日別アーカイブ: 2012年11月3日

有名人検証 映画『天地明察』より安井算哲(渋川春海)

昨日、いま話題の映画、天地明察を見てきた。
占星術家としては、星のことには大きなが関心があり、
これは見ねばと思い最終日ギリギリに見てきた。
面白い映画であったが、占星術家としてはやはり、
この主人公 安井算哲(渋川春海)がどんな人物か気になってしまった。
この安井算哲は天文暦学者、囲碁棋士、神道家である。
また、この映画の中で見ると和算家としての才能もあったようだ。
そこで、Wikipediaで彼の生年月日が出てきたので早速見て見ることにした。
やはり、歴史に名を残す人物だけあって、出生時刻がわからずとも
かなり特徴的なものが出ていた。
出生時間が不明なのでお昼の12時で作成した。
安井算哲(渋川春海)
安井算哲(渋川春海D9&D10)
●天文暦学者としての特徴
1目見て、まず目についたのは射手座への惑星集中である。
太陽と水星が在住し、更に木星がムーラトリコーナで在住している。
射手座は宇宙の真理を探求する星座である。
水星はヴァルゴッタマであり、ムーラトリコーナの木星と
コンジャンクションすることで高い知性があることを示している。
太陽と木星はコンジャンクションし、スーリヤ・グル・ヨーガを形成している。
スーリヤ・グル・ヨーガは威厳や支配者からの栄誉を表している。
実際に徳川光圀公や泰福らの有力者からの評価を受け、支援得ている。
また、射手座はD9分割図では木星のアスペクトバックを受け、
D10分割図では定座で在住している。
D1,D9,D10の3つで射手座が良いことは、射手座がとてもいい状態にあり
良きことを広める、真理への探究心があることを示している。
これが彼の場合は天文学に興味を持ち、
この時代の間違った授受暦を正し、新しい暦である大和暦を作り、
それを広める活動に至る強い意志になったのだろう。
●和算家(数学者)としての才能
また、和算家としての才能はどこに出ているのだろう。
インドの古典によると数学者の組み合わせは火星と金星だという。
それがなぜかはわからないが、彼のホロスコープでは
見事にその組み合わせが見て取れる。
・D1では金星と火星が星座交換をしている。
・D9では星座交換をして、相互アスペクトをしている。
・D10でも相互アスペクトを形成している。
●神道家の特徴
神道家としての特徴はまず、射手座への惑星集中である。
射手座は宗教家の星座でもある。
また、お昼の12時で作成したホロスコープでは月は山羊座の19度に在住している。
前後12時間ずれても星座移動することはないので月は山羊座に在住するのは確定となる。
この月は土星とコンジャンクションし、火星のアスペクトを受けているので
出家者のヨーガであるサニヤシン・ヨーガを形成している。
また、この月に対する強い土星の影響が地道で緻密な天文暦の研究心となり
新たな大和暦を作ることができたのだろう。
さすが歴史的有名人となると出生時間がわからずともかなり特徴が出ているのが面白かった。

11/02のツイートまとめ

michiyuu

今日は映画『天地明察』見てきました。星を扱っている以上これは見ないと!と思って最終日で見てきました。ラーキーなことにメンズデイで割引もありました。暦ができるまでには生涯をかけたものがあったんだなと、とても面白かったっです。明日は渋川春海のインド占星術の記事でも書きたいです。
11-02 23:08