月別アーカイブ: 2014年6月

終わったー!

先日、遂にインド占星術中級講座が初めて終了しました。

4時間の講座を10回、10ヶ月かけてやってきました。
非常に密な講座で、教える中で自分自身も

たくさんのことを学びました。
やり遂げた感でいっぱいになりました。

最後まで、学び終えた皆さん、おめでとうございます!
そして、ありがとうございました!

講座終了後に懇親会に行った時の写真です。
皆さんいい顔してますね。

中級修了s

そして、これからも更に発展して
上級講座をしていこうと思います。

こうして、皆さんが楽しんで学んで
いってくれることが私の喜びです。

弱い身体の部位を読む簡単な方法

インド占星術で身体の中で弱い部位、病気をしやすいところを見るには主に凶星の影響がどの惑星に影響を与えているかで見ることができます。

例えば、次のようなホロスコープの人がいるとします。
(注:全くの架空のホロスコープです)

abc

このホロスコープでは水星が凶星の影響を多数受けています。水星は太陽にコンバストされ、火星とコンジャンクションしています。

このような場合は水星に割り当てられている身体部位が生来的に弱い可能性が考えられます。水星は自立神経系や腸、肺、呼吸器、皮膚などを象徴します。そのため、これらの器官の弱さが考えられます。

凶星の一つの影響だけでは、それほど重大なことにはなりませんが、凶星の影響が2つ、3つかかってくると、その身体の身体部位に関しては注意が必要になることがわかります。このようにインド占星術では医学的に身体のどの部分が弱いかということを知る助けになり、アーユルヴェーダや東洋医学、医療に従事する人にとても役に立ちます。

医学の祖と呼ばれる古代ギリシャの医者ヒポクラテスはこんな言葉を残しています。

「占星術を理解しないものは、医師ではなく愚か者である」

愚か者というのはちょっと言い過ぎかなと思いますが、医学に関わる人にとって、インド占星術は役に立つ有益な知識だと思います。


注意:ここでお伝えした知識だけで、その身体部位が病気になると判断するのは禁物です。ここでご紹介したことは、インド占星術の中でたくさんある技法の一つに過ぎないからです。本当に医療的な立場で判断するには、総合的な判断が必要です。

医療の分野は時には命に関わるともてセンシティブな、責任が伴う分野です。ご自身が対処法を知らないのであれば、ホロスコープから読み取れたことを無闇にお伝えしないことが賢明です。ここでお伝えした知識だけで判断するのは控えて下さい。

木星が在住するハウスの意味

今日は木星がそれぞれのハウスに在住するとどんな意味になるかを、洋書『Elements of VEDIC ASTROLOGY』からの意訳メモです。

注意)古典からの内容なのでそのまま字義通りに受け止めることはできません。ホロスコープ全体を見て、現代とその人物にあった解釈が必要となります。これはあくまで参考程度に考えてください。

サンスクリット語→(ヒンディー語→)英語→日本語と複数回の翻訳を介しているので本当の意味からかけ離れたものになっている可能性があります。ひと通りの翻訳後、改めて私自身の検証からまとめていきます。


第1室:学識があり、恐れず、長生き;容姿が良い;バランスのとれた考え;裕福

第2室:裕福;雄弁な話し手;容姿が良い;良い食物を好む;他人を助ける;心が広い

第3室:弟妹や妻に支配される;貪欲;不道徳で惨め;敵に打ち勝つ;消化力が弱い;良い弟妹

第4室:満足、裕福、乗り物、智慧、身近な人や愛する人に恵まれる;敵に苦しむ;容姿が良い;幸福

第5室:学識があり、有名;裕福で徳がある;聖職者;息子によって苦しむ

第6室:怠惰;敵を破壊する;消化力が弱い;妻の尻に敷かれる;とても有名;身体が弱く好色

第7室:学識あり有名;父より優れている;良い妻と息子に恵まれる

第8室:惨め;自主性がない;サービスから稼ぐ;不純;姦通;長生き

第9室:信心深く博識;裕福で有名;息子に恵まれる;リーダーまたは大臣

第10室:手がけた仕事を完璧にこなす;知恵と富、徳がある

第11室:裕福;少数の息子;長生き;裕福

第12室:怠惰;優柔不断で不道徳;自主性がない;子供がいない

お陰様で第8期終了!

一昨日アーユルヴェーダサロン
アーユルビューティーさんで開催していた
インド占星術基礎講座が修了しました。

修了したみなさん、おめでとうございます!
そして、ありがとうございました。

AB講座修了

これでなんと第8期!最初始めた時はどれだけ人が集まるものか
と不安でしたが、お陰様でたくさんの方に来て頂いて続けています。

本当に感謝!感謝!の2年です。

多くの方に毎回終わる時は寂しさを感じつつ
やり遂げた充実感とインド占星術の知恵を伝える喜びを味わっています。

基礎を終え、更にみなさん中級講座に進んで
頂くことになったので、この8月から中級講座を始めることになりました。

詳細はこちらです▼
http://jyotish.michiyuu.info/kouza/entry53.html

これからも多くの方にインド占星術の知恵を知る
喜びを伝えていきたいと思います。

金星が在住するハウスの意味

今日は金星がそれぞれのハウスに在住するとどんな意味になるかを、洋書『Elements of VEDIC ASTROLOGY』からの意訳メモです。

注意)古典からの内容なのでそのまま字義通りに受け止めることはできません。ホロスコープ全体を見て、現代とその人物にあった解釈が必要となります。これはあくまで参考程度に考えてください。

サンスクリット語→(ヒンディー語→)英語→日本語と複数回の翻訳を介しているので本当の意味からかけ離れたものになっている可能性があります。ひと通りの翻訳後、改めて私自身の検証からまとめていきます。

 


 

第1室:容姿が良い;好色;博識;幸せで長生き

第2室:裕福;優雅;良い話し手;詩人

第3室:貪欲、金持ち、妻によって支配される;肉体的な冒険は好まない

第4室:家、装飾品、服、乗り物に恵まれる;容姿が良い;自慢したがる;妻に抑圧される

第5室:裕福;繊細;高い地位;快適さ、息子、友人に恵まれる;容姿が良い

第6室:敵がいない;貧しく惨め;多くの女性とかかわる;妻からの少しの喜び;不名誉

第7室:口論;好色;可愛らしい容姿;美しく低い女性とかかわる

第8室:長生き;富裕;沢山の身体の快適さ;王に等しい;いつも満足している

第9室:博識で裕福;妻、子供、友人、その他の肉体的快適さがある;宗教的傾向

第10室:高い地位;力強い;裕福で有名;女性に助けられる

第11室:裕福;自分の女性でない女性たちとかかわる;全ての痛みや惨めさがない

第12室:怠惰;堕落;愛人

有名人検証:パブロ・ピカソ

今日はパブロ・ピカソの芸術家としての特徴を見て行きたいと思います。パブロ・ピカソ

芸術家は自己表現の第3室と創造力の第5室に吉星の影響があります。

アセンダントは蟹座、第1室の支配星は蠍座、両方とも水の星座で
想像力が豊かで芸術家としての資質が高いことがわかります。

第1室の支配星は創造力豊かで独創性の高いラーフとコンジャンクションしています。

第3室には芸術の金星が在住し、木星がアスペクトしています。
第5室には月がヴァルゴッタマで在住し、吉星である水星が在住し、
木星がアスペクトしています。

仕事を表す太陽は芸術の金星が支配する天秤座に在住しています。
このように第3室、第5室に吉星の影響が強くあることが
芸術家としての重要な特徴になります。

カウンセラー・セラピストを仕事にしていきたい人のために

最近、ビジネス交流会で出会ったライフコーチで
田中直子さんという方がいます。

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色んな生き方、価値観があっていい

最近、セラピストやコーチ、
コンサルタントの人が集まる
ビジネスグループに入りました。

今まで、スピリチュアルな人たちや
マクロビ、農的暮らしている人たち
と付き合うことが多かったですが
また、違った世界を垣間見るような感じです。

世の中、色んな価値観の人達がいますね。
色々な世界の人たちに出会うほど
自分が正しいと思ってた傲慢さに気付かされます。

多くの人に会うほど、色んな価値観があっていい
色んな生き方があっていいと思えるようになります。

今までスピリチュアルな世界にいると
ビジネスの世界はお金儲けと思っていましたが
入ってみると色んな人達がいるんだなと思います。

社会に貢献しよう、人を助けたい、
より多くの人達が幸せにできる社会を作ろうとしている
とても尊敬できる人たちがたくさんいることを感じました。

これからも、もっと色んな価値観の世界
の人とあっていこうと思います。

自分が正しいと思っている範囲が狭いほど
人生は苦しみが多くなるんだ
ということを最近実感します。

色んな生き方、価値観があっていいんだという
自由で広い心を持つほど幸せになれるんだと思います

有名人検証:マリリン・モンローの離婚

こんにちは。今日はマリリン・モンローの離婚についてみてみます。

マリリン・モンロー

離婚には以下の3つのハウスが関係することが多くあります。

  • 結婚の第7室から12室目(損失)の第6室、結婚の損失、争い。
  • 第7室から6室目(争い)にあたる第12室。
  • 第6室から第6室目にあたる第11室。※

※あるハウスからそのハウスと同じハウスを数えたハウスはそのハウスの本質を表します。

1946年8月 Jim Doughertyと離婚 Ra-Su

ラーフは第12室に在住しています。太陽はアセンダントから第12室に在住し、マハーダシャー支配星のラーフから12室目に在住しています。

1954年10月5日 Joe DiAmaggioと離婚 Ju-Me-Me 

マハーダシャーの支配星の木星は第6室の支配星です。水星は第12室の支配星第11室に在住しています。

1961年1月20日 Arthur Millerと離婚 Ju-Su-Ke

マハーダシャーの支配星の木星は第6室の支配星です。アンタル・ダシャーの支配星の太陽は第11室に在住しています。またナヴァムシャでは第8室を支配し、第6室に在室し、火星と土星とコンジャンクションし、とても傷ついています。プラティアンタル・ダシャーのケートゥは第6室に在住しています。

このように離婚には第6室、第7室、第12室の支配星が関係しています。

ここで気をつけなければいけないのは、どんなホロスコープでも第6室、第7室、第12室の時期は必ずやってきます。しかし、離婚する人としない人がいるのはホロスコープ全体から見て、離婚する可能性が高い性質を示しているのかを先に判断する必要があります。

さて、それはどうやって判断するのかは、またの機会に書きたいと思います。

 

有名人検証:マリリン・モンローの結婚

今日はマリリン・モンローの結婚についてみてみます。

マリリン・モンロー

 

結婚の時期はヴィムショッタリー・ダシャーでは主に第7室や金星、ラーフが関係しています。

1度目の結婚 1942年6月19日 Jim Doughertyと結婚 Ra-Ke-Ve

マハー・ダシャーから7室目に惑星が在住するアンタル・ダシャーは結婚の時期に当たります。ラーフからケートゥは7室目に在住しています。プラティアンタル・ダシャーはハウス支配に関係なく結婚を意味する金星になっています。

2度目の結婚 1954年1月14日 Joe DiMaggioと結婚 Ju-Sa-Ra

アンタル・ダシャーの土星は第7室の支配星です。プラティアンタル・ダシャーはラーフです。ラーフは混沌として迷いがあっても何かを思い切って決断する時期を表します。そのため、ラーフの時期も結婚の時期にあたります。

3度目の結婚 1956年6月29日 Arthur Millerと結婚 Ju-Me-Sa

結婚を表す分割図のナヴァムシャで木星から水星は7室目に在住します。プラティアンタル・ダシャーの土星は第7室の支配星です。

このようにヴィムショッタリ・ダシャーでは結婚する時期が正確に現れています。

■ まとめ

まとめると結婚の時期にあたるのは、出生図かナヴァムシャで以下のダシャーに当たる時になります。

  1. 第7室の支配星のダシャー
  2. 第7室に惑星が在住するダシャー
  3. 金星のダシャー
  4. ラーフのダシャー
  5. マハー・ダシャーの支配星から第7室目に惑星が在住するダシャー

インド占星術では結婚の時期は驚くほど正確に出てきます。色々なチャートで検証しているととても面白いですね。