12星座には子供を生みやすい星座とそうでない星座がある。
多産星座・・・・かに座、さそり座、うお座
不妊星座・・・・おひつじ座、ふたご座、しし座
半多産星座・・・おうし座、てんびん座、いて座、やぎ座、みずがめ座
不妊星座だと子供が産めないというわけではないが、多産星座に比べると少ない。
それはなぜかということがインド占星術の子供を生む配置を研究していたら直感的にわかった気がしました。
それはなぜか?インド占星術のハウス支配の構造とアスペクトから説明がつきます。
多産星座がなぜ多産か?その理由は以下の3つによるものだと思います。
1)月がトリコーナを支配する。
2)木星がトリコーナを支配する。
3)水の星座は感覚的な楽しみを好む。
特に1)と2)について詳しく理由を説明していきます。
1)月がトリコーナを支配する。
・かに座は第1室支配星
・さそり座は第9室支配星
・うお座は第5室支配星
月は心を表すと同時に女性にとって子宮を意味します。月がトリコーナを支配するということは月にとってとてもよいことです。女性はよく子宮で考えるといいます。それは心と子宮の働きが直結しているということです。それがインド占星術では見事に表されています。
心が安定するということは、良い子宮だということです。良い子宮であれば、健全な子供を妊娠することができます。
逆に心が不安定なら月経不順にになり、子宮も機能不全になり、生殖器官の病気であったり、妊娠が困難になったり、流産や奇形児など子供についての良くないことが起こることなります。
多産星座である水の星座はこの点について、トリコーナを支配することで良い方に作用します。
2)木星がトリコーナを支配する。
木星は子供を授ける惑星です。その木星が水の星座ではトリコーナを支配し、子供のテーマに関して生来的にも機能的にも強い吉星となります。
・かに座は第6室と第9室を支配(第6室を支配するという欠点もあります)
・さそり座は第2室と第5室を支配
・うお座は第1室と第10室を支配
第5室と第9室の支配星はアスペクトされる惑星のアンタルダシャーに子供を授けます。その意味で木星は生来的に子供を与える惑星であり、さらに機能的にも吉星化し、その作用を強めます。しかも、木星は第5番目と第9番目の特別アスペクトをします。つまり、第1,5,7,9番目に影響を与え、1/3の星座に影響を及ぼすので、他の惑星が第5室や第9室を支配するのに比べて、とても強い子供を授ける力をもっています。
他の星座についても自分で考察してみると面白いと思うでの考えてみてください。
多産星座は多産星座だとただ覚えるのではなく、なぜかということを考えると
インド占星術に対するより深い理解につながり、応用ができるようになると思います。
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子供の出生に関するチェックリスト
今日も覚書きです。
◆子供の出生に関するチェックリスト
1.ラグナからの第5室と第5室支配星
2.ラグナからの第9室と第9室支配星
3.サプタムシャのラグナからの第5室と第5室支配星
4.サプタムシャのラグナからの第9室と第9室支配星
5.子供を与える有能な惑星を選び出す。
6.これらのアンタルダシャーの時期に子供が授けられる。
7.土星、木星、火星、月のトランジットを吟味する。
※サプタムシャは子供に関する分割図
◆子供の出生を遅らせる要素。
・ドゥシュタナハウスへの在住
・ドウシュタナハウスの支配星からのアスペクト
・生来的凶星からのアスペクト
・コンバスト
子供が生むための重要な要素
今日はK.N.ラオ先生の本から、要約の部分の翻訳です。
『Planets & Children』より
子供を生むためには以下の要素が弱くないことが重要です。
(a) ラグナ支配星が弱くないこと。
(b) 第5室支配星が弱くないこと。
(c) 第7室支配星が弱くないこと。
(d) 生来的な子供の表示体である木星が弱くないこと。
ノート:
・これらのどの要素も弱くなく、しかし、激しく傷ついていれば、子供からの不幸せを引き起こす。
・もし、4つのすべての要素が弱ければ、おそらく子供はできない。
・コンバストの影響も考慮する。