私は通常、インド占星術をベースに占星術を研究している。
しかし実際のところ、インド占星術だけではなく西洋占星術でも見ている。
インド占星術と西洋占星術は体系的にかなり似ているので
理解するのが比較的容易だからだ。
相互に補い合える部分もとても大きい。
インド占星術ではトランスサタニアン(土星外惑星の天王星、海王星、冥王星)は
使わないことになっているが、実際には作用しているので無視することはできない。
西洋占星術で使われるさまざななアスペクトも正確な度数のアスペクトは
使わないと大きな見落としをすることになる。
そういった実践上の経験から西洋占星術の体系も非常に重要だと感じる。
そもそも、宇宙はひとつなのに同じ要素を見るのに
西洋占星術とインド占星術と分けて考えるのは違うのかと最近は思う。
日本でも少しずつだがインド占星術を学ぶための情報が整いつつある。
西洋占星術家にもインド占星術を学んでいって欲しいと思う。
これからの真の占星術家は西洋、インドの流派にこだわることなく
より占星術を統合的に研究していくことが大切なのだと思う。
ただ、それぞれの占星術体系だけでも膨大なものなので
むやみやたらに手を出し過ぎることはできないが
基礎的なことは押さえておきたい。
今後はより統合的に占星術を研究していこうと思う。
インド占星術研究家 改め 占星術研究家 ミチユウ