恋愛や結婚をテーマに見るときは、基本的には7室や金星に着目してみる。
そして、その後に相性について見る。
7室や金星を見ることはもちろんとても重要なのだが、私の場合は先に1室や月の状態に着目する。本人の幸せという意味では、それがより重要な意味を持つからだ。
7室や金星が良ければ、きっと素晴らしい配偶者に出会えるだろう。しかし、素晴らしい配偶者に出会ったとしても本人が不調和な心の状態にある人は幸福になることは難しく、そして、時には素晴らしい配偶者に恵まれながら本人が原因で離婚をすることになることもありうるからだ。とても素晴らしい配偶者に出会える運が会ったとしても本人が不調和なら自ら関係を破壊することになってしまう。
1室や月は本人の基本的な性格、気質、無意識の感情を意味するからこれをみることはとても重要だ。以下、最も顕著に出やすい、火星と土星の影響について簡単にみてみよう。
1室や月に火星の影響が強い人は良く言えば勇敢でエネルギッシュなのだが、怒りっぽく、自己破壊的になりやすい傾向がある。火星の影響が強い人は問題のないところに問題を感じ、怒ることによって、問題のないところに問題を引き起こし、自ら様々な人との関係を破壊してしまう。
1室や月に土星の影響が強い人は、自己否定感が強く、悪く出るといつも否定的にものごとを考え、自己を抑圧し、現実に良いことが起こっているにも関わらず、幸せを感じることが難しい。不安から問題のないところに問題を感じ、うつ傾向、病気、自ら不幸な人生を歩んでいく。
火星と土星の影響が同時にある人は複雑な状態になりやすい。このような配置がある場合は結婚がうんぬん以前に、自らの心を癒すヒーリングが必要となる。幼年期の環境に恵まれず、自己破壊的な傾向があるのでそのトラウマや不調和な感情のパターンを癒すことが大切になる。
自らを癒し、自らを愛せるようになることによって幸せな結婚が望めるようになる。
金星や7室も重要だが、実際の鑑定においてはアセンダントや月の状態を見ることがより大切だということを感じる。
3/24から開始する東京での中級講座では
http://maitrii.web.fc2.com/new_course/entry18.html
こういったように結婚できる時期や運だけでなく、本質的な本人の問題点についても見ていく講座になります。