南伊豆でいよいよ風力発電が稼動し始めました。
自然エネルギーというと聞こえはいいですが
現実には自然を破壊し、人の生活を破壊しています。
自然エネルギーはいいですが、
ダムと同じで巨大開発はやっぱり問題が大きいですね。
Small is Beautiful で行けたらいいのになと思います。
ここには一度遊びに行ったことがあるので
もう二度と遊びにいくことができないかと思うととても残念です。
南豆の和 http://nanzumn.web.fc2.com/
☆ ☆ ☆ 近くに住む人のレポートです。 ☆ ☆ ☆
私たちは避難しています。
ちょうど12月に入ると同時に家から見える(350m)の一機が稼働し始め、私たちの家の周りの6機が回りだしました。
もしかしたらという安易な期待をいとも容易に裏切るその轟音、及び低周波の影響と思われる心拍数の増加、頭痛は圧倒的です。慌てての避難場所を下賀茂の民宿に依頼し今日で5日が経ちました。
風の弱まったときを見計らって家財道具の整理に戻っていますが、その都度かつての我が家がもはや人の住めるような環境ではなくなった事に落胆しています。
裏山で営巣中のハヤブサや鳶やカラスが回転するブレードに勇ましく向かって行くのをみます。ブレードに当たって落ちてしまわないよう思わず祈ってしまいます。
早速、環境庁や役場、電源開発に人間の住める環境ではなくなったことを報告し、企画調整課の課長、係長さんなども現地調査にきてもらいましたが何も実行性のある事にはなっていません。引っ越し先を決定すべく事を進めています。
今まで想像の中で私たちを苦しめていた風車に比べればリアリティーは遥かに圧倒的で早速具体的対応するべく様々行動しています。
この地上の楽園のような南伊豆で風力発電の脅威はその日常に世界が今置かれている現実を投影するよい機会となりました。
近隣の地元の人々とのつながりも深いものとなり。漁師や百姓の人たちも、事の次第(事業者と一体となって建設推進してきた行政にだまされた事)にようやく気づき、落胆とともに自分たちが当たり前のように享受していたこのすばらしい自然環境を、改めて心から感謝する事のきっかけとなっています。
引っ越すという選択肢を持っていない地元の人々(特に老人たち)。その人たちの健康被害や心理的なストレスを、その具体的な声が行政や事業者に明確に届き、対処されるようにその道筋をつけよとしている最中でもあります。
外から来た私のような者のほうがしがらみもなく迅速に動けるようで、地元の人にも信頼されかけていると感じています。
以上報告しました。