月別アーカイブ: 2010年5月

瞑想は無意識を意識化するテクニック

ここ最近、ヴィパサナ瞑想を毎日するようにしている。そうするとやっぱり、いろいろ気付くことがある。瞑想は自分を見つめることだが、無意識の世界を意識化していくことでもあるんだなということが何となくわかってきた。
普段、何気なく使っている言葉、無意識に使っている言葉。無意識に抱いてしまっている感情。そういったものに少しづつ気付けている客観的な視点をもった自分がいることに気づいた。
今までなら言葉にしてから、悪いこといってしまったとか、それどころか悪いことを言ってしまったことにすら気づかないことがあった。それが言ってしまう前に気付けるようになってくるのを感じる。今までの自分に反省・・・・(笑)。
瞑想は無意識を意識化していくプロセスなのだ。
瞑想という未熟な自分を成長させ、人生をより良く生きるテクニックに出会えた自分はラッキーだなとつくづく思う今日この頃。

心の中の凄まじい戦い

その昔、チェロキー族の長老は部族の子どもたちにこう教えたそうだ。
「私の心の中では戦いが続いている。2匹の狼同士のすさまじい戦いだ。1匹の狼は不安・怒り・罪・強欲・愚かさの化身。もう1匹は信頼・平和・真実・愛・理性の化身だ。これと同じ戦いが、お前たちの、そしてあらゆる人の心の中で続いている」
この言葉に、子どもたちはしばし考え込んだ。やがて一人の子が長老にたずねた。
「どっちの狼が勝つの?」
長老は答えた。
「お前がエサをやって育てた方だよ」