日別アーカイブ: 2012年2月3日

医療占星術:心の病をみる基本的な要素① 惑星

インド占星術に関心をもったり、鑑定に来たりする人はたいてい、何らかの心の問題を抱えてます。今日はそんな心の病をみる基本的な要素をみていきます。
1.月
月には心、感情、愛情、感覚を表します。月がどんな惑星の影響を受けているかで心の問題を見ることができます。月には母親や家庭という意味もあります。心の問題は母親や幼年期の家庭環境と深く関わりがあることを表しています。月は0~7歳までの年齢域を表しています。
2.水星
水星は思考、神経、知識、論理、知性、コミュニケーションを表します。水星が傷ついていると神経質であったり、論理的な理解能力やコミュニケーションに問題が発生します。
3.木星
木星は知恵や道徳、慈悲を表します。また、前向きな発展的な思考、楽天的な考えもあらわします。木星が傷ついていると知恵がなく、前向きに物事を考えられなくなります。
これら3つの惑星が良い位置、いい状態にあれば、健全な心と思考ができます。これらが傷ついていると精神的病、神経質、思考の混乱をもたらします。
・・・・とこれを読み、初心者が自分のホロスコープを眺めると不安に思ったりしてしまいますが、無傷なホロスコープの人はまずいません。凶星は太陽、火星、土星、ラーフ、ケートゥ(更にもっと言うと、土星のサブ惑星のグリカ、マンディ、土星外惑星の天王星、海王星、冥王星)と5つもあり、土星と火星は12星座中、4星座に影響を与えます。だから、無傷の配置の人はまずありえません。
そして、この実はこの凶星の影響を受けて精神的な葛藤をすることが人間の成長につながっていくのでスピリチュアルな成長を含めて考えると、凶星の影響はほどよくあることが良かったりします。