかし確かに、私もリーダータイプであったり、前に出るところがあるので、似ている感もあるかもしれません。
        身近な友人も確かに少し似ている、とフィードバックをくれました(汗

  2. はじめまして。ホロスコープを作っていただきありがとうございました。
    とても興味深く、なんとか読み解こうと見ています。
    質問です。
    ラーフが山羊座で第4室に入っています。アセンダントの支配星が11室にあり、アセンダントの支配星が在住するハウスが今世でのテーマとのことですがラーフの在住するハウスのあくなき追求のテーマというこの二つの結びつきが難しいのですが、これはどう解釈すればいいでしょうか。。

    それとアセンダントの天秤座に土星が入っており、11室に火星が入っているのも気になります。
    ちなみに、アセンダントと土星が天秤座、月が牡牛座、太陽が乙女座、木星が双子座、ケートゥが蟹座、金星と火星が獅子座、水星が乙女座です。

    私は今は子育て中で仕事はしていませんが、以前はアロマセラピストの仕事をしていました。最近は特にインドの文化に興味を持ちだして、アーユルヴェーダやインドの楽器を学んでいるところです。

  3. ラーフが4室で飽くなき追求というのは解釈が難しいですね。
    母親がラーフ的な人物で母親との関係が難しいという場合があります。
    母親との関係が課題ということがあるのではないでしょうか。

    後の質問は他のとこでお答えしているので省略させていただきます。

  4. As、Asの支配星、Moの3つが変通星座、Suが固着星座です。

    これらの惑星のない活動星座の性質を、「自分に足りないもの」、あるいは「足りないので意識して取り入れるべきもの」というふうには考えないのでしょうか?

    それともやっぱり、変通星座の良さを最大限に使いこなし、ネガティブな使い方をしないように気をつけることが最も重要なのでしょうか?

    つい、自分にないものの方にも目がいってしまうのですが。

    1. Anさん

      コメントありがとうございます。
      これは私の個人的な意見ですが
      持っているものを最大限に使いこなす方が
      自分らしく生きれれていいのではないかと思います。

      自分に足りないものを意識するのも大切ですが
      そこに意識を向けても自分らしく生きられないかと思います。

  5. お返事ありがとうございます!
    ないものねだりをやめて、自分らしさを発揮して生きていこうと思います(^o^)/

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