カテゴリー別アーカイブ: 有名人検証

お釈迦さまの誕生日は4月15日?

ジョーティッシュ占星学の本に出ていたお釈迦さまのホロスコープを元にインド占星術ソフト“パラーシャラの光”で紀元前5世紀頃の星の配置を探していきました。そしたらなんとそれと一致する星の配置の日が出てきたのです。それは紀元前622年4月13日~15日の期間でした。
お釈迦さまのホロスコープ
お釈迦さまの出生年には諸説あり、未だに確定的なことはわかっていません。日本語のWikipediaには前463年または前560年とあり、だいぶ私の推測からはかけ離れています。しかし、英語のWikipediaでは前563年または前623とあったのです。諸説の一つとわずか一年違い、まあ2600年も昔の話1年など十分誤差範囲と考えられます。
星の運行は単純ではないので簡単に確立計算をすることはできませんが単純計算でいくと同じ配置になるのは約5万年に1日。このことからも、偶然の一致として片付けるには確率的に低すぎます。
月は約二日半で一星座移動するので、これだけでは日付を特定することはできません。ここがインド占星術師の腕の見せ所、ダシャーの検証で逆算を試みてみることにしました。その他の情報として、お釈迦さまは満月の生まれ、プシャヤのナクシャトラの生まれという言い伝えがあります。
そんなことから総合的にダシャーの検証をしていった結果、私の検証ではグレゴリオ暦では4月15日の午前9時30分くらいではなかろうかという結論に至りました。そうすると結婚、出家、悟り、入滅の時のダシャーまでが見事に説明できてしまうのです。
ただ、これはただの憶測に過ぎませんがとても興味深い検証です。お釈迦様がどんな人であったかを知る面白いひとつの手がかりになるでしょう。
明日のブログではお釈迦さまのチャートを実際に検証してみたいと思います。

お釈迦さまの誕生日は4月8日? インド占星術で検証を試みる・・・。

さて、今日は夜中に目が覚めてねれなくなってしまいました。
先日の4月8日はお釈迦さまの誕生日ということで
ちょっとインド占星術らしく
スピリチュアルなテーマで
お釈迦さまのチャートでも見てみることにしました。
お釈迦さまは一応真実は定かではないですが
ホロスコープが伝わっています。
そこでせっかくだから
生まれた年も星の配置から割り出してみることにしました。
インド占星術ソフトがそんな紀元前5世紀の星の配置を正確に
出してくれるのかなと半信半疑でしたが
お遊びがてらそのあたりで探してみたのです。
そしたらなんと出てしまったのです!
伝説のホロスコープと完全一致!
しかも推測の一つで有る年とわずか1年違い!!
まさかとは思いましたが・・・・。
超驚き!!!!!!と感動と大興奮☆
こんな夜中に日記を書いてしまいました(笑)
伝説の星の配置が真実だとすると
西暦の誕生日は4月8日ではないことになります。
さて、それは何年何月何日か?
そして何時頃に生まれたのか?
その日にお釈迦さまのインド占星術の記事でも
アップしてみようかなと思います。
インド占星術がわかる人は乞うご期待!?

有名人検証 ジョン・レノン

ジョン・レノン
明日12月8日は音楽を通して世界の平和を訴え続けたミュージシャン、ジョン・レノンの命日です。今回はそれにちなんで、彼の才能や精神性、その死についてインド占星術で読み解いていってみたいと思います。
1940年10月9日 18:30 England Livepool生まれ
ジョン・レノンD-1
1.彼の人生のテーマ
彼は音楽、歌、詩を通して、世界に平和をうったえかけていました。

第1室の支配星が在住するハウスはその人の人生のテーマになる。
第10室の支配星が在住するハウスはその人の社会的な行動がどこで為されるかを現す。

それは彼の第1室(本質)と第10室(社会的な行動、天命)を支配する木星が第2室のスピーチや言葉を表すハウスに在住することで示されています。彼は言葉を通して、自己を表現することが彼自身にとっても、仕事においても重要なテーマだったのです。

月の在住するハウスはその人の心が安らぐ領域を意味する。

また、月は第11室に在住し、友人関係、人とのネットワークをとても大切にし、それによって彼は心の安らぎが得られことを意味しています。この月は同時に心や自己実現を意味する第5室を支配していることも重要なポイントです。自己実現が第11室の広い友人関係の中で実現していくことを意味しています。
2.彼のミュージシャンとしての才能
彼のアセンダントはうお座にあります。うお座は芸術の金星が高揚する星座であり、とても感性が豊かで想像力に恵まれる芸術家の星座です。そこにアセンダントが位置することから芸術的な才能に恵まれていることがわかります。また、月が創造活動や芸術を意味する第5室にアスペクトバックをし、彼のそうした創造力豊かな才能を高めています。
ヴォーカルとしての才能は第2室の良さに現われています。第2室には機能的にも生来的にも吉星の木星が在住しています。しかも火星がアスペクトバックをしているため、とても良い状態にあり、歌の才能があることを示しています。
3.スピリチュアルな側面
第1室に解脱の表示体であるケートゥが在住し、しかも解脱の星座であるうお座に在住することから、スピリチュアルなことに対する関心が高かったことがわかります。また、月に対し土星がアスペクトし、心の傷を負わせています。この月はケーマドルマ・ヨーガを形成し、寂しさや孤独感といったものを与え、心を精神的なものに向かわせています。また、この月の状態は、幼年期の寂しさと心の傷をよく現しています。

幼年期
1940年10月9日(18時30分)、第二次世界大戦のナチス・ドイツによる空襲下に置かれたリバプールで誕生。出生時、父・アルフレッドは商船の乗組員として航海中で不在、母・ジュリアも他の男性と同棲していたため、母の姉である伯母のミミ夫婦のもとで育てられることとなる。
1946年、アルフレッドが帰国し、父に引き取られ数週間一緒に暮らすものの、ジュリアがジョンを連れ戻す。しかし母親と暮らすことはできず、ふたたびミミ夫婦のもとで育った。父親もまた、行方がわからなくなってしまう。
(Wikipediaより)

土星と木星が極めてタイトにコンジャンクションし、これも一つのサンニヤシン・ヨーガを形成しています。土星は木星を世俗的な幸福に使うのを抑制し、木星は土星を世俗的な権力に向かうのを補正します。木星は宗教的な叡智を意味する惑星として機能しやすくなり、土星は世俗社会を厭離する強い意思という惑星として機能しやすくなります。更にハウス支配でも木星はダルマトラインの第1室、土星はモクシャトラインの第12室を支配し精神的な傾向を示しています。
4.平和活動家としての特徴
アセンダントが木星支配の慈善活動を好むうお座に位置しています。第6室に金星が在住し、争いを好まない平和主義者であることを意味しています。興味深いことに彼がイマジンを制作し、発表したのはラーフ/金星期でした。第5室に月がアスペクトバックし、心優しく、愛情深いかに座の性質が彼の性格として現われます。
しかし、第7室に争いの火星が在住しています。争いの第6室支配の太陽も在住し、配偶者やビジネスパートナーなどの深い関係になったものと争いやすいことを意味しています。第7室支配星の水星も第8室に在住し、人間関係での苦悩を意味しています。こうした人とのトラブルから来る苦しみが、更に強く平和を求めさせたのでしょう。
5.彼の魂が死を通して伝えたもの
1980年12月8日、銃によって殺害されました。そのときのダシャーは木星/水星期でした。マハー・ダシャーの木星はマラカの第2室に在住し、アンタル・ダシャーの水星もマラカの第7室を支配しています。人は寿命が尽きるときのダシャーにはマラカが絡みます。まさに星の影響は完璧に作用しています。
また、暴力による殺害はなぜ起きたのでしょうか。それは第7室の支配星である水星が陰謀・災難・死を意味する第8室に在住し、マラカと第8室が絡むことで悲劇的な死を意味しています。
水星はマハー・ダシャーの木星をラグナとしてみたとき、暴力の第6室を支配し、第8室に在住しています。ドゥシュタナ・ハウスが絡み合い、やはり危険な状態を意味しています。
これは運命によるものだったのでしょうか。それとも彼は生まれる前に自らの死を通して、人々に平和を訴えるために計画して生まれてきたのでしょうか。多くの人が彼の死を通して、彼の命日に平和について考えさせられます。人が死ぬことは悲しいことです。
しかし、彼の魂は死という衝撃的な出来事を通して、私たちにたくさんの気づきを与え、与え続けているのではないでしょうか。すべての運命的な出来事は必ず何か意味があります。この世界で意味もなく起こることは一つもないのだと思います。
あなたも世界の平和と幸福について考え、そのための行動を起こしてみませんか?
関連記事:
1208はジョンレノンの命日、「世界どうじたはつ平和」の日! その1
1208はジョンレノンの命日、「世界どうじたはつ平和」の日! その2
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イマジン ☆ ジョン・レノン
イマジン
想像してごらん 天国なんて存在しないと
想像しようとすれば簡単だよ
僕達の下に地獄なんて無いんだ
ふり仰げば空があるだけさ
想像してごらんすべての人々が
現在を生きているんだと…
想像してごらん 国境なんて存在しないと
そう思うのは難しいことじゃない
殺す理由も、死ぬ理由もない
宗教なんてものも存在しない
想像してごらん すべての人々が
平和のうちに暮らしていると…
僕のことを単なる夢想家だと思うかもしれない
でも、僕ひとりだけじゃないんだ
いつの日にか 君も仲間に加わってくれよ
そうすれば 世界はひとつになるだろう
想像してごらん 所有なんて存在しないと
君にもそういう考えができるかしら
貧困になったり飢えたりする必要はない
兄弟同志なのだから
想像してごらん すべての人々が
この世界を分かち合っているのだと…
僕のことを単なる夢想家だと思うかもしれない
でも 僕ひとりだけじゃないんだ
いつの日にか 君も仲間に加わってくれよ
そうすれば、この世界はひとつになって動くだろう

バラック・オバマ氏のノーベル平和賞受賞

現役アメリカ大統領がノーベル平和賞を受賞。これにはとても驚きだった。彼は核廃絶や温暖化問題への取り組みなど、今までのアメリカでは考えられない、素晴らしい主張している。しかし、まだ何もしていないんじゃないか!?実際、世界ではそのように疑問を思っている人も多いようだ。受賞理由の中に彼を支持、応援するという政治的意図があることを知って納得がいった。
賛否両論もあるが世界の平和のために誠意を尽くしている人に贈られることは祝福したいと思う。それが世界の人々の未来への希望となって、本当に平和な地球になっていけばいいと思う。
さて、ここでは個人的にどう思うかということはさておき、なぜこの時期にノーベル平和賞を受賞したかのか。その占星術的な理由を検証したいと思う。
バラック・オバマ氏ホロスコープ
最初、受賞を聞いたとき、第8室惑星在住のダシャーになぜ?困難や苦悩に直面している時期では?という疑問が湧いてきたが、改めて読み解いてみるとその理由は明確に示されている。
受賞したとき、2009年10月9日は木星/火星のダシャーであった。火星は第4室と第11室を支配し、第8室に在住している。しかも、ラーフと冥王星とコンジャンクションし、凶星の影響が強い。明らかに人生において、困難な時期に直面している。第8室のダシャーは困難や苦悩や混乱があり混沌とした時期だ。実際、アフガンの問題やアメリカ国内の情勢も未だに混沌としている。
争いを意味する火星が核兵器の原料となるプルトニウムの冥王星(プルート)とコンジャンクションしていることは興味深い。彼は核廃絶への活動の使命をもって生まれてきたのだろうか。
このような状況にある火星がなぜ、ノーベル平和賞という高い評価を得るに至ったのか。それは火星は第11室にアスペクトバックしており、第11室のテーマを良くしているからだ。第11室のテーマは願望成就・評価・表彰だ。
更に、太陽ラグナ、月ラグナからみても明確に成功を意味している。太陽ラグナからは火星は第5室と第10室を支配するラージャ・ヨーガ・カラカ自己実現の第5室へのアスペクトバックしている。しかも、ラージャ・ヨーガ・カラカがスピーチの第2室に在住し、彼の雄弁さを物語っている。月ラグナからは名声・評価の第7室へのアスペクトバックとなる。
このように、彼のノーベル平和賞を受賞するに値する惑星の配置が明確に現われている。しかし、この数年、アンタルダシャーの火星期とラーフ期は彼にとって困難な時期に変わりはない。この困難を乗り越えて、世界のために貢献していってくれることを期待したい。

検証:マザー・テレサ① 奉仕活動と天命の達成

マザー・テレサは前世紀を代表する偉大な聖女だった。今回は彼女について検証してみたいと思う。彼女が修道女として奉仕活動をしたのは何故だったのか?それが評価されたのはなぜなのか?インド占星術を通して読み解いていってみたいと思う。
まず、彼女の出生データであるが英語のサイトで探してみると
出生生年月日&時刻 1910年8月26日 午後2時25分 
出生地 Skopje (Yougoslavie)
であったが、これはあまり正確ではないようだ。K.N.Rao先生はさそり座アセンダントを採用しているので、時刻修正をし、午後2時17分で検証してみることにした。
マザー・テレサの出生図
まず、奉仕活動については第6室をみる。第6室に心を表す月が在住し、彼女は奉仕活動に心魅かれたのだろう。その月は第9室を支配しているので第9室の現世の高徳や道徳性・精神性は奉仕活動を通して使われた。
これを更に月ラグナで検証してみると第6室には高徳を表す最大吉星の木星が在住し、
水星が高揚して、素晴らしくよい状態にある。
社会的生き方を表す太陽ラグナから検証してみても第6室には前世の高徳を表す第5室の支配星でまたしても、生来的最大吉星の木星がアスペクトしている。そこに天命の第10室を支配する。大吉星の金星のアスペクトを受けている。更に土星がアスペクトバックし、
第6室を更に強化している。
どのラグナから検討してみても第6室はよい状態にある。さすが世界的に評価される前世紀の偉人だ。奉仕活動には第6室が良いことが重要なのだ。
さて、天命を意味する第10室はどうだろうか。
奉仕活動の第6室支配星が第10室に在住し、奉仕活動を通して、天命を達成していったことが読み取れる。同時に第1室の支配星が第10室に在住することで彼女にとって仕事を通して天命を達成することが人生のテーマでもあった。
同時に第1室支配星が第10室に在住し、魂の進むべき道を示す太陽でムーラトリコーナで強いパワーをもち第10室でラージャヨーガを形成している。このことから、彼女が生涯に渡り奉仕活動を通して、天命を達成したことが読み取れる。
更に月ラグナからも検証してみる。第10室は大吉星の金星のアスペクトと第9室の現世の高徳と第12室の神秘的な成功、自己放棄、自己犠牲の支配星の木星のアスペクトを受けて、土星のアスペクトバックを受けている。月ラグナからも第10室は極めてよい状態にある。
太陽ラグナから検証してみても、第5室と第8室支配の木星のアスペクトを受け、高揚のラーフが在住して、とても強い。どのラグナから検証しても第10室は極めてよい。
ダシャーを検証してみるとノーベル平和賞を受賞したのは土星-太陽期であった。
アセンダントから見ると第10室でムーラトリコーナで在住し、方角の強さを獲得している。それが方角の強さを獲得した第1室支配星の火星とコンジャンクションし、強力なラージャヨーガを構成している。
太陽はマハーダシャーラグナの土星から見ても、月ラグナからみても自己実現の第5室にムーラトリコーナで強い状態で在住している。正に太陽期に天命としての奉仕活動が評価されている。
奉仕活動には第6室がよいこと、天命の達成には第10室が大切なのだ。
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マザー・テレサ 愛の波動
Wikiペディア マザー・テレサ
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