お陰様で本日より、第5期のインド占星術基礎講座を
はじめさせて頂くことができました。
ご参加の皆さん、ご協力してくださっている皆さん
ありがとうございます。
さて、本日の講座で出たことをちょっと書きます。
インド占星術をしている人の中には
天王星、海王星、冥王星
(以下、トランスサタニアン、土星外惑星)は見る必要がない
と言っている方たちもいます。
私も最初は見ていませんでした。
しかし、実際に鑑定をしている時に
本人が実感している性格的な特徴と
大きく異なるという時がありました。
それで、その原因を探っていいってみると
それは実はトランスサタニアンを見ていなかったからでした。
アセンダントともし、トランスサタニアンが一緒の星座に入れば
その人の性格はそのトランスサタニアンの影響を受けたものになります。
例えば以前の記事で手塚治虫について書きました。
http://jyotish.michiyuu.info/wordpress/?p=625
手塚治虫は出生時間がどれだけ性格かは定かではありませんが
アセンダントと海王星が一緒の星座にいます。
芸術家と言われる人たちはたいていは、
魚座か海王星に関わりがあります。
それはこれらが想像力の源になるからです。
もし、アセンダントとトランスサタニアンが
3度以内とかの緊密な度数で関わっていると
極端な場合、惑星の影響の方が強くて
その星座の性質を実感できない場合もあったりします。
そういった実践経験からすると
トランスサタニアンを無視してホロスコープを見ることは
賢明ではないと私は考えています。
インド占星術は大変優れた占星術だと思っていますが
パーフェクトではありません。
やはり、西洋占星術も取り入れて
総合的に見ることで本当に
人間というものを理解できるのだと思います。
宇宙の法則に西洋もインドもないですから。
あるのは占星術で示される宇宙の法則です。
真実を知るためには自分が
素晴らしい、最高だと思っているもの以外にも
優れたものはたくさんあるという
広い視野が必要なんだと思います。
まあ、これは西洋占星術家からすれば
当たり前のことなんですけどね。