松下幸之助① 実業家の配置 ~ 神様の女房

今、NHK土曜ドラマで「神様の女房」で松下幸之助の生涯をやっている。面白そうなのでインド占星術で見て見ることにした。
実業家の配置のポイント
実業家とはどんな配置をしているのでしょうか。
私が見た中で実業家に特徴的なポイントを上げてみると。
1.ラグナが良い。
第1室に惑星が集中すると自分のことに集中できる。
2.第5室が良い。
自己実現のハウスなので自分のしたいことを実現したくなる。成功者の多くは好きな事をすればうまくいくと言います。それは第5室の強さなのでしょう。また第5室は創造力や知性、思考を表すので第5室が良いことはアイデアがあり、頭も良い。
3.第10室が良い。
社会的使命、天命のハウスです。ここに惑星が集中すると仕事人間になります。仕事に専念できるので成功しやすい。
4.第11室が良い。
願望成就のハウス。地位と名声、収入、欲望のハウスである。ここが強いとそれらのものを人生で強く求めるので成功しやすい。ただし、欲望に溺れる傾向もある。
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ホロスコープの分析
松下幸之助 1894/11/27 08:00 和歌山県 和歌山市
松下幸之助ホロスコープ
静的分析
松下幸之助を見てみると目立つのはラグナがとても強いことです。
第9室支配星の月と第10室支配星の太陽がラグナでコンジャンクションしています。これは最強のラージャ・ヨーガです。太陽は王様であり、社長としての気質、資質を持っていることを表しています。
また、月はグルのハウスである第9室の支配星です。教師としての資質を表しています。実際、彼は人に教えを説く数々の本を出し、経営の神様と言われています。PHP研究所を設立し、倫理教育も行なっているのは、ここから来ているのでしょう。
そして、第5室もラグナ支配星が在住し、ラーフとコンジャンクションし、ラージャ・ヨーガを形成しています。ただ、第5室に在住する火星は第1室と同時に第6室も支配し、第5室支配星は第8室に在住し、自己実現の中でさまざまな困難もあったことが示されています。
第10室は惑星は在住していませんが、第1室で第9室支配星とコンジャンクションしているので非常に強く良いです。
第11室はケートゥが在住しています。ウパチャヤである第11室に在住する凶星は最初は困難をもたらしますが、結果的には成功します。
動的分析 ダシャー・サイクル
松下幸之助VD
ヴィムショタリ・ダシャー・サイクルを見ると太陽期の始まった時期から非常に大きな成功を収めています。

1950年以降、長者番付で10回全国1位を記録(1955年 – 1959年、1961年 – 1963年、1968年、1984年)。また40年連続で全国100位以内に登場した。この時期の幸之助は「億万長者」であり、一生で約5,000億円の資産を築いたと推定される。

1951年に太陽期が始まり、1962年から月期が始まり、第1,9,10室絡むラージャ・ヨーガのダシャーが連続しています。1967年からは火星期、1974年からはラーフ期。これも第1室と第5室が絡みラージャ・ヨーガを形成しています。
生涯に渡って成功し続ける人は、マハーダシャーの流れを見ると明確にトリコーナが絡むダシャーが続いています。

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