日別アーカイブ: 2011年9月29日

占星術の熟練には毎日1時間の瞑想を。

『ラオ先生のインド占星術 運命と時輪』を読んでいたら、聖者シャンカラーチャーリヤの言葉として次のような言葉が書いてありました。
「占星術に熟練するには、毎日最低1時間の瞑想が不可欠だ」
私はヴィパッサナー瞑想に出会い早8年、特に昨年から毎日1~2時間の瞑想を欠かさずするようになりました。その恩恵を日々感じて生きています。この聖者のお言葉の大切さを本当に実感します。
なぜ瞑想が大切かというと、瞑想をすることで心の曇りが取り払われ、思考がクリアになり、直感力が高まっていくからです。心に曇りがたくさんあるほど、まず占星術を理解するのに時間がかかります。
ここ最近は、思考が徐々にクリアになり、直感で占星術の法則の答えが先に入ってくるような感じがします。それを証明するためにデータを集め分析します。
真の科学者は直感でまず答えを知り、その後それを証明するために研究するといいます。まさにそれと同じです。
占星術の法則だけでなく、星々の深遠な意味が直感的に次々と理解できていゆく感じが最近します。心が浄化された分だけ次々と大切な気づきがやってくる。それをすべて文章にしてブログで多くの人に伝えていきたいのですがそれが追いつかないくらいです。
そして、インド占星術のテクニカルな面だけでなく、カルマを解消するということはどうゆうことか、人間の苦しみの原因とは何なのか、それが次から次へと解き明かされてゆくのを感じます。
占星術家は人々の悩みに答えを見出す手助けをすることがひとつの役割です。自らの苦しみの原因を理解し、克服することなしにそれはできません。いくらインド占星術のテクニカルな部分の知識を得ても、肝心の苦しみの原因とは何か、それをどうやって取り除けばいいのかわからなければ、真の占星術家にはなれません。
真の占星術家になるためには瞑想をして、知識ではなく深い智慧を得ることがとても大切なのだと感じます。
瞑想を通して、この世界の真実に近づいていきたい。