今日はインド占星術の中で少し恐れられている
サルパドレッカナについて書きます。
惑星がサルパドレッカナの度数域に入ることは
傷つきとなるので余り好まれません。
サルパドレッカナは以下の度数域を指します。
蟹座 10~20度、20~30度
蠍座 0~10度、10~20度
魚座 (10~20度)、20~30度
サルパとは蛇のことを表します。
サルパドレッカナは犯罪者に多いと言われている。
しかし、これはサルパドレッカナの一面しか見ていません。
サルパドレッカナは蛇のエネルギー、
クンダリーニのエネルギーを表しています。
サルパドレッカナはホロスコープ全体が悪いと
蛇のエネルギーが暴走して犯罪に走ることがあります。
しかし、ホロスコープ全体が道徳的、精神的でバランスが取れている場合は
クンダリーニの覚醒により
サルパドレッカナは霊的な体験、神秘体験に結びつくことにもなります。
「サルパドレッカナ=悪い」とは必ずしもいえないのです。
聖者と呼ばれるような人たちにもサルパドレッカナに惑星があります。
下のホロスコープはマザーテレサのホロスコープです。
金星とケートゥがサルパドレッカナに入っています。
サルパドレッカナが本当に良くないのかは、
ホロスコープの解釈を総合的にする必要があります。
精神的な人のホロスコープの場合、
サルパドレッカナに在住する惑星のアンタル・ダシャーに
神秘的な体験をする可能性があります。