私はインドの言葉で”光の科学”を意味する
ジョーティッシュ(インド占星術)を日本で広めていきたいと思っています。
私は子供の頃から占いには興味がありませんでした。
霊感や超常的な予知能力やチャネリング能力はありません。
それは今でもほとんど変わりません。
私が子供の頃から興味があったのは宇宙です。
宇宙を知る科学です。
子供の頃は相対性理論や宇宙論、量子論の本を読んだりしていました。
そして、物心ついたときから生きる意味について考えていたように思います。
インド占星術 ”ジョーティッシュ”はそんな私のとってぴったりの学問でした。
宇宙について知りたい、生きる意味について知りたい。
それがひとつになった学問です。
子供の頃から魅せられていた宇宙を別の角度から知り、
そして、運命の意味、生きる意味、目的や方向性を示し、
精神的な成長を促してくれる実践的な学問です。
インド占星術は本当に運命的な出会いでした。
インド占星術”ジョーティッシュ”を通して、
この世界、この宇宙の仕組みを知ること、
それが私には楽しくてたまりません。
インド占星術は太古の昔から脈々と受け継がれてきた
この世界を知るための智慧です。
インド占星術を占いとしてではなく、正当な学問として、
運命を良い方向に変えてゆくための実践的な学問として
日本で広めていきたいと思っています。
人々がこの世界で生きることが苦しみではなく、
喜びへと変えていけるように
インド占星術を伝えていくこと、
それが私の人生の中での大切な役割の一つです。
すべての生きとし生けるものが幸せでありますように。
日別アーカイブ: 2011年9月20日
インド占星術家の役割
連休に参加してきたインド占星術セミナーで
インドから来たインド占星術家 ディーパック・ビサリア(Deepak Bisaria)先生が
インド占星術家の役割について語っていました。
それをヒントに私独自の視点でインド占星術家の役割について書いてみました。
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人には二種類の人間がいます。
1.現在に生きる人
2.過去、現在、未来に生きる人
多くの人は2番目の生き方をしています。
過去を後悔し、現在に翻弄され、未来に不安を抱きながら生きています。
古今東西多くの聖者、聖人たちは1番目に生きることの大切さを説いています。
今に生きなさい、今を感じなさい、今を楽しみなさい・・・と。
インド占星術家の役割は2番目の生き方をしている人たちを
1番目の生き方に導くことです。
否定的なことを言って脅したり、怖がらせたりして、
何か高価なものを売りつけたりすることではありません。
今、起きている出来事に集中しなさい。
今、起きていることを受け入れなさい。
今、この瞬間を生きなさいと。
2番目のことをもっと具体的に言えば、
そのカルマは、インド占星術での4つの凶星によって表されます。
第一番目は火星です。火星は怒りです。
怒りは自分の思い通りにならない現実を受け入れられないことの表れです。
第二番目はラーフです。ラーフは欲望です。
ラーフは飽くなき現世的な欲求です。
それは心が満たされていないことの表れです。
だから、物質的な目に見えるものを取り入れて満たされようとします。
第3番目は土星です。土星は不安です。
死への恐怖です。生きることができないのではないかという将来への不安です。
そして、最後が太陽です。
太陽は自己中心的なエゴです。
私が中心でありたいというエゴです。
しかし、それは肉体的な私が自己だという勘違いです。
私たちの本質は魂です。
肉体をまとった私は私のすべてではありません。
この4つのカルマを強化して生きると
私たちは傲慢となり、不道徳になり
周囲の人達を苦しめ、自然を破壊します。
そして、何より自分自身を最も苦しめ、
自己を破壊することになります。
私たちはこの4つのカルマを滅っしてゆくことで
現在に生きることに近づいてゆくことができます。
この4つの心を束縛するカルマから自由になることで
心は喜びに満たされるようになります。
インド占星術家は私たちのこの心の中の汚濁、
カルマに気づかせ、それを消滅させる道へ導き
精神的な幸せへ向かわせることです。
そのためにはまず、インド占星術家自身が
日々瞑想をすることでこの4つのカルマを滅し、
今を生きられる人間に近づいていかなければなりません。
と書くと義務のようで、大変な修行をするようです。
この瞑想によってカルマを滅する道は
ある一線を越えて、心からこの意味を理解すると
この道を進まずにはいられません。
なぜなら、心が浄化すればするほどに
心は自由になり、
喜びに満ち溢れてくるからです。
瞑想をする人生が修行の人生なら、
瞑想をしない人生は苦行の人生です。
人々を導けるインド占星術家になれるよう日々努力していきたい。
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瞑想するならヴィパッサナー瞑想がオススメです。
http://www.jp.dhamma.org/