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オサマ・ビンラディンは本当に射殺されたのか?

オサマ・ビンラディンが2011年5月2日、パキスタンのアボッターバードで米軍によって射殺されたと報じられました。
しかし、これは本当なのだろうかとインド占星術研究家としては気になるところです。調べてみると彼の出生情報が出てきました。
出生情報 → http://www.astrotheme.com/portraits/Mdw76FZ6CU3w.htm
オサマビンラディンチャート
このホロスコープが正しいとすると彼はMe-Me期に射殺されたことになります。第2室と第5室を支配する惑星が第10室に在住するダシャーです。無理やり説明すれば、ディスポジターが土星であり、マラカの第7室に在住しているので亡くなってもおかしくはないと言えないこともありません。
しかし、このような暗殺には普通は第8室や第12室が関わりがあります。この時期に暗殺されたというのは考えがたいと思いました。
つい最近、シェア・インターナショナルのページをたまたま見ていたら、以下のような記事が書いてありました。
http://sharejapan.org/sinews/200/270/post_399.html


Q オサマ・ビン・ラディンが、パキスタンに駐留するアメリカの特殊攻撃部隊によって殺害されたと発表されました。彼は(武装していないまま)目を撃たれ、殺され、その肉体は海に葬られたと言われています。ですから、もう本物かどうか検証することはできません。これは本当にビン・ラディンの最期だったのでしょうか。
A 私はオサマ・ビン・ラディンがもう生きていないと信じますが、アメリカ政府によるこの報告は私の得ている情報とは違います。それによれば、オサマ・ビン・ラディンは、長い闘病生活の後、2006年に安らかに息を引き取ったとのことです。彼は亡くなる前、「正義」(と彼が理解していたもの)への呼びかけを維持することを望み、彼の多くの弟たちに、彼が存在するという神話を維持するよう求めました。
Q 2007年にベナズール・ブット(元パキスタン首相)は、オサマ・ビン・ラディンは死んだとインタビューで語りました。(1)彼女は正しかったのですか。(2)彼はどのように死んだのですか。(3)彼の遺体は埋葬されましたか。(4)この話が正しければ、彼の死はなぜ秘密にされたのですか。(5)これらが事実だとすれば、アメリカ人はどれくらいの間、オサマ・ビン・ラディンの死去について知っていたのですか。
A (1)はい。(2)癌と腎臓病との長い闘病生活の後に亡くなりました。(3)埋葬されたのではなく、火葬されました。(4)若者たちのための呼びかけとして神話を維持したいと思ったからです。(5)おそらく彼がまだ生きていると信じていたのでしょう。


1.腎臓病を患っている配置とは。
まず、彼が腎臓病を患っていたということはどう説明されるのでしょう? 腎臓は第7室と金星とてんびん座が支配します。では、その傷つきを見てみましょう。
1)第7室
第7室には土星が在住し、第7室と第12室を支配した、敵対惑星であり、機能的にも生来的にも凶星の火星のアスペクトを受け、傷ついています。
2)第7室支配星
第7室支配星の火星は第1室に在住し、生来的凶星である土星のアスペクトを受けて傷ついています。また、第8室と第11室を支配し、強く凶星化し、しかも逆行している木星のアスペクトも受けて傷ついています。
3)金星
金星は太陽にコンバストされ、ラーフの5番目のアスペクトを受けて傷ついています。機能的凶星の木星の逆光アスペクトも受けています。
4)てんびん座
ラーフの在住により傷ついています。
明らかに腎臓を支配するすべての惑星、星座、ハウスが傷ついています。また、wikipediaによると腎臓病を患い始めたのは2004年からです。
ダシャーはSa-Ra期。土星は第7室に在住し、腎臓と第1室の肉体を傷つけています。ラーフは急性病の第6室に在住しています。第6室は入院も意味します。更にラーフは金星にアスペクトし、腎臓を傷つけ、太陽にアスペクトし肉体を傷つけています。
腎臓病を患い、闘病生活をしていたことが説明されます。
2.この時期亡くなったとしたとするインド占星術的な分析
そして、この記事で亡くなったとされる、2006年もSa-Ra期です。土星は死のマラカハウスに在住し、ラーフはアンコンディショナル・キラーです。この時期になくなったとするなら、極めて納得できる時期です。
果たして、本当に2011年5月に射殺されたのでしょうか。それともアメリカはテロとの戦いのために生きていることにしたかったのでしょうか。真実はわかりませんが、インド占星術的には興味深いテーマでした。

07/27のツイートまとめ

jyotishMichiyuu

ダシャーによって引き寄せられる土地というものがあるのだなと思う。
07-27 10:27

そうゆう射手座のような楽天家の人たちだから、ヒッピー的な生き方ができるんだなと思う。ちなみに南伊豆に移住したとき、アンタル・ダシャーは第1室支配星し、獅子座に在住する土星のダシャー。魚座に在住する水星期に入り、南伊豆に自分の居場所でなく感じるようになった。
07-27 10:27

南伊豆に住んでいたとき、多くの居住者のチャートを見た。その中で特徴的だったのは半分以上が射手座ラグナ!月が射手座に在住したりする人も結構いた。獅子座ラグナの人も多かった。火の星座はやっぱり自由を求めるんだなと実感。特に射手座は自由を愛し、束縛を嫌い、旅を好み、人生冒険の人たちだ。
07-27 10:22

そう考えるとチャートを見たときに第9室に在住する惑星、第9室支配星のアスペクトを受ける惑星をみることがいかに大事かがよくわかる。第9室の支配星が在住する星座をチェックしてみよう。
07-27 09:54

おおよそ、思いつく人を見たら、面白いようにすべてあてはまる。そしてこのレベルの人だと必ず、友好星座、定座、ムーラトリコーナ、高揚の星座に在住する。しかも、多くはケーンドラに在住する。第1室と第9室の絡みは家系に恵まれることをあらわす。やはり、第9室は最強の幸運のハウスだ。
07-27 09:51

他にもマハトマ・ガンジー、ダイアナ、ジョージ・W・ブッシュ、小泉純一郎元首相、ヴィヴェーカーナンダ、チャールズ王太子、ウィリアム王子、お釈迦様、ロバート・ケネディ。クリントン元大統領、エリザベス女王、マリー・アントワネット、マーガレット・サッチャー、ネルソン・ロックフェラー・・・
07-27 09:46

昨日のブログ記事で出した近代天皇陛下のチャートを見ると面白い共通点が見えてきた。第1室と第9室の絡みがすべてにある。第1室は家系、第9室は幸運のハウス。この絡みがあると良い家系に生まれるようだ。
07-27 09:29

インド占星術でアマチについて分析しているサイト

引き続き、アマチについてもっと書こうと思ったが既に
とても素晴らしい記事があったので、そちらをご紹介します。
同じようなことを書いてもしょうがないので。
僕も長いこと勉強させてもらってるサイトです。
鑑定家 秀吉さんのページ
http://www.kanteiya.com/famousepeople/Ammachi.htm
東西占星術研究所の記事
http://tozai-astrology.com/jyotish/study/study008.html

インド聖者アマチ ~ 社会的使命は第10室に表れる

昨日はインド聖者アマチについて検証しました。今日も引き続き見てみます。
インド聖者アマチのチャート
ただ、このような素晴らしい配置をしていて、聖者といえどもアマチのように多くの人が知るためには社会的使命を果たす役割を持っていなければ、ほとんどの人間は知ることもない。
それではその社会的な使命を果たす役割を持って生まれてきた人はどんな特徴があるのかを見てみます。
その特徴は単純に言って第10室が良いことです。
1.アセンダントラグナ
ラグナから見ると第10室にはケートゥが在住する。ケートゥは純粋性、精神性、霊性、悟り、修行者を意味する。そのようなことを示すことが社会的な使命です。その支配星である月は深い霊性を意味する第8室でムーラトリコーナに在住するので、第8室の深い霊性が社会的使命の重要なテーマです。
2.月ラグナ
月ラグナから第10室は精神性の高い水瓶座であり、そこに木星がアスペクトしている。木星はグル(宗教的指導者)であり教師の惑星です。第10室の支配星が第6室で高揚しているのでとても良い。
3.太陽ラグナ
太陽ラグナからの第10室は木星が在住し、グルとしての使命があることがわかる。しかもその支配星である水星は第1室で高揚しています。
どのラグナから見ても高揚の惑星が関わり、とてもパワフルで社会的な使命を持って生まれてきたことが明確に出ています。アマチの活動が社会的な高い評価を受けるのはこの第10室の強さにあるのです。
社会の表舞台に出て、大きな使命を持った人は第10室に特徴が現れるのです。第10室は社会的な果たすのに重要なハウスなのです。

インド聖者アマチに見る聖者の星の配置とは?

今年も7/22~24まで、インドの聖者アマチが東京に来ていました。
アマチは世界的に有名な聖者で、来た人のすべてを抱きしめる。世界で苦しんでいる人たちを助けるために献身的な活動をしています。
アマチについて
アマチ(マーター・アムリターナンダマイー)wikipedia 
・公式サイト http://www.amma.jp/
今回は聖者と呼ばれる人のホロスコープの配置の特徴は何を取り上げてみます。
その特徴とは、
(1)ダルマトラインの第5室と第9室が良い。
第5室はその人の思考、考え方を意味するので正しい思考ができるかという意味で重要なハウス。
第9室は精神性、道徳性を意味するので精神的な道を追求していくために重要なハウス。
(2)モクシャトラインの第8室と第12室が良い。
第8室は心の深い部分に入る、深い霊的世界を理解するために重要なハウス。
第12室は解脱・悟りのハウスであり現世的なものをすべてを放棄し、悟りの境地に至るために重要なハウス。
(3)以上の2つがアセンダント、月ラグナ、太陽ラグナからの3つのラグナすべてからみて良く。(1)については木星から見ても良い。
(4)解脱の表示体であるケートゥの状態が良い。
以上の特徴について、アマチのホロスコープを検証してみます。
アマチの出生情報
1953年9月27日 午前9:09 インド ケララ州アムリタプリ
インド聖者アマチのチャート
1.アセンダントラグナから
(1)第5室は第5室の支配星である土星がてんびん座で高揚しているので良い。第9室は木星が在住し、その支配星が第9室である水星も高揚の星座に在住しているので良い。
(2)第8室はムーラトリコーナの月が在住しているので良い。第12室は高揚の水星が在住しているので良い。
2.月ラグナ
(1)第5室は高揚の水星が在住しているので良い。第9室はラーフが在住している。トリコーナに在住するラーフは吉星化します。第9室のラーフは精神性のテーマについて飽くなき追求をするので良い。しかも支配星である土星は高揚しているので良い。
(2)第8室は木星がアスペクトバックしているので良い。第12室は高揚の土星のアスペクトを受け、支配星の火星はヴァルゴッタマであり、第1室の支配星である金星とコンジャンクションしているので良い。
3.太陽ラグナ
(1)第5室の支配星である土星は高揚しており、木星のアスペクトを受けているので良い。第9室はムーラトリコーナの月が在住しているので良い。
(2)第8室は第5室を支配する高揚の土星のアスペクトを受け、その土星は木星のアスペクトを受けているので良い。第8室の支配星は第12室に在住し、第9室の支配星である金星とコンジャンクションしているので良い。
4.道徳性、精神性の木星ラグナ
第5室には第9室を支配する高揚の土星が在住するので良い。第9室はその支配星である土星が第5室で高揚するので良い。
5.ケートゥの状態
ケートゥが良いかはそのディスポジターの状態に左右されます。ディスポジターの月はムーラトリコーナに在住するのでケートゥの状態は良い。ナヴァムシャでは水星の星座であるおとめ座に在住するので良い。
以上、見事にすべての条件を満たしています。果たして、聖者は本当に聖者なのか、悟りに至っていない私たちにそれを知ることはできません。しかし、インド占星術で見ると聖者としてふさわしいホロスコープ、生まれの持ち主であることが明確に出ているというのはとても興味深いことです。
この条件を他のインドの聖者、クリシュナムルティやラーマクリシュナなどにあてはめて検証してみると面白いのでやってみてください。

和の精神は水瓶座?聖徳太子

先日、NHKの歴史秘話ヒストリアで聖徳太子をやっていた。テレビを見ながら、インド占星術研究家としては、どんな星の配置をしていたのか気になる。さっそくネットで生年月日を調べて見る。
聖徳太子 西暦574年2月7日 出生時刻不明
聖徳太子ホロスコープ
ずいぶん昔の人なので本当かどうか定かではないが天皇家の人なので正しい生年月日だとしてみると、それらしきホロスコープが出てきた。
「和をもって尊しとなす」、仏教を信仰し、広め、民を救うために生まれてきた救世観音の生まれ変わりという伝説まであるとても精神的な人物であったといいます。自由・平等・博愛の精神性の高い水瓶座に太陽、月、火星、天王星が集中しています。水瓶座は和を大切にする最もそれらしい星座です。
そして、太陽と月に火星がコンジャンクションすることで、強い情熱と行動力を与えています。
そして、聖徳太子は憲法十七条、冠位十二階の制定など独創的な発想をし、数々の改革をなしとげます。既存の価値観にとらわれず改革するところもまた、水瓶座らしさが出ています。
そして、法隆寺や五重塔など日本建築の元祖でもあり、建築家だったり、薬草の調合をしたりと技術的なことが得意だったようです。それは技術的なことを得意とする水瓶座の性質と仕事の太陽に火星がコンジャンクションするところから読み取れます。
さて、生年月日が本当に正しいのかわかりませんが、聖徳太子らしい興味深いホロスコープでした。
今は水瓶座の時代、よく日本が世界を救うとか言われますが、それは日本人が聖徳太子の言っていた言葉、和の精神を本当に取り戻したときなんだなと思います。さて、日本人はこの国難の時代に、聖徳太子の言うような和の精神を取り戻すことができるのでしょうか。