月別アーカイブ: 2009年11月

食は運命を変える その2 極力避けた方がいい食品

人生は食べ物によって左右される部分があります。それは何故かと言うと、人は食べ物によって、心も体も養われているからです。体が健康でなければ、心の安定も幸せも得ることもとても難しいものになります。健康で幸せな人生を送りたいなら、体に良い食べ物を食べることも大切です。しかし、それ以上に、以下にあげる食品をとらないことがとても大切です。
なぜなら、白い絵の具にごく少量の黒い絵の具を混ぜるだけで灰色になってしまうように有害な食物の影響の方がとても強力だからです。どんなによい食物をとる努力をしても、少量の悪いものによって簡単に相殺されてしまうのです。
無理のない範囲で徐々に以下にあげた食べ物をとらないようにしていくことによって、心身が改善され運命も変わっていきます。
●精製糖
グラニュー糖、白砂糖、粗目、氷砂糖、果糖、ブドウ糖、乳糖、オリゴ糖、還元糖など、純粋な糖質をとらない。精製した純粋な糖質の共通点は、体組織を弛緩させて機能を低下させ、ビタミン、ミネラルなどを無駄に消耗し、老廃物を体内に残して体全体を衰えさせます。
代わりになる食品:未精製の糖、米飴、麦芽糖、はちみつ、黒砂糖、甜菜糖、メープルシロップ
●精製塩
精製された純度の高い加工塩はとらない。本来の塩は、107種類の無機質を含んだ総合ミネラルです。塩化ナトリウムのみの塩は、工業用です。人体に入れると、体内ミネラルのバランスを大幅に狂わせます。その結果、あらゆる病気の下地がつくられます。
代わりになる食品:ミネラルバランスのとれた自然塩。自然塩を使って作った味噌、醤油などの調味料。伝統海塩『海の精』
●精製穀類
白米、白麦、精白小麦粉など、精製された穀類は控え目にする。穀類を精製すればするほど、栄養価が低下します。しかも、精製の直後から栄養素が変性していきます。脂質は、酸化して有害物質に変わっていきます。その上、表面には目に見えない微細な有毒カビが大量に発生します。
代わりになる食品:分づき米、玄米、雑穀、全粒粉麦、そば、ライ麦など未精製の穀物
●化学調味料
化学合成の調味料はとらない。たとえ原料が天然のものであってもとるべきではありまえん。化学合成のものは、体内で異物として扱われます。異物を体内に入れると、これを分解、解毒、排泄の処理をしなければなりません。ところが処理が完全には行われず、変性した状態で体組織に蓄積して様々な病気の原因となります。合成のグルタミン酸ソーダなどは、体内で変性して細胞間の結合組織に蓄積して排泄しにくくなります。グルタミン酸ソーダは、ありとあらゆる加工食品に使用されています。
代わりになる食品:天然の素材の味を生かす
●加工食品
不自然に加工された食品には、多種多量の化学物質が含まれています。添加される物質は、すべて有害なものです。微量であればいいというものではありません。多種類の物質が複合して、予測できない毒性をもつようになります。また、体内に蓄積してあらゆる病気の原因となります。
代わりになる食品:化学物質を含まない安全な加工食品
●清涼飲料
化学物質で作られた飲み物(ジュース、コーラ、スポーツドリンクなど)をとらない。市販の清涼飲料は、すべて化学物質が多量に含まれています。
代わりになる食品:水、お茶、100%ジュースなど
●農薬農産物
農薬をかけた野菜、果物、穀類、茸など、農産物をとらない。少しでも農薬が残っているものを食べ続けると、多くの障害の原因となります。農薬として使われる化学物質は、体内に入ると活性酸素を増加させます。これを解毒・分解する肝臓に過大な負担をかけ、脳や神経細胞に障害を与え、一部のものは遺伝子を傷つけ様々な病気の原因になります。
代わりになる食品:無農薬、減農薬農産物、自然農法農産物
●動物食品
肉、魚、牛乳など動物食品は、栄養素とともに不要な物質を含んでいます。不要物質は体内で処理しきれず、有害物質となって徐々に蓄積していきます。これが、多くの病気を生む下地となります。
代わりになる食品:味噌、豆類、納豆、豆腐、テンペなどの大豆食品など
自然食品関係サイト:
・日本CI協会 http://www.ci-kyokai.jp/
・オーサワジャパン http://www.ohsawa-japan.co.jp/
・海の精 http://www.uminosei.com/
参考書籍:

ゼン・マクロビオティック―自然の食物による究極の体質改善食療法 ゼン・マクロビオティック―自然の食物による究極の体質改善食療法
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桜沢 如一

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久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series) 久司道夫のマクロビオティック 入門編 (Kushi macro series)
(2004/09)
久司 道夫

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日本人には塩が足りない!―ミネラルバランスと心身の健康 日本人には塩が足りない!―ミネラルバランスと心身の健康
(2009/02)
村上 譲顕

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自然医食のすすめ―血をきれいにする健康の原理

今すぐできる!心を安定させる方法

今すぐ誰でも、特別なトレーニングもなくできる心を安定させる方法をあげてみました。運命を変えたい、良くしたいと思ったら、まずは心の安定からです。不安定な心は悪いものを引き寄せます。安定した心は良いことを引きつけます。参考にしてみてください。
●住居を綺麗に掃除する
インド占星術では第4室が住居を意味します。同時にそこは心の安定性や幸福感のハウスでもあります。住居が良いかどうか、住居が掃除され、清潔で整理整頓され、きちっとしているかということが、心の安定性や幸福感に直結するのです。だから、まず心を安定させたい人は部屋を綺麗に掃除しましょう。心を安定させる第一歩はお部屋の掃除からです。

「そうじ力」であなたが輝く! 「そうじ力」であなたが輝く!
(2006/02)
舛田 光洋

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関連記事
心の安定と幸せとは? - インド占星術 第4室の考察 
第4ハウス:住居=心の安定性
●呼吸を調える
私たちは、緊張したり、不安になったりしているときは呼吸が速くなったり、浅くなったりします。逆に呼吸がゆったりして深いときは、心が安定してリラックスしているときです。それがより深ければ、私たちは深い心の平安、喜び、幸せを感じることができます。 私たちは、不安になったり緊張したりしていても、呼吸をコントロールすることによってリラックスし、心を安定させることができます。最も簡単な呼吸法、腹式深呼吸によって心身をリラックスさせましょう。
→ 腹式深呼吸のやり方
●咀嚼、よく噛んで食べる
食物をよく噛んで食べることはあごの運動によって自律神経を刺激し、自律神経を整え、精神を安定させる作用があります。パンや麺類などやわらかいものばかり食べていては良く噛むことはなかなかできないものです。主食を玄米や雑穀入り分づき米ごはん、全粒粉を多く入った黒パン、全粒パスタなどよく噛んで食べる必要のあるものにしましょう。一口少なくとも30回、時間のあるときは100回以上噛んで、食べ物がドロドロになるまで噛みましょう。そうすることで玄米などの全粒穀物は甘みが出て、本来の味を楽しむことができます。
→ 咀嚼と唾液の効用(準備中)
●心を不安定にさせる白砂糖などを控える
心を不安定にさせる最も代表的な食物は白砂糖です。白砂糖は精製されているため、体内で糖を処理するために必要なミネラル、ビタミン、酵素のすべてが不足しています。そのため体内でそれらの栄養を他から奪いながら使われます。特にカルシウムは神経伝達物質なのでカルシウムが体内から奪われることで、自律神経や脳などの働きを狂わせ、心を不安定化させます。白砂糖だけでなく、純粋な精製糖(グラニュー糖、白砂糖、粗目、氷砂糖、果糖、ブドウ糖、乳糖、オリゴ糖、還元糖など)はすべて同じです。これらの入った、清涼飲料水、お菓子、デザートなどはできる限り控えましょう。甘みが欲しくなったら、果物など自然な甘みのものに。白砂糖に代わる、安全な甘みは米飴、麦飴、葛飴、蜂蜜、メープルシロップ、黒砂糖などです。
関連記事:
・白砂糖中毒から抜けるには(準備中)
・白砂糖の問題(準備中)
食は運命を変える その2 極力避けた方がいい食品
●過食を控え、間食や夜食をやめる
間食や夜食、食べ過ぎは胃腸に大きな負担を与えることにより、体の不調を招き、心身を不安定化させます。インド占星術では胃は心をあらわす月、腸は思考や神経を意味する水星に関わりがあり、胃腸の不調は精神の不安定化させます。「腹八分に医者要らず、腹十二分に医者足らず」というように過食は心にも体にも病気の元です。食べ過ぎには気をつけましょう。
→ 小食、半断食の進め方(準備中)
●散歩
最も簡単な運動、散歩。散歩・ウォーキングは誰でも今すぐできる運動です。外に出て、軽く体を動かすことによって、気分転換、リフレッシュしましょう。
●自然とふれあう
太陽の光は地球上すべての生命(いのち)の源です。日光浴で太陽からエネルギーをもらいましょう。近くの神社や公園、森、山、野原、川、海、湖などに自然の中にでかけて、鳥や虫の声、ささやきを聞きながら森林浴、海水浴などをして、大自然からエネルギーをもらい、心も体もリフレッシュさせましょう。
●音楽とイメージによるストレス・ヒーリング
ヒーリング音楽と語り部の誘導するイメージによるリラックスするイメージ療法があります。『ワイス博士のストレス・ヒーリング』がCDもついてお勧めです。ナレーションの誘導に従ってイメージを使ってリラックスしていくので、誰でも簡単にできます。
書籍:ワイス博士のストレス・ヒーリング ブライアン・L・ワイス著

ワイス博士のストレス・ヒーリング―やすらぎとパワーをあなたに (瞑想CDブック) ワイス博士のストレス・ヒーリング―やすらぎとパワーをあなたに (瞑想CDブック)
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心を安定させる腹式深呼吸

私たちは、緊張したり、不安になったりしているときは呼吸が速くなったり、浅くなったりする。逆に呼吸がゆったりして深いときは、心が安定してリラックスしているときだ。それがより深ければ、私たちは深い心の平安、喜び、幸せを感じることができる。
不安は恐れ、心配をしているとき、心の苦しみと共に、そんな状態のときには良いこともなかなか起きにくいものだ。不安な心は周囲の人も無意識の内に感じ取り、好ましくない方向に流されていく。いつも不安そうにしている人にはあまり近づきたいと思わないものだ。逆に自分の心の状態が良いときには、良いことも起こりやすい。いつも明るく前向きな人の周りには自然と人は引き寄せられるし、そうした人のそばは心地良いものだ。
私たちは、不安になったり緊張したりしていても、呼吸をコントロールすることによってリラックスすることができる。周りの状況がどんなに望ましくなかったとしても、平和な気持ちになることもできる。そして、前向きで落ち着いた心はやがて良いものを引き寄せる。呼吸を意識してコントロールすることは運命を左右する重要な要素なのだ。
ではどんな呼吸法があるのか。古今東西、色々な呼吸法があるが、最も簡単な呼吸法は腹式深呼吸です。これは誰にでも今すぐにできるものです。
●腹式深呼吸のやり方
①口からゆっくり息を吐きながら、同時に下腹を大きくへこませます。(15~50秒)
②鼻から大きく一杯に息を吸いながら、同時に下腹部を最大限に膨らませます。(5~10秒)
ポイント
・下腹部をできるだけ大きく動かし、とくに吐く息をごくゆっくり出すのがコツです。
・1分間に1~2回呼吸くらいのペース。
・1回5分以上行うと効果的。
・1時間以上行うと精神安定に即効的な効果がある。
●腹式深呼吸の効能
腹式深呼吸をすることによって、血液中の酸素量が増えます。酸素量が増加すると代謝が上がり、細胞の基本機能が高まります。脳細胞にも、酸素の供給が増加して、脳機能が高まります。それにつれて、脳の中心に位置する脳幹の機能が高進するため、ここから全身に伸びている自律神経系の機能が高まります。脳幹には、ホルモン系の中枢があり、全身のホルモンバランスも整います。そのため、精神が安定してきます。
腹式深呼吸は、下腹を大きく動かすと、同時に横隔膜が上下に大きく動きます。この横隔膜と腹膜が連動する動きは、内臓を内側から伸縮させ、すべての器官の血流を大幅に増加させます。これによって、肝臓、腎臓、腸、心臓、膵臓など、あらゆる器官の機能が高進します。腹部の奥には、自律神経の集合(腹腔神経節=太陽神経節)があり、ここを適度に刺激するため、自律神経の機能は、さらに高まります。その結果、心の安定に大きく反映します。
興味のある方は一度試してみてください。

食は運命を変える その1 肉食は控えめにしよう!

肉食は現代の日本では絶対必要なことのように言われている。しかし、マクロビオティックなどの世界では、肉食は攻撃性、利己心、高慢さ、猜疑心などの心の問題を起こし、争いを引き起こすという。
とは言っても、肉は美味しいし、止められないし、そんなことは迷信だなどと思っている人、言う人も多いだろう。一時的な満足感によって、幸福感もあるだろう。しかし、肉食はさまざまな問題を引き起こすことを証明する科学的な実験も世界では多数行われている。ただ、それは肉食産業の利益のために私たちに知らされていないだけに過ぎないのだ。
ここでは、そのうちの一つの実験を紹介しよう。
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イギリスの栄養学者マッカリンソン博士(インド国立栄養研究所長)はネズミを千匹づつ三群に分け、それぞれフンザ食、インド食、英国食という異なる飼料でネズミを飼育した後、一匹一匹解剖して詳しく調べた。
その結果、フンザ食のグループは百パーセント健康体で長生きしたが、インド食グループは胃腸障害を始め貧血、脱毛、内臓の炎症などさまざまな病変が認められた。そして英国食グループでは、今述べたインド食グループの病変の他に、ネズミに行動異常が生じ、満腹しているにも関わらず、食事の奪い合いとなり、遂には共喰い現象まで見られた。
※フンザとは世界一の長寿地域の一つ。この地域の長寿者は自然の穀菜食中心の食生活をしている。
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
まさにこの肉食の英国食グループのネズミは、今の人類の状況を象徴しているかのようである。十分な資源があるにも関わらず、戦争し奪い合う。十分な食料があるにも関わらず、一方では飽食、一方で多くの国で十分に食べられなかったり、飢えにあえいでいる。
不必要な過剰の肉を食べている限り、私たちの世界に平和は訪れることはないのではないだろうか。日々幸せな暮らしをしたい、平和な世界を望むならば、まず私たち一人一人が肉食を控えていく必要がある。私は肉をたまに食べてもいいと思っているし、全く止めるべきだというつもりはない。肉食は昔の人々や世界の長寿地域の人々のように、特別なお祝い事のときだけにするように私たち一人一人が変わっていく必要があると思うのだ。
まず、肉を食べる量を半分にしよう。肉を減らして、全粒穀物と野菜中心の食生活に続けていくと、その意味は心と体に自然と現われてくるのだ。健康で幸せな人生を送りたいなら肉食は控えめにしよう!豊かな自然と米の実りのある国で生まれたのだから。

今日は嬉しいこと。半断食の効果が少しずつ体感できてきたのだ。

今日は嬉しいこと。一日二食半断食で腹八分、消化器官に負担のかからない食生活の体質改善の成果が少しずつ現れてきているようなのだ。自分の体感としては、心も体も軽くて体調が良く、イライラすることも少なくなり、頭もとても冴えてきて、いい感じなのは感じていた。
それが顔の症状として効果が現れてきているみたいだ。今日は久々に実家に帰ってきたら、母親に目の玉の白い部分がキレイになったといわれた。え!?どうゆうこと?と思って聞いてみたら、肝臓が悪いと目が充血するらしいのだ。確かに肝臓が悪くなるとドライアイや目の疲れ、視力低下を引き起こすことは知っていたがそうゆう形で目に症状が現れていたのは知らなかった。だから、嬉しい発見。目の充血がとれたということは半断食の成果として肝臓機能が回復してきているということなのだ。
あと、久々にあった友達に肌つやがよくなって若返った感じという風にも言われた。そんな肌をキレイにしようとも若返ろうと思っているわけではないが嬉しいことだ。食養の先生が老化は慢性退行性疾患という一種の現代の生活習慣病だといつも言っている。それがなんとなく実感として少しわかってきた。これを続けていったらこれからどんな心と体に成果がでてくるのか楽しみになった。

「原因」と「結果」の法則

7年前、初めてインドを旅して、カルマの法則なるものを知った。いろいろな人に話を聞き、本を読み、心から受け入れられるようになるのに数年の時間がかかった気がする。受け入れられるようになると、この人生を幸せに生きようと思ったら、これほど大切な宇宙法則はないと思う。
カルマの法則をすっごく簡単に言うと「自分のした行為が良いことも悪いこともすべてそのまま返ってくる」ということだ。これには前世からの行いも含む。要は自分の人生の今の幸も不幸もすべて自分に原因があるということだ。
カルマの法則というと宗教っぽいとかインドっぽいとか、喜んで受け入れる人となんか毛嫌いする人がいると思う。このことをすっごくわかりやすく書いた素晴らしい本に最近出会った。
「原因」と「結果」の法則 ジェームズ・アレン著
カルマの法則を多くの人が受け入れやすい形、表現でとてもわかりやすく書いてある。すべてのことには原因があり、その結果があるということだ。偶然というものはなく、すべては必然のできごとだということ。人生で経験するすべてには自分に責任があるということ。
原因と結果の法則というものをいつも考えに入れて生きていると、すべてのことを誰か他人のせい、環境のせい、運が悪かったなどとう風には考えなくなる。誰か、何かのせいにするということはある意味で楽なことなのだ。自分自身の責任ではなくなり、逃げることができるからだ。しかし、それはただその場しのぎにしか過ぎず、ただ単に問題を先延ばしして、自分自身を苦しめる期間を長引かせているだけなのだ。
すべて自分自身の責任である。それはある意味では厳しいことなのだが、正しい認識を持って見れば必ず原因があり、結果がある。だから、原因を理解し正せば、必ずその問題は解決されるということになる。それは本質的な解決であり、極めて救いとなる法則なのだ。そして、正しい行いをすれば、必ずそれに対する報いはあるということだ。
そんな意識で日々、自分の心に意識を向けて過ごしていると、最初は病気になったり、嫌なことがあったりすると、前世のカルマかなとか考えたりする。それである意味自分自身の責任として、ある意味、前世の自分のせいにして逃げている部分もあったのだ。最近わかってきた気がする。
前世のカルマというのは間違いではない。しかし、実は正確には前世のカルマによって形成されている自分の性質や癖が原因で起こっているということだと思うのだ。自分のその性質や癖を直す、原因を正せば、そのとき心は穏やかになり、その苦しみから解放され、平和がやってくるのだ。
最もわかりやすいのは病気だ。食べ物と心に主たる原因がある。遺伝的に特定の病気になりやすい人、体質の弱い人はいるだろう。しかし、生まれもって病気になるなどという人はほとんどいないと思う。それはとても受け入れ難いことだがほとんどは自分に原因がある。
なぜそんなことが言えるかというと、自分がアトピー体質であったことから言える。自分は弱い体質で、アトピーになるのはしょうがないことだと思っていたが、治してしまえば、明確に自分自身に原因があり、それが分かった以上もう二度となることはないということがわかった。そういった自分自身の体験から思うのだ。
治らないのは原因をつきとめることができていなかったり、原因となることを受け入れられないからだ。たいていの苦しみの原因は自分自身に受け入れ難い、自分自身の問題にある。自分の食べ物の癖や習慣、心の癖や習慣。これを正せば、ほとんどすべての肉体的な病、精神的な病は治るだろう。生活習慣病はもちろん、多くの感染症ですらそうだろう。
病気に限らず、自分自身に起こるすべての問題は自分がまだ気付いてない、受け入れられない自分自身の性質によるものなのだと思う。自分を幸せにするもの不幸にするもすべて自分次第なのだ。すべてのものごとには、原因があって結果がある。
最後に『「原因」と「結果」の法則』の本から。
心は、創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形づくり、そのなかで、さまざまな喜びを、また悲しみを、みずから生み出しています。私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。私たちを取りまく環境は、真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません。
                                     ジェームズ・アレン