インド占星術でホロスコープを見る時、
才能はどのように見ることができるのでしょう。
それには様々な見方がありますが
一番簡単に見ることができるのは
アセンダントの星座です。
アセンダントの星座の性質は
先天的に授かった
その人の能力、才能を表しています。
そして、そこに惑星が入っていれば
その惑星の性質も才能として
現れてきます。
アップルの創始者スティーブ・ジョブズ
を例に見てみましょう。
彼のアセンダントは獅子座にあります。
獅子座は生まれながらの王様であり、
経営者としての資質を持っています。
同じ生年月日の人は
アセンダント以外はほとんど同じ星座に入っているので
同じような能力、才能を持っています。
ただ、アセンダントが違うことで
同じ日に生まれても性格、性質、才能に大きな違いがあります。
また、幼年期、10代、20代にやってくる
マハーダシャーの惑星、星座の性質は
後天的に獲得してくい能力や才能を示しているようです。
先ほどのスティーブ・ジョブズの場合
3~20歳まで水星期で山羊座に在住していました。
そのため、彼はこの時期は
水星の学びたいという意識があり、
様々なことを学ぶことに熱心でした。
そして、山羊座の意識にあったために
役に立つこと、技術的なこと、
合理的な思考を身につけることになりました。
そのため、彼は獅子座の才能を生来的に持ちながらも
技術的なことに興味を持ち、技術者となり、
アップル・コンピュータを開発しました。
このように、マハーダシャーの惑星期には
その惑星の在住する星座の意識で生きることになります。
そのためにその星座の能力が発揮されるようになります。
アセンダント以外にどの星座の能力を発達させるかは
マハーダシャーの在住する星座の影響を強く受けるようです。
だから、一見同じようなホロスコープでも
発揮される能力は大きく異なってきます。
みなさんも過去の記事でヒットラーとチャップリンのホロスコープ
を参考にもっと深く考察してみてください。
http://jyotish.michiyuu.info/wordpress/?p=605
これにはナヴァムシャの星座、そしてアスペクトする惑星、
コンジャンクションする惑星も関係しています。
人生の変化を見るときやその人の才能を見るときは
マハーダシャーの惑星の状態に着目してみましょう。