先日、11/30より第1期コンサルタントのためのインド式運命学講座が始まりました。お陰様で無事講座を始められたことが、大変ありがたく、とても感謝しています。ご参加頂いた皆様、誠にありがとうございました。
さて、第1回は教育運をテーマにしました。第1回のこのため200個近くのホロスコープを出して検証したと思います。第1回・・・なんとかやりきった感で気持ちがいっぱいになりました。
インド占星術の本で教育運は5室を見ればわかるということで検証してきましたが、どうもそれだけでは説明がつかないケースがある。説明はつくがちょっとこれは強引過ぎないかというものがありました。
それはなぜなのか、今回の研究でようやくわかりました。それをフランスの若き大統領 エマニュエル・マクロンを事例に解説していきたいと思います。
彼のホロスコープでは5室には惑星がありませんが、金星支配の星座で、金星がアスペクトしています。そして、土星のアスペクトもあります。彼は高校生くらいの年齢の時に、ピアノの学位を取得しています。これは5室に音楽や芸術を表す金星が関わっているためです。
しかし、大学では、哲学を専攻し、その後、パリ政治学院に入っています。その影響は5室を見てもいまいちはっきりとは表れていません。では、なぜ、彼は哲学や政治方面を選んだのでしょうか。
それは、水星によく表れています。水星は知的好奇心の分野を表しています。その水星は哲学を意味するいて座に在住し、哲学を意味する木星から緊密な度数のアスペクトを受けています。また、水星は政治を意味する太陽とも緊密にコンジャンクションしています。
また、彼の1室支配星は火の星座である獅子座に在住しています。そして、月は火の星座である牡羊座に在住しています。更に太陽は火の星座であるいて座に在住しています。主要なポイントはすべてリーダーシップを意味する火の星座にあります。
特に公のことを考えるしし座といて座の影響が政治家としての傾向を強くしています。そのため、彼は政治の道に進んだことが考えられます。
このケースからわかることは、専攻分野を見るには5室は有効ですが、それだけでは読み取れないことがあるということです。その場合、その人の性質を表す1室や1室支配星、知的好奇心の水星などもみる必要があるということです。そして、医療占星術の検証の時と同様にアスペクトの緊密度も非常に強い影響を与えているということでした。
んんん、深めれば深めるほど、宇宙の法則は奥が深くて面白いですね。