断食をする人のホロスコープ

今回は研究記事を載せたいと思います。断食をする人のホロスコープを5例ほど検証してみました。個人情報なのでホロスコープは載せることができませんが、そこには明らかに共通点がありました。
◎ 第1室と第1室支配星
第1室が傷ついていたり、第1室支配星がガンダンタや強いコンバスト、ドゥシュタナハウス在住、凶星のアスペクトを受けるなど明らかに第1室に弱さがありました。これは生まれつきの身体の弱さを示していると考えられます。
一方で木星による保護のアスペクトも全ホロスコープに見られました。これは健康に問題が発生しても保護される要素があることが示されいると思われます。
◎ 第2室と第2室支配星
土星と火星の影響が全ホロスコープに見られました。第2室は食事と関係があり、凶星の影響は身体に悪い食物を食べることを示しています。火星は動物性食品や辛いもの、味の濃いものなどの刺激の強い食品、お酒などと関係します。土星は古い食物を表すのでしょうか?それともストイックな食事でしょうか?
◎ 火星のシャドバラが高い
低い人で1.34、高い人では1.86とおおむね火星のシャドバラが高いことが読み取れます。火星のシャドバラが高いと病気をしやすいという説があります。火星は怒りの惑星なので怒りを抱え、ストレスを抱えやすいことを表しているのかもしれません。また、火星が良い形で働けば、厳しい修行をする強い決意を表します。
◎ 第3室と第3室支配星
第3室は努力のハウスです。第3室に凶星の影響があると日常的な努力をする、煩悩を抑え努力ができることを表しています。第3室は煩悩のハウスなので吉星が入ると煩悩を満たすチャンスが多く怠け者になりがちなところがあります。
◎ 第5室と第5室支配星
第5室に対して火星の影響がすべてのホロスコープで見られました。第5室は思考のハウスです。火星は合理性、論理性、科学の惑星なので、問題があることに対して、合理的な解決策として断食を選んだのかもしれません。
◎ 第6室と第6室支配星
第6室も努力のハウスなので第3室と同様に検証してみましたが、特に共通点が見られず。第6室は同じ努力でも試験や選挙、敵との戦いなど追い詰められた時のふんばりの努力なので断食には関係ないようです。
◎ 月
月にも特に共通した特徴は見られずです。
◎ 金星
金星が火(牡羊座、獅子座)の星座、火の惑星(火星、太陽)の影響を受けていました。金星は欲望の惑星なので火の影響によって、それが増幅されて、食に対する過剰欲求になっているのかもれません。
◎ 木星
D-1とD-9で合わせてですが、4/5のホロスコープで木星とケートゥがコンジャンクション。4/5のホロスコープで木星に土星のアスペクトが見られました。どちらも禁欲の惑星であり、木星は精神性の惑星です。精神的に禁欲の努力ができる傾向を示していると考えられます。それが断食というスタイルをとったのでしょう。
◎ ヴィムショタリ・ダシャー
4/5のホロスコープでアセンダント・ラグナもしくはマハー・ダシャー・ラグナから第12室もしくは第8室が関係していました。残り一つのホロスコープでは土星のダシャーでした。土星は第8室と第12室の表示体です。第8室と第12室は苦悩のハウスです。同時に苦悩からの解放のハウスです。苦しみを乗り越える、カルマを解消する時期であり、それを乗り越えれば何かしらの成果、喜びがあります。
断食を通しての身体のデトックスはカルマのデトックスでもあるのでしょうね。
やはり、同じ事をする人は明らかに占星術的に共通点が現れますね。自分でやってみてなかなか興味深い検証でした。
みなさんもご自分で検証してみて下さい。

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