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インド占星術をマスターしていくための方法

インド占星術をわかるようになりたい、読めるようになりたい。
だけど、難しい・・・・。

私自身もインド占星術を学び始めて10年、
インド占星術を理解できるようになるまでは
とても長い道のりでした。

そして、今はマスターしているかというとそんなことはなく、
深遠で広大な宇宙の法則のほんの一部を
理解したに過ぎないと思っています。
これからも深く理解するために
一生学び、研究し続けるのだと思います。

それでも、曲がりなりにも
インド占星術を教えるようになって
少しでも早くみなさんがインド占星術を
理解できるようになるために
そのポイントをいくつか書きたいと思います。

1.既にインド占星術を理解している人から、実例を通して教えてもらう。

私も最初の頃、2~3年はずっと本を読み独学でしていました。
趣味だったし、お金もそんなにかける余裕もなかったし、
先生となる人もいなかったので。

しかし、これから学びたいと思っている人で
早く理解したいと思ったら
知っている人に習うのが一番です。
私自身、途中で独学の限界に達し、
先生を探して教えてもらいました。

わかる人から習ったほうが十倍早く習得できます。
独学でやってきたことはそれなりに意味がありますが
これからの人生では、本気で習得したいと思ったもの、
特にプロとしてやっていきたいものは
お金を投資してでも良い先生を見つけ習おうと思います。

このブログを見ている皆さんも
ぜひ、自分の先生となる人を見つけて教えてもらってください。
それがインド占星術をマスターしていく最短の道になります。
お金は取り戻せて、時間は取り戻せません。
人生で一番貴重なのは時間です。

2.周りにインド占星術をする仲間を作る。

周囲に切磋琢磨して、情報交換する仲間がいると
自然と理解も早まっていきます。
人間は環境の生き物です。
良い仲間がいれば、それに引き上げられていきます。
ぜひ、占星術の公開講座などに参加して
共に楽しく学べる仲間を見つけましょう!

3.身近な人のホロスコープをとにかく数多く見る。

どんなに本を読んで、理論を学んでも、
本当の意味で占星術を理解することはできません。

深く占星術の叡智を理解するにはとにかく
数多くの人のホロスコープを見ることです。
数多く見ていくとあるとき、点と点がつながり線となり
突然、腑に落ちて理解できる時がやってきます。

様々な理論を学ぶことも大切ですが、
それ以上に星座、ハウス、惑星、ヴィムショタリー・ダシャー
などの基礎的な知識だけで、
どれだけ深く読み込めるようになるか、
それが大切です。

たくさんのホロスコープを積極的にみることで
インド占星術の基礎に対する理解が深まってきます。

より多くのホロスコープを読むことが
インド占星術の真の理解への近道です。

4.有名人の伝記を読み、それがどこに再現されているか読み解いてみる。

スティーブ・ジョブズやダライ・ラマ、松下幸之助、マザーテレサなど、
歴史に名を残す有名人は詳細な伝記が数多く出ています。

その伝記を読み、その人の特質、才能、性格、出来事が
ホロスコープのどこに現れているかを徹底的に検証していきます。

しかし、多くの場合、最初はさっぱりわかりません。
私は最初の頃、一人の人物を4時間もの時間をかけて
個人指導で先生に教えてもらいました。

そうした、一人の人物に関して徹底的に
読み込んでいくことをすると飛躍的に占星術への理解が深まります。

先生について10人くらいの人のホロスコープを
徹底的に読み込んでみましょう。

5.西洋占星術の本も参考にしてみる。

日本で出ている日本語のインド占星術の本は非常に限られています。
その中でもインド占星術の理論を学ぶことが出来る本は
ごくわずかしかありません。

主だったインド占星術を学べるものは以下の書籍です。

●東西占星術研究所のテキストや東西占星術通信
http://tozai-astrology.com/

●本多信明氏の書籍

それに対して、西洋占星術の本は数多く出ています。
12星座の意味はインド占星術も西洋占星術もほとんど共通しています。
12星座は同じものですから、それは解釈の違い、視点の違いがあるだけです。

惑星の意味も一部見解が大きく異るものがありますが、ほとんど同じです。
惑星のコンジャンクションや相互アスペクトの意味を知りたければ
西洋占星術の本を読むことはとても勉強になります。

西洋占星術の本も読んでみることをオススメします。
占星術に対する視野が大きく広がります。
特に心理的な傾向を知りたい時は
西洋占星術の視点はとても役に立ちます。

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インド占星術は簡単ではありません。
それは人の人生がそんなに単純で簡単なものではないからです。
もし、インド占星術がもっと簡単だったなら
人間を深く理解する智慧とはならなかったでしょう。

人間、そして人生の複雑さをより正確に
読み解くことができるからこそ
インド占星術は簡単ではないのです。

だからこそ、面白く、奥が深く、深遠で、精神的な成長を促し、
一生かけても深めていく価値のある学問なのです。

難しいものを難しく説明するのは簡単です。
難しくても、それを如何にわかりやすく伝えるかが
インド占星術を教える私の役割なのだと思います。

ぜひ、共にインド占星術の智慧を学び、
精神的に成長することで、
人生をより豊かなものにしていきましょう!

 

常識、それは正しいから常識になったのではない。

常識、それは正しいから常識になったのではない。
発言力の強い人が主張したから常識となったのだ。
そこには間違った知識や
利益のために意図して作られた常識がたくさんある。
私たちは常識が真実か見極める
智恵と判断力を身につける必要がある。
常識に囚われない勇気と広い視野を持ちたいと思う。
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占星術的考えると火星や太陽、ラーフ、火の要素が強い人たちが作り出したものかな。
そういった人たちは良くも悪くも行動力があるし、
自己主張が強いから声を大にして主張するんだよね。
ただ、そこに木星の叡智や土星の思慮深さがなければ
間違ったものもとても多い。
権力者たちが支配のために作った常識が多過ぎるように思う。
私たち一般市民はそういった洗脳による支配を受けないように
木星の智恵ある知識と判断力が必要なんだなと思う。
そうしなければ権力者にただ、支配されるだけになってしまう。
インド占星術を学ぶということはそういった思慮深さや智恵を身につけるために
とてもいい学問だと思う。
私もインド占星術を学んだお陰で、視野が広まり、智恵を深められるようになった。
インド占星術に出会えてよかったと思う。

占星術を通して、自分を見つめるということ

占星術をはじめて、もう10年近くになる。
それでも、まだまだ学ぶことは無限にある。
そして、知らない自分自身をを知ることができる。
人は他人のことはよくわかっても、
自分のことは本当にわからないものだとつくづく思う。
特に欠点に関しては、自分が認めたくないという思いが働くから
余計に見えてこないし、なかなか気付けない。
今日も占星術を通して、そんな自分の欠点や特徴、長所知ることができた。
占星術は自分を見つめるということに本当に役に立つ道具なんだなと思う。
占星術は自己認識を高め、精神的な成長のために役立つ道具だ。
占星術というものに出会えて本当に良かったと思う今日この頃・・・。

インド占星術家の究極のゴール

インド占星術家の目指すものは何だろうか?
お金?社会的な地位や名声?
もちろん、そのようなものではないと私は思っています。
インド占星術をはじめた頃、
インド占星術家は最後にはインド占星術を捨てねばならない
ということを何かに書いてあったのを覚えています。
その頃は全く意味がわからなかったが、
最近少しずつその意味がわかるようになってきました。
インド占星術家は星の智慧を学び、この世界の深遠な目的を理解します。
最後はそのインド占星術すらも手放していく。
それがインド占星術家としての究極のゴール。
インド占星術はその先にあるものへ到達するための道具に過ぎない。
カルマを超越する。
いつしか、その日が来るためにインド占星術を深めていきたい。

インド占星術と西洋占星術の融合

私は通常、インド占星術をベースに占星術を研究している。
しかし実際のところ、インド占星術だけではなく西洋占星術でも見ている。
インド占星術と西洋占星術は体系的にかなり似ているので
理解するのが比較的容易だからだ。
相互に補い合える部分もとても大きい。
インド占星術ではトランスサタニアン(土星外惑星の天王星、海王星、冥王星)は
使わないことになっているが、実際には作用しているので無視することはできない。
西洋占星術で使われるさまざななアスペクトも正確な度数のアスペクトは
使わないと大きな見落としをすることになる。
そういった実践上の経験から西洋占星術の体系も非常に重要だと感じる。
そもそも、宇宙はひとつなのに同じ要素を見るのに
西洋占星術とインド占星術と分けて考えるのは違うのかと最近は思う。
日本でも少しずつだがインド占星術を学ぶための情報が整いつつある。
西洋占星術家にもインド占星術を学んでいって欲しいと思う。
これからの真の占星術家は西洋、インドの流派にこだわることなく
より占星術を統合的に研究していくことが大切なのだと思う。
ただ、それぞれの占星術体系だけでも膨大なものなので
むやみやたらに手を出し過ぎることはできないが
基礎的なことは押さえておきたい。
今後はより統合的に占星術を研究していこうと思う。
インド占星術研究家 改め 占星術研究家 ミチユウ

インドの聖者方が占星術を学ぶことをすすめる理由

最近、「ラオ先生のインド占星術 -運命と時輪-」(通称:青本)を改めて読み返しています。
この本は難しいけれど、とても霊的、精神的な成長への示唆に富む内容です。
インド占星術の初級レベルを学んだ人は読むことをお勧めします。
その中で占星術を学ぶことにどういった意味があるのか、私が感じていたことを
的確に表した言葉があったので紹介したいと思います。
インドの偉大な聖者方には優れた占星術家だった人も少なくないそうです。
その方々が占星術を学ぶことを薦めています。
それはなぜか? 
「占星術は、人間を構成する肉体・心・知性・精神性といったものを、総合的に見つめる洞察力を与えてくれるからです。人間の内側を総合的に見ながら、この世の中全体を総括的に見つめること、これが調和と安らぎをもたらす真実の方法なのです。」
これこそが占星術を学ぶ深い意義だと思います。
私はこれを学べば学ぶほどに本当にに強く実感しています。
そして、私はこれを伝えていきたい。

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インド占星術研究家ミチユウの活動情報を中心に配信していくメールマガジンです。
◆ 内容
・インド占星術を通して得られた智恵に関するエッセイ
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のオリジナルコンテンツ満載で配信していきたいと思います。
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占星術の熟練には毎日1時間の瞑想を。

『ラオ先生のインド占星術 運命と時輪』を読んでいたら、聖者シャンカラーチャーリヤの言葉として次のような言葉が書いてありました。
「占星術に熟練するには、毎日最低1時間の瞑想が不可欠だ」
私はヴィパッサナー瞑想に出会い早8年、特に昨年から毎日1~2時間の瞑想を欠かさずするようになりました。その恩恵を日々感じて生きています。この聖者のお言葉の大切さを本当に実感します。
なぜ瞑想が大切かというと、瞑想をすることで心の曇りが取り払われ、思考がクリアになり、直感力が高まっていくからです。心に曇りがたくさんあるほど、まず占星術を理解するのに時間がかかります。
ここ最近は、思考が徐々にクリアになり、直感で占星術の法則の答えが先に入ってくるような感じがします。それを証明するためにデータを集め分析します。
真の科学者は直感でまず答えを知り、その後それを証明するために研究するといいます。まさにそれと同じです。
占星術の法則だけでなく、星々の深遠な意味が直感的に次々と理解できていゆく感じが最近します。心が浄化された分だけ次々と大切な気づきがやってくる。それをすべて文章にしてブログで多くの人に伝えていきたいのですがそれが追いつかないくらいです。
そして、インド占星術のテクニカルな面だけでなく、カルマを解消するということはどうゆうことか、人間の苦しみの原因とは何なのか、それが次から次へと解き明かされてゆくのを感じます。
占星術家は人々の悩みに答えを見出す手助けをすることがひとつの役割です。自らの苦しみの原因を理解し、克服することなしにそれはできません。いくらインド占星術のテクニカルな部分の知識を得ても、肝心の苦しみの原因とは何か、それをどうやって取り除けばいいのかわからなければ、真の占星術家にはなれません。
真の占星術家になるためには瞑想をして、知識ではなく深い智慧を得ることがとても大切なのだと感じます。
瞑想を通して、この世界の真実に近づいていきたい。

インド占星術とは

インド占星学はインドの言葉で『ジョーティッシュ』といいます。 その意味は「光の科学」という意味です。 その意味の通り、占星術はタロットや霊感占いとは異なり、星と人の運命の関係性を探り統計に基づき、 インドで太古の昔から研究されてきた「科学」の一分野です。
ジョーティッシュでは人生の7~8割は運命づけられていると考えられています。 7~8割が宿命とすると逆に言うと2~3割の自由意志があるということです。 人は宿命という人生の流れを知り、それを受け入れながら、 自由意志によって、よりよいものに運命を変えていくことができます。
占星学で出てくる結果は人間が科学技術を駆使して予測する天気予報のように100パーセントということはありません。鑑定の結果は好ましい結果も好ましくない結果もあります。そのどちらをも率直に受けとめ、参考にして生きていけば人生はよりよいものに変わっていくのではないでしょうか。
インド占星術を通してできることやわかることは主に次の4つがあります。
1.人生の様々な問題や悩みに答える。
星を通して見ることによって、なぜ今のような問題が起きているのか。どうしたらいいのか。何が自分のカルマなのか。いつがチャンスの時期なのか。恋愛・結婚・仕事・家庭・健康・人間関係などスピリチュアルな視点から人生の様々な出来事に一緒に考えながら、答えを導きだしていきます。
2.自分自身を知る。
自分自身の性格、特徴、長所、短所、人生のテーマなどを知り、人生をよりよく幸せに生きるための
自分自身を知るツールとして使うことができます。
3.サーダナ(修行)としての役割。
占星術はこの世界を客観的な視点で見るための智慧・道具となります。この世界の仕組みを知り、あるがままに世界を見つめるということが理解できるようになり、自らの精神性を高めていくごとができます。
4.地球上で起こることを知る。
地球上で生きとし生けるもの、すべての動物も植物も星の影響を受けています。更に国家や会社などの組織、始まりのあるものは全て、星の影響を受けています。地球で起こる地震や台風などの自然現象などもすべて星の影響を受けています。深く研究を進めていくことによって農業(バイオダイナミック農法)、政治や天変地異の予測などあらゆることに応用することができます。
興味をお持ちの方は是非一度鑑定を受けて見て下さい。
鑑定をご希望の方は↓
 ・インド占星術 対面鑑定とスカイプ鑑定
 ・インド占星術 メール鑑定
占星術を自ら学んでみたい方は↓
 ・インド占星術個人講座(初級、中級、独習の3コース)

インド占星術家の役割

連休に参加してきたインド占星術セミナーで
インドから来たインド占星術家 ディーパック・ビサリア(Deepak Bisaria)先生が
インド占星術家の役割について語っていました。
それをヒントに私独自の視点でインド占星術家の役割について書いてみました。
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人には二種類の人間がいます。
1.現在に生きる人
2.過去、現在、未来に生きる人
多くの人は2番目の生き方をしています。
過去を後悔し、現在に翻弄され、未来に不安を抱きながら生きています。
古今東西多くの聖者、聖人たちは1番目に生きることの大切さを説いています。
今に生きなさい、今を感じなさい、今を楽しみなさい・・・と。
インド占星術家の役割は2番目の生き方をしている人たちを
1番目の生き方に導くことです。
否定的なことを言って脅したり、怖がらせたりして、
何か高価なものを売りつけたりすることではありません。
今、起きている出来事に集中しなさい。
今、起きていることを受け入れなさい。
今、この瞬間を生きなさいと。
2番目のことをもっと具体的に言えば、
そのカルマは、インド占星術での4つの凶星によって表されます。
第一番目は火星です。火星は怒りです。
怒りは自分の思い通りにならない現実を受け入れられないことの表れです。
第二番目はラーフです。ラーフは欲望です。
ラーフは飽くなき現世的な欲求です。
それは心が満たされていないことの表れです。
だから、物質的な目に見えるものを取り入れて満たされようとします。
第3番目は土星です。土星は不安です。
死への恐怖です。生きることができないのではないかという将来への不安です。
そして、最後が太陽です。
太陽は自己中心的なエゴです。
私が中心でありたいというエゴです。
しかし、それは肉体的な私が自己だという勘違いです。
私たちの本質は魂です。
肉体をまとった私は私のすべてではありません。
この4つのカルマを強化して生きると
私たちは傲慢となり、不道徳になり
周囲の人達を苦しめ、自然を破壊します。
そして、何より自分自身を最も苦しめ、
自己を破壊することになります。
私たちはこの4つのカルマを滅っしてゆくことで
現在に生きることに近づいてゆくことができます。
この4つの心を束縛するカルマから自由になることで
心は喜びに満たされるようになります。
インド占星術家は私たちのこの心の中の汚濁、
カルマに気づかせ、それを消滅させる道へ導き
精神的な幸せへ向かわせることです。
そのためにはまず、インド占星術家自身が
日々瞑想をすることでこの4つのカルマを滅し、
今を生きられる人間に近づいていかなければなりません。
と書くと義務のようで、大変な修行をするようです。
この瞑想によってカルマを滅する道は
ある一線を越えて、心からこの意味を理解すると
この道を進まずにはいられません。
なぜなら、心が浄化すればするほどに
心は自由になり、
喜びに満ち溢れてくるからです。
瞑想をする人生が修行の人生なら、
瞑想をしない人生は苦行の人生です。
人々を導けるインド占星術家になれるよう日々努力していきたい。
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瞑想するならヴィパッサナー瞑想がオススメです。
http://www.jp.dhamma.org/