これはヴィッパサナー瞑想に来ていた、インド人ヨガ・ティーシャーのチャートです。
この方はインドではヨガ・アシュラムを経営していました。
今は日本人の奥さんと結婚し、日本に移住し、日本でヨガクラスをしています。
● ヨガ行者としての性質
ヨガの道に進んだのはなぜでしょう。
最初のモクシャ・トラインである第4室に月、太陽、第1室支配星(月)
と重要な惑星が集中しています。
また、そこに更に解脱・悟りのとても霊的な惑星である
ケートゥがコンジャンクションしています。
その人の性質に大きな影響を与える心(月)、魂(太陽)、
思考(水星)にケートゥの意識が入って、
悟りの道に進む性質を明確に表しています。
この2つはヨガ修行の進ませた要因でしょう。
● ヨガ・ティーチャーとしての成功
ヨガ・ティーチャーとしての成功したのは水星-ケートゥ期と水星-金星期だったといいます。
それはなぜでしょう。
マハー・ダシャーの水星はアシュラムの第4室に在住しています。
アンタル・ダシャーのケートゥも第4室に在住しています。
そして、ケートゥの時期はその支配星も重要な働きをします。
その支配星である金星は第11室を支配し、第2室に在住し、
第9室支配の木星ともコンジャンクションし、ダーナ・ヨーガを形成しています。
そのため、水星-ケートゥ期にヨガ・ティーチャーとしての仕事が成功したのでしょう。
そして水星-金星期も同様にダーナ・ヨーガが形成され、仕事の成功を表しています。
ヨガ・ティーチャーにはアシュラムの第4室が重要なんですね。