日別アーカイブ: 2011年10月9日

環境破壊、戦争、貧富の格差・・・すべての原因は一つ。

環境破壊、紛争、戦争、体の病気、心の病気、
行き過ぎた競争社会、貧富の格差、南北問題・・・・・。
世界には苦しみや悲しみに満ち、さまざな問題が溢れている。
今まで、環境活動をしてきた。平和活動のデモに参加してみたこともあった。
マクロビオティックを実践し、自らの病気を治し、
食こそが世界を平和にするものだと思ったりした。
そして、インド哲学やインド占星術を学んだ。
日々、お釈迦様のヴィパッサナー瞑想を実践するようになった。
瞑想をして、自分の心を浄化していき、心が少しずつ平和になり、
満たされてきた時、すべての根本原因はたった一つであることに気づいた。
それは人々の「心が満たされていない」ということでだ。
それがすべての問題を引き起こしている根本原因だと思う。
私たちの心は、恐れと悲しみ、渇望と混乱、怒りや妬み、プライドなど、
さまざまな否定的な感情で満ち満ちている。
それらの感情はストレスを心と体にもたらす。
満たされない心を満たすために、
地位や名声、権力、お金、資産、過度な食欲・性欲・物欲など、
目に見える物質的なものや感覚的快楽で満たそうとする。
それらを過度に追い求めるために心も体は病気になる。
それらを過度に追い求めるために人々は奪い合い、傷つけあい、争う。
勝者は敗者になることを怯え、より強い力、権力と富を追い求め続ける。
勝者もまた満たされないがために追い求め続ける。
敗者は勝者を妬み、自己を否定し、心も体も病気になり、惨めになる。
時には自殺に追い込まれる。
それらを過度に追い求めるために自然を破壊する。
たくさんのものを所有すること、消費することで心を満たそうとする。
それらを過度に追い求めるために人間関係は破壊される。
自らの心が満たされていないために、
与えることより相手が自分を満たしてくれることを求める。
お互いにそれをすることで、関係は壊されていく。
それは自らの心が渇いているからである。
この世界のすべての問題の根本原因は「満たされない心」にある。
怒り、不安、渇望、混乱、悲しみ、プライドがあるから心が満たされない。
これが負のカルマである。
これらの感情を手放すことで、人は心からの愛、感謝、喜びに満たされる。
心は穏やかになり、調和し、平和になる。
自然と調和した暮らし、健康な体、良い友人関係に自然となってゆく。
「満たされない心」を否定的な感情を手放していくことで心を満たしていくことが
すべての根本原因を解決することなのではないかと思う。
環境問題、貧富の格差、戦争など個々の問題に対して、
現実的に対処していくこともとても大切だ。
それと同じくらいにこの根本原因を見ていく、解決していくことが、
本当の意味で幸せな社会を築く大切なことだと私は思う。