ヴィムショタリ・ダシャーにおけるケートゥ期という時期

ケートゥには精神的、スピリチュアル、悟り、内省、禁欲、修行などの意味がある。そのことからケートゥ期は基本的には内面に入って引きこもっていくという時期になる。スピリチュアルな意識がなければ、ただの引きこもり、テレビゲームに明け暮れるということにもなる。社会的に生きていくには難しい時期であり、辛い時期だ。現世的な視点で占星術を見た時にはとても悪い時期と言ってもいいだろう。
考え方を変えて、スピリチュアルな意識、精神的に成長しようという意識を持っている人にとっては、またとない大チャンス!?かもしれない。内面に入り、瞑想を深めたり、哲学的なこと精神的なことを学ぶにはとてもよい時期であり、とても深い気付きや体験が得られるだろう。特にうお座やさそり座在住、第8室や第12室在住のとき、そうゆう傾向が出てくる。
しかし、そうでない場合がときにある。ケートゥは在住星座やコンジャンクションの影響を受けやすい惑星だ。金星とコンジャンクション、相互アスペクト、金星の星座(おうし座、てんびん座)に在住するときなど、強く金星の影響を受けるとき、内面に引きこもるということにはならない。むしろ、金星の影響によって、楽しい時期、恋愛や結婚になりうる時期になるという全く反対のことになる。
そこが、他の影響を受けやすいケートゥの難しいところだ。だから、ケートゥを読むときには在住星座、同室する惑星、アスペクトの影響を深く考える必要があるのだ。