アメリカ大統領に現職のバラック・オバマ氏が再選した。
これは以前、記事を書いた時から再選する可能性が極めて高いと思い、
たまには時事ネタ予測をしてみたいと思っていた。
あまりにも明確に良い要素が出ているのでこれなら外さないだろうと思っていたのだが。
がしかし、講座に鑑定ととても忙しく気がついたら再選のニュースだった。
んんん~、残念・・・。
ということで今回はインド占星術的、なぜ再選できたかを検証してみたいと思う。
1.ヴィムショタリ・ダシャー
アメリカ大統領に再選された今のダシャーはSa/Sa/Saのダシャーである。
土星は1室に定座で在住し、9室支配星の水星と相互アスペクトを形成し
ラージャ・ヨーガを形成している。
高い社会的地位や成功は10室の象意である。
そして、10室から10室目の7室も同じ意味を持つ。
土星は成功と高い社会的地位を意味する7室と10室にアスペクトを形成している。
彼にとって社会的な成功について非常に運のいい時期であることを示している。
これはマハーダシャー・ラグナからもアセンダントからも同様です。
2.ヨーギニー・ダシャー
今のダシャーはMo/Meのダシャーである。
月は高い社会的な地位の達成を意味する7室を支配し、
幸運や首相を意味する5室でムーラトリコーナの位置にある。
水星は幸運の9室を支配し、第7室に在住している。
これもまた、極めて良い時期であることを示している。
3.チャラ・ダシャー
チャラ・ダシャーは山羊座/天秤座のダシャーである。
山羊座の土星はダラ・カラカであり、
アートマ・カラカと相互アスペクトを形成しており、
ラージャ・ヨーガを形成している。
天秤座から10室にはアマティア・カラカが在住し、成功を示している。
4.トランジットとアシュタカヴァルガ
トランジットで大きな運勢の流れを示す重要な惑星は土星、木星、火星である。
土星は10室を通過し、7室にアスペクトしている。
しかも、総合アシュタカヴァルガは31、土星のアシュタカヴァルガは4と極めて高得点である。
木星は5室を通過し、7室支配星の上をトランジットしている。
更に、この木星は現在、逆行中のため、10室に木星と土星のダブルアスペクトを形成している。
牡牛座の総合アシュタカヴァルガ34とこれもまた高得点で
木星のアシュタカヴァルガも5と高い点数の星座を通過している。
そして、火星は11室を通過し、7室支配星の月と10室支配星の金星にアスペクトを形成している。
総合アシュタカヴァルガ38の最高得点の星座で、火星のアシュタカヴァルガは7と極めて高い点数の星座を通過している。
土星、木星、火星のすべてのトランジットが成功と高い地位の達成を意味する
7室と7室の支配星、10室と10室の支配星にトランジットしている。
しかも、すべてが平均以上の高い得点のアシュタカヴァルガの星座を通過している。
トランジットもアシュタカヴァルガも最高の条件である。
更にナヴァムシャでのトランジットも見てみたがこれもすごい。
興味のある人は自分で検証してみてください。
以上、いずれの時期予測技法で見ても極めて良い時期であることを示している。
インド占星術ではこれほどまでに明確に出るというのは
改めて、インド占星術の理論に驚異的なレベルに感服してしまう。