今日は改めて、
何のためにインド占星術を学ぶのだろうかと考え
それを以下5つにまとめてみました。
1.天体(ほし)が人生に影響を与える宇宙の法則を理解する。
2.この世界の真実を見
インドの聖人、パラマハンサ・ヨガナンダの著書「あるヨギの自叙伝」にインド占星術に関するとても興味深く、インド占星術とは何のかを知るの役立つ記述があったのでご紹介します。
第16章 運星をかわす
「ムクンダ(パラマハンサ・ヨガナンダ)、お前も星学の腕輪をはめなさい」
「私がですか? 先生、でも私は星学(※1)なんか信じません」
※1 「Astrology」のことを星学と訳しています。現代の日本では占星術と訳していますが、この本が訳された頃は「Astro(=星)+logy(=学問)」、星の学問という意味で星学と訳されていました。これが本来の誤解のない占星術に対する理解なのでしょう。
「これは信ずるとか信じないの問題ではない。どんな事柄に対しても、われわれの取るべき科学的態度は、それが真実であるかどうかということになければならない。引力の法則は、ニュートンが発見する以前に同様に働いていたものだ。もし、法則というものが、人間が信じなければ働かないとしたら、宇宙の秩序は混乱してしまうだろう。
古代の科学であった星学を、今日のような不名誉な地位に転落させたのは、知ったかぶりのニセ星学者たちだ。星学は数学的にも哲学的にも、あまりに広大な学問であるため、よほど達者の者でなければこれを正確に把握することはできない。だから、なまはんかな知識の先生たちが星位の正確な意味を読み違えてゆがんだ解釈しかできなかったとしても、それはこの不完全な世の中にはありがちなことだ。だからといって、そのような先生たちと一緒にまことの知恵まで葬り去るのは間違いだ」
これを読むと改めて、知ったかぶりなどできない、もっと真摯に深び続けないとなと感じます。