口は運命を左右する!?④ インド占星術的な考察

さて、これまで三回にわけて書いてきたがインド占星術的に考察してみたい。
インド占星術では第2室が言葉、スピーチ、食事、顔、収入、同居する家族との関係などを意味する。
以下のように、それぞれの惑星の影響があると、それぞれの特徴が現われてくる。
●吉星
木星・・・声の質が良い、快い話し方、大きな声、正直、嘘がつけない、菜食、健康食、裕福、長寿、気前がいい
金星・・・幸運、教養がある、良い家族、裕福、甘党
月・・・優しい言葉、裕福、幸福、大家族、口数が少ない
水星・・・雄弁、賢い、裕福、若々しい顔、良い食事
●凶星
太陽・・・口論、口の災い、歯が悪い、近視、家族との口論、裕福
ケートゥ・・・嘘つき、無口、不明瞭な言葉、小食、歯・歯茎の病気、不健康な生活
ラーフ・・・話し好き、おしゃべりが止まらない、口論、歯・歯茎の病気、愛嬌、お酒やドラッグ・肉食を好む
火星・・・攻撃的な言葉、酒好き、暴飲暴食、虫歯、家族との口論、富が得にくい
土星・・・きつい言葉、不正直、貧しい、家族と口論、嘘つき、無口、暴飲暴食、歯・歯茎の病気
実際には複数の惑星の影響があったり、いろいろな条件があり、このように単純ではない。しかし、大きく分けて2つに分けて考えることができる。第2室に吉星が入るか、凶星が入るか。
第2室に凶星が入るとき、言葉遣いに問題があり、暴飲暴食、同居家族との関係は悪くなる。そして収入にも問題が出てきてしまうのだ。更に第2室に凶星が入るということは寿命と苦悩の第8室が傷つくことになる。つまり寿命が短くなり苦悩も多い、ということになる。
第2室に吉星が入るとき、言葉遣いが良く、良い食べ物を食べ、同居家族との関係は良くなり、幸福である。そして、収入運も良くなるのだ。更に第8室に吉星の影響が出るので、寿命は長くなり、苦悩も少なくなる。
やはり、インド占星術の星の法則・論理から考えても言葉遣いが良いこと、良い食べ物を食べることは、家族との関係が良く、幸福であり、寿命も長くなるという傾向があるということだ。やはり、人生を幸福に生きるには”食事”と”言葉”はとても大切なのだ。
運命を変える方法は”口”にまつわることだけではない。しかし、ここを意識するのがどれだけ大切なことかを、自分で書いてみて改めて感じた。これからはもっと”口”に意識を向けていこうと思う。運命はあるが人生は自分で創りあげていくものなのだ☆