放射能の害は食事を変えることで防げる

今、一番の恐怖、原発の放射能。
そのリスクは食事によって軽減できるというこです。
希望はあります!
記事の転載です。
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 吉度日央里さん(オーガニック・ジャーナリスト)
 からのメッセージを転送します。
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マクロビオティック指導者の岡部賢二先生が、2009年の2月号に「むすび」誌に連載
した原稿を送ってくれました。
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マクロビオティック・ライフ入門 岡部賢二
放射線に負けない食生活の知恵
放射線の害が問題化していますが、どのような対策によってその害から身を守ること
ができるのでしょうか。
放射線の問題点は、それを過剰に浴びると甲状腺ガンや白血病を招いたりすることで
す。まだ、成長段階にある細胞が放射線を受けると、遺伝子が損傷し、プログラムミ
スによりガンや奇形といった成長・発育障害が引き起こされます。ですから、大人よ
りも子供にその害が出やすいということになります。また、放射線により大量の活性
酸素が発生することで、血液や細胞、血管の油に過酸化脂質というサビがとりついて、
それらの機能の低下を招き、生活習慣病などの老化現象が起こりやすくなることです。
陰性の性質は「冷やす」、「ゆるめる」、「溶かす」働きなどで代表されます。言葉
を換えれば、広がって行こうとする拡散性や遠心性と見ることができます。それに対
して陽性の性質とは「温める」、「しめる」、「固める」働きに象徴されます。言い
換えると縮こまって行こうとする収縮性や求心性ととらえることができます。この陰
陽の尺度をつかって放射線を見ていくとその対策を講じることができます。
放射線の性質は、物を透過して遠くに広がろうとする強力な拡散性です。ですから原
爆症は、爪や皮膚が溶けてケロイド化し、毛穴が開いて髪の毛が抜けたり、原爆の場
合は熱線によって一瞬で体が溶けて揮発してしまうという点です。放射線治療などで
被曝した場合は、赤血球や免疫細胞が溶けて貧血の傾向や白血病が起きたり、腸がゆ
るんで便秘をしたり、体が冷えてだるくなったり、髪の毛が抜けたりといった陰性化
した症状が現れます。
この時に、陰性の強い砂糖を含む食べ物や、果物、アルコールなどを摂取すると、非
常に危険であるということです。反対に塩は砂糖と比べると陽性で収縮性が強く、きゅ
うりやナスを塩でもんだり、塩漬けしておくと縮んでいきます。ですからこの塩を上
手に使うことで、放射線から身を守ることができるのです。30cmの塩の壁を造る
と放射線は透過できないといわれています。人間の場合も同様で、海水を煮詰めて作っ
たよい塩気をしっかり補給して体内に循環させておけば、放射線の害からかなり身を
守ることができます。
また、アミノ酸やクエン酸などの酸には放射線を排泄する力があるといわれています。
ですから塩気で放射線をブロックし、酸で排泄すればよいわけです。そこで注目され
ているのが伝統製法の味噌や梅干し、醤油、漬物といった発酵食品です。それらの食
品には塩気とアミノ酸、クエン酸などの酸の両方が含まれるので、放射線対策にぴっ
たりの食品です。実際、味噌のジコピリン酸に放射性物質を排泄する働きが強いこと
が報告されています。チェルノブイリ原発で事故が発生した当時、ヨーロッパの自然
食愛好家の間で味噌を食べようという運動がおこり、日本から大量の味噌が援助物資
として送られたそうです。
さらに、海藻のヨードにも放射線の害から身を守る働きがあることが知られており、
原子力発電所でもヨード剤が配備されているそうです。ですから昆布でダシをとり、
ワカメやフノリを入れた味噌汁であれば、放射線対策に抜群の威力を発揮できるはず
です。昆布の黒焼きもよいでしょう。放射線治療やレントゲン検査を受ける前は味噌
汁や梅醤番茶、鉄火味噌、梅干し、ごま塩等を、飲んだり食べたりしておくとその害
から身体を守ることができます。
玄米を火で焼きしめて陽性化した黒炒り玄米に少しの塩か梅干しを入れて煮だした黒
炒り玄米スープにも、陰性な放射線を吸着する働きがあります。コバルトを照射して
芽が出ないように加工された玉ねぎやじゃがいもなどの照射食品に対抗するためには、
時々、このようなスープを飲んで身体を浄化しておくとよいでしょう。また梅干しを
焼きしめて作った梅干しの黒焼きも常備しておくと、放射能漏れ事故が起きた時など
に役に立つと思います。
このような伝統食品を活用して放射線に負けない身体づくりをしていきましょう。
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かつて長崎原爆投下の際、秋月辰一郎先生の玄米菜食の病院では塩気の強い玄米ごは
んと塩気の強いみそ汁の食事で、原爆症が出ない、または軽いといったことになりま
した。それで、チェルノブイリの際は、その経験からオーサワジャパンのみそが日本
にほとんどなくなったのです。
食に関しては、それぞれのこだわりがあると思うので、私が信じるところをこのよう
に流すのもどうかと思いましたが、響くところがある方は、ぜひ食をととのえてくだ
さい。

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