松下幸之助④ 幼年期の病弱さと肺の弱さ ~ 神様の女房

松下幸之助ホロスコープ
生来的な体の弱さは第1室支配星の火星がガンダンタに在住し、ラーフとコンジャンクションしていることから来ています。幼年期に肺が弱かったのは、第4室と月が傷ついていることから表されます。肺は月と第4室に表されます。
土星が第4室を支配し、第12室に在住し、第8室と第11室を支配する機能的凶星の水星とコンジャンクションし、逆行した木星からアスペクトを受け、肺は健康面でとても傷ついています。
さて、出生図では月は減衰の星座に位置していますが、それほど強い傷つきが見られません。しかし、ここで分割図が重要になってきます。健康問題を見るときは出生図の他にドレッカナ、ナヴァムシャ、ドヴァダシャムシャ・チャートが重要になってきます。
分割図を順に見てみましょう。
ドレッカナ・チャート
松下幸之助-ホロスコープ-D3
月は減衰し、火星とコンジャンクションしています。
ナヴァムシャ・チャート
松下幸之助-ホロスコープ-D9
太陽とラーフのパーパ・カルタリ、土星と火星のアスペクトを受け激しく傷ついています。逆行の木星のアスペクトも受けています。
ドヴァダシャムシャ・チャート
松下幸之助-ホロスコープ-D12
火星とコンジャンクションし、太陽と土星のパーパ・カルタリ、逆行木星のアスペクトを受けて傷ついています。
分割図を見ると月は非常に傷ついているのがわかります。健康を見るときはこれらの分割図を見ることもとても大切なのです。
1989年4月27日 気管支肺炎で亡くなりました。亡くなったときはラーフ/水星期でした。ラーフはアンコンディショナル・キラーで寿命が来た時に死をもたらします。ラーフは第1室支配星の火星とコンジャンクションし、体を傷つけています。
水星は第8室と第11室を支配し、機能的凶星として第4室(肺)支配星の土星とコンジャンクションし、肺を傷つけています。ディスポジターの金星は第7室と第12室を支配し、マラカで第1室に在住し肉体を傷つけています。これらの理由でラーフ/水星期に肺炎による死が訪れました。

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