今回は投資家であるウォーレン・バフェットのホロスコープを分析してみます。彼はアメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善活動家です。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めています。また、2016年は世界長者番付で第2位の大富豪です。
彼は2006年6月に資産の85%にあたる374億ドルを慈善財団に寄付すると発表しています。
彼の娘であるスーザンは、次のように言っています。
「お金を儲け続ければ、その分たくさん寄付できるという考えを父は持っていました」
「母も黙って、実に多くのことをしていました。実際、母はわたしが高校生の時に奨学金制度を始めました。年に2〜3人の子どもだけでしたが、寄付できるお金が手元にあればすぐに寄付していました。両親はどちらも、慈善活動について人々から感謝を求めるようなタイプではありません。そして当時、母が父以上に慈善活動に熱心だったのは確かです」
そして、たくさんの寄付をしてきたが、それを自慢するようなことはなかったといいます。
このような特徴はどこに現れているのでしょう。太陽が9室で定座に在住しています。9室が無傷であるため、まともな倫理観や道徳観を持っていると読むことができます。また、この太陽は獅子座にあり、人々のため、公の活動をしたい傾向をしめしています。
更にこの太陽は海王星と3度という比較的近い度数でコンジャンクションしています。海王星は「無私の愛」の惑星であり、優しい慈善的な惑星です。太陽が無傷で海王星と関係しているために、慈善的な活動をすることは彼にとって、魂(太陽)の求める自然なことなのでしょう。
世の中には偽善的な人もいますが、占星術の観点から見ると、本心からやっているのではないかということが伺えます。金持ちは欲深いと思いがちですが、そうでない側面を持った人もいるというのがわかりますね。