環境破壊、紛争、戦争、体の病気、心の病気、
行き過ぎた競争社会、貧富の格差、南北問題・・・・・。
世界には苦しみや悲しみに満ち、さまざな問題が溢れている。
今まで、環境活動をしてきた。平和活動のデモに参加してみたこともあった。
マクロビオティックを実践し、自らの病気を治し、
食こそが世界を平和にするものだと思ったりした。
そして、インド哲学やインド占星術を学んだ。
日々、お釈迦様のヴィパッサナー瞑想を実践するようになった。
瞑想をして、自分の心を浄化していき、心が少しずつ平和になり、
満たされてきた時、すべての根本原因はたった一つであることに気づいた。
それは人々の「心が満たされていない」ということでだ。
それがすべての問題を引き起こしている根本原因だと思う。
私たちの心は、恐れと悲しみ、渇望と混乱、怒りや妬み、プライドなど、
さまざまな否定的な感情で満ち満ちている。
それらの感情はストレスを心と体にもたらす。
満たされない心を満たすために、
地位や名声、権力、お金、資産、過度な食欲・性欲・物欲など、
目に見える物質的なものや感覚的快楽で満たそうとする。
それらを過度に追い求めるために心も体は病気になる。
それらを過度に追い求めるために人々は奪い合い、傷つけあい、争う。
勝者は敗者になることを怯え、より強い力、権力と富を追い求め続ける。
勝者もまた満たされないがために追い求め続ける。
敗者は勝者を妬み、自己を否定し、心も体も病気になり、惨めになる。
時には自殺に追い込まれる。
それらを過度に追い求めるために自然を破壊する。
たくさんのものを所有すること、消費することで心を満たそうとする。
それらを過度に追い求めるために人間関係は破壊される。
自らの心が満たされていないために、
与えることより相手が自分を満たしてくれることを求める。
お互いにそれをすることで、関係は壊されていく。
それは自らの心が渇いているからである。
この世界のすべての問題の根本原因は「満たされない心」にある。
怒り、不安、渇望、混乱、悲しみ、プライドがあるから心が満たされない。
これが負のカルマである。
これらの感情を手放すことで、人は心からの愛、感謝、喜びに満たされる。
心は穏やかになり、調和し、平和になる。
自然と調和した暮らし、健康な体、良い友人関係に自然となってゆく。
「満たされない心」を否定的な感情を手放していくことで心を満たしていくことが
すべての根本原因を解決することなのではないかと思う。
環境問題、貧富の格差、戦争など個々の問題に対して、
現実的に対処していくこともとても大切だ。
それと同じくらいにこの根本原因を見ていく、解決していくことが、
本当の意味で幸せな社会を築く大切なことだと私は思う。
月別アーカイブ: 2011年10月
スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツの親交
スティーブ・ジョブズについて調べていたら意外なことが出てきた。
wikipediaより
業界でジョブズにまつわる人物は数多いが、中でもマイクロソフトのビル・ゲイツは同い年ということもあって、独特のライバル関係にある。世間では確執が語られることが多いが、プライベートでは意外に親交が深いことで知られている。互いビジネスの才覚については高く評価している。
相性を見てみると・・・・。めちゃくちゃいいではないか!
プライベートの相性といえば、月の相性です。
月は1-1の関係。これは意気投合する似た者同士。
月は2人ともうお座。しかも、ナヴァムシャではビル・ゲイツがうお座。
スティーブ・ジョブズはさそり座。これもベストにいい。
ラグナは3-11の中の良い友人関係。
太陽は最も相性のいい5-9の関係。
水星も5-9の関係。
金星は3-11の関係。
こんなに相性がいいのも珍しいくらいだ。
ビル・ゲイツは次のような追悼の意を表している。
「スティーブ・ジョブズ氏の悲報をうけ、ひどく悲しんでいます。メリンダと私から、彼の家族そして友人の方々、そして彼の功績に関わった全ての人に謹んでお悔やみの言葉を申し上げます。
スティーブと私が初めて会ったのは30年近く前のことでした。それからずっと同士として、競争相手として、そして友人として、人生の半分以上を共に過ごしてきました。
スティーブほどインパクトのある人間が現れるのはそうありません、その影響は多くの世代に受け継がれていくでしょう。彼と一緒に仕事をする機会があった我々は本当に幸運でした、とても光栄なことでした。スティーブ、君がいなくてとても寂しくなるよ。」
「寂しい」というのは本当に本心からの言葉なのだろう。
マイクロソフトvsアップルと思うが本人達は親交が深かったというのもうなづける関係性でした。
永遠のクリエイター スティーブ・ジョブズ② 膵臓がんと肝臓移植
今日は昨日に引き続き、スティーブ・ジョブズについて医療占星術です。
膵臓がんを患い、肝臓移植を受けた理由について書きたいと思います。
膵臓がんと肝臓移植
膵臓も肝臓もインド占星術では第5室と木星が担当します。第5室は創造性や知性という面ではとても素晴らしかったのですが健康面という意味では大変傷ついていました。
・凶星のラーフが在住します。しかもそれはMBです。
・機能的に凶星化した金星が在住します。これもまたMBから1度以内です。
・第5室支配星の木星は凶星のケートゥとコンジャンクションしています。
・木星は第5室と同時に第8室も支配し、第5室をアスペクトし傷つけています。木星は逆行もしているので生来的吉星としての力を失い凶星化しています。
・高揚の星座に在住する土星も第5室にアスペクトしています。土星は生来的にも機能的にも凶星です。しかも生来的凶星は高揚の座に位置することで健康面において更に凶悪化します。
これだけ第5室と第5室支配星、木星が傷ついていると肝臓や膵臓の病気を患うのもやむを得ないことです。
膵臓がんが発見されたのは太陽-ラーフ期です。太陽は第1室支配星でマラカの第7室に在住しています。ラーフは生来的な凶星であり、第5室に在住しているため膵臓と肝臓を傷つけています。まさに膵臓を患うときでした。
永遠のクリエイター スティーブ・ジョブズ①
2011年10月5日 コンピューターや携帯電話にその魅力的で洗練された機能とデザインで革命を起こしたカリスマ、ステイーブ・ジョブズが亡くなりました。追悼の意を表したいと思います。このような人々を楽しませる商品を次々と生み出した天才が若くして亡くなったのは本当に残念なことです。
さて、今日は彼についてインド占星術で検証してみたいと思います。
◆ 出生時刻について
彼の出生時刻に関するデータには2つの情報がありました。
1955年2月24日 アメリカ カリフォルニア州サンフランシスコ
① Astrodatabank 19:15 ② Astrotheme 6:00
細かい検証は省きますが、検証の結果①を採用しました。
これを読んでいる方も鵜呑みにせず、検証してみてください。
◆ 創造性、デザインセンス
その人の創造性は第5室に表されます。第5室は金星がヴァルゴッタマで在住し、ラーフとコンジャンクションしています。ラーフは第5室に在住すると単独で高い独創的な創造力を発揮します。それに金星が加わることで美的センスも加わります。
更に木星がアスペクトバックし、第5室を更に強めると同時に木星の功徳が更に創造性を高めます。この木星もまたヴァルゴッタマです。0度40分という極めて緊密です。そして、第5室は知性や思考も表し、極めて高い創造力と知性を持っていることがわかります。それが火の星座で構成されることで燃え上がる激しい情熱も伺わせます。
wikipediaによると
1972年オレゴン州のリード大学へ進学した。ジョブズは、大学に半年間通ったが、自分が大学院の教授より優れていることを知り、大学にいても意味が無いと言って中退してしまう。
かなり、傲慢とも受け止められる考えですが、これだけ素晴らしい第5室を持っているとそういう風に考えてしまうのもうなずけます。さすがダビンチやエジソンなどと称される天才と言われるだけのことはある素晴らしい第5室です。
そして、完璧主義で徹底的に削ぎ落した洗練されたデザインを生み出すところはは高揚の星座に在住する土星の影響です。土星は慎重でストイックで完璧を求める惑星です。それが高揚の星座に位置し、極めて強い影響を与えます。しかも、金星と0度01分という極めて緊密なアスペクトを形成しています。これが完璧主義の所以でしょう。
また、大学を中退したのはこの強い土星が障害となったのだと考えられます。
◆ 独創的な発想はどこから来るのか?
・第5室にラーフが在住します。
・第5室支配星の木星はケートゥとコンジャンクションしています。
・太陽がみずがめ座に在住します。彼がイノベーションを起こしたというのはこの独創性と改革・革命も関係しているでしょう。
・月が想像力豊かなうお座に在住しています。
彼のホロスコープは独創性、発想の豊かさで満ち溢れていますね。
◆ 技術系の才能
才能や能力もまた第5室に表されます。コンピュータという扱う技術者の才能は第5室への凶星の影響からです。第5室にラーフが在住し、土星がアスペクトしています。コンピュータのハード面を扱える才能を示しています。
また、第5室支配星の木星はケートゥとコンジャンクションしています。ケートゥはプログラミングの惑星です。彼はハードを扱うと同時にコンピュータのソフトウェア面を扱う才能もあることを示してます。第5室支配星が情報を扱うのを得意とするふたご座でコンジャンクションしているのもソフトウェアを扱うことができる一つの大きな要因だったと考えられます。
人生を変えることは自分が変わるということ
多くの人は苦しみや悩み、病気が起きた時、「いかにしたら」解決できるかを考える。しかし、本当に大切なことは「なぜ?」だと思う。原因があって結果があるのだから。「なぜ?」を問い、自分を深いとこで見つめ、自分自身を変えることをする。それが出来る人は、人生は歳を重ねれば重ねるほど、良い方向に幸せなものに変わっていく。
「いかにしたら」で考える人はとりあえず自分が変わることではなく、結果だけを良くしようとする。苦しみから逃れるために、ストレス発散してくれるものを求めたり、表面的な解決法を探す。そうゆう人は深い部分で自分に問題があることから逃げたい、認めたくないのだと思う。そうするといつまでたっても問題は解決しないし、病気なら病気はよくならない。歳を重ねるごとに人生は辛いものなってゆく。
人生を良くするために大切なことは「なぜ」を問うことだと思う。原因を見つけて、それを素直に受け入れ、今までの自分を手放すこと。苦しんいる人ほど、自分が変わることを拒む、自分が変わることを拒むから苦しむのだと思う。自分が変わることを素直にできる人は幸せになってゆけるのだと思う。
近代天皇家四代に見る王様の星の配置
近代の天皇陛下四代のホロスコープを出してみた。
●明治天皇
仕事の第10室に太陽が在住している。
●大正天皇
ラグナがしし座にあります。
●昭和天皇
威厳や品位を表す第5室で太陽が高揚し、火星と星座交換しています。
更にそこにラグナ支配星の木星がアスペクトし、王としての威厳を更に高めています。
●今上天皇
そうしたら王様としての配置が見えてきた。
・ラグナが王様の星座である獅子座。
・ラグナに王様を意味する太陽が在住する。
・社会的職業や使命を意味する第10室に王様の太陽が在住する。
・威厳や品位を表す第5室(5番目の星座であるしし座に関連する)に太陽が在住している。
王様はやはり獅子座と太陽が関わるのだということが明確にわかり興味深い結果だった。
生まれながらにして、王になることが運命づけられていたのだ。
人それぞれ、生まれながらにして与えられた役割があるのだということを感じさせられる。
ちなみに第1室支配星が獅子座に在住することも王様的な気質であることを表す。
昨日取り上げた、アマチも第1室支配星が獅子座に在住する。
最終日に衣装を変えて登場する姿は正に女王だ。
第1室から読み取れること
第1室は自分自身を象徴する最も重要なハウスです。第1室から様々なことが読み取ることができます。
◆ 性格と資質、才能
第1室の星座は自分自身の性格、資質、才能を表します。もし惑星が第1室に入っていたら、その惑星の性質も強く帯びることになります。アセンダントの度数に近い惑星ほど強い影響を及ぼします。また、第1室の支配星の在住する星座の性質とその支配星に影響を与える惑星の性質も自分自身の性質に影響を与えます。
◆ 幼年期の環境
第1室は幼年期の環境を表します。土星がもし在住していたら、幼年期は抑圧された困難な環境であることを表しています。木星が在住したりすれば、伸び伸びとした恵まれた環境を表します。幼年期の環境がその人の性格、気質に大きな影響を与えることを意味しています。
◆ 肉体の健康
第1室に凶星の影響が強いと健康面の損ないやすくなります。機能的な吉凶に関わらず、凶星は健康面に悪影響を与えます。それはなぜかというと凶星は頑張る惑星だからです。頑張るということはストレス、肉体に負荷がかかります。例えば、土星であれば忍耐強く頑張ります。火星であれば情熱的にアクティブに頑張ります。凶星が入ると頑張り屋さんですが、健康面ではそのストレスのために病気になりやすくなります。吉星が入ると気質はおおらかになり、無理をしないため健康面には恵まれます。
◆ 人生の方向性
第1室の支配星が入るハウスが人生の方向性を決めます。例えば、第9室に在住すれば精神性を向上させることが人生の重要なテーマになります。第10室であれば仕事、第8室であれば研究など在住するハウスの象意が人生において重要なテーマとなります。
◆ 仕事
第1室の星座とそこに影響を与える惑星から資質、才能がわかるので、その能力を生かした仕事が向いた仕事になります。
◆ 幸福
吉星の影響が強ければ、性格はおおらかになり、人間関係も良好となり幸福感を与えます。凶星は頑張る人になりますが、ストレスも多く、人と調和的な関係を築くことが難しくなります。
◆ 容姿
星座の特徴を持った容姿になります。特に吉星の影響が強いと容姿に恵まれます。金星は美の惑星なので大変容姿に恵まれます。トリコーナの支配星も容姿に良い影響を与えます。水星は少年少女のような若々しい容姿を与えます。火星は筋肉質な逞しい肉体を与えます。
その他に、家柄や家系、出生地、住居なども表します。
第1室には吉星やトリコーナの支配星が入ることが望ましい影響を与えます。凶星が入ることはあまり望ましくありません。しかし、第1室だけで人生のすべてが決まるわけではないので、第1室に凶星が入っているからといって嘆くことはありません。恵まれない環境に生まれても、それを克服するために成長してゆくこともできるからです。第1室は人生の始まりにおいて重大な影響を与えますが、それは努力次第で克服できるものです。