昭和天皇にみる王家の配置

昭和天皇は、さすがに歴代天皇(神話上の天皇を除く)在位期間が最も長い62年。すごいホロスコープです。
思わず”この御方”はと書きたくなるぐらい威厳と品位に溢れたロイヤルな配置ですね。
昭和天皇 インド占星術ホロスコープ
王家の配置について検証していってみましょう。
王家に関係する星の配置のポイント
・しし座は王家の星座です。
・いて座は王家の紋章を意味します。
・太陽は王様です。太陽が第1室や第10室と絡むことは王様的な配置です。
・太陽と木星の関連は王者のような堂々とした威厳を表します。
・第4室は権力の座を表します。
・第5室と第9室は威厳と品位を表します。
昭和天皇の実際の配置を見てみます。
・第1室は王家の紋章を意味するいて座です。第1室には木星が定座で在住し、第1室のいて座をより強めています。
・第5室では王様を意味する太陽が高揚しています。金星もコンジャンクションし、上品さ、気品をより高めています。
・威厳と品位を意味する第5室と第9室で星座交換(幸運のトリコーナ同士)をし、相互に友好惑星です。これは第5室と第9室を高め、大きな幸運をもたらします。更に定座に在住する幸運の木星が第5室と第9室にアスペクトし、更に高めています。
第5室と第9室、太陽と火星がこれ以上ないくらいに高められています。これ以上、威厳と気品を高める配置はなかなか考えられないでしょう。
・トリコーナの支配星同士が相互にトリコーナの関係にあり、すべて友好惑星です。惑星同士が相互にトリコーナに位置することは幸運なことです。西洋占星術ではグランドトラインと呼んでいますが、インド占星術でも相互にトリコーナに位置することはとても重要です。
・権力の座の第4室支配星は定座で第1室に在住しています。
さすが、とてつもなくロイヤルな配置ですね。
インド占星術では、王として役割があることが明確に運命としてホロスコープに示されているのですね。

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