第7室への火星の在住は結婚関係で問題の出る典型的な配置です。
インドでは、クジャ・ドーシャとしてとても恐れられています。
第7室火星は配偶者に先立たれる配置とされています。
また、第7室の火星には火星的な性質の配偶者、暴力、争い、離婚、不倫という意味もあります。
しかし、その出方も色々でそう単純ではありません。
以前見た、魚座ラグナの方の第7室の火星在住。
この方は火星のマハーダシャーはとても幸せな結婚生活を送られていました。
それはなぜか?
第7室の火星は第2室と第9室を支配しています。
第9室は最高のトリコーナハウス。幸運のハウスです。
パートナーは決して怒らない寛大な
とてもいい尊敬できる人だったそうです。
第9室は幸運のハウスであり、同時にグル(個人指導の先生)のハウスです。
だから、とても尊敬できる人物がパートナーになります。
それではこの人はそのまま幸せな結婚生活を・・・。
とはいかず、その火星のカルマは火星のその終焉解とともに
次のラーフ期に自らの過ちによりあえなく離婚に・・・。
旦那さんは最後までいい人だったそうです。
過ちを犯す彼女を最後まで父親(第9室)のように気遣い、見守っていたそうです。
第7室火星のカルマはホロスコープによって、いろいろな形で現れます。
ホロスコープの読み方は支配ハウスも含めて総合的な判断力が必要なのですね。
「第7室火星=悪い」と単純に考えることはできないのですね。