今回は徳仁天皇陛下の教育運について読んでみます。
徳仁天皇陛下の教育に関わる経歴を見ると次のようなことが挙げられます。
(1)1966年4月8日、学習院初等科に入学
(2)学習院高等科時代は、正規の授業のほか、「将来の天皇」としての素養を身につけさせるという目的の下で、御所におけるご進講の形で「歴代天皇の御事跡」や古事記、日本書紀、万葉集、平家物語から比較神話学、文化史、文化人類学、時事問題などを幅広く学習。
(3)1982年(昭和57年)3月に学習院大学文学部史学科を卒業(文学士)。
(4)その後、同大学大学院人文科学研究科博士前期課程に進学。
(5)史学、中世の交通史・流通史という人文科学・社会科学に近い分野を専攻。
(6)1983年から1985年にかけて、オックスフォード大学マートン・カレッジに留学。テムズ川の水運史について研究。
(7)1988年には、学習院大学大学院人文科学研究科の博士前期課程を修了(人文科学修士)
●教育運の静的分析
徳仁陛下の高等教育を意味する5室を見ると5室支配星である火星が高揚し、吉星である金星とコンジャンクションし、教育運が良いことが見られます。
ナヴァムシャでは、5室には定座で強い水星が在住し、やはり、教育運の良さが見られます。
●専攻分野の分析
どんな高等教育を受けるかどうかも分析してみます。陛下の専攻分野は人文科学、社会科学、歴史です。歴史は木星や土星の影響、人文科学や社会科学は金星の影響によってあられてきます。
高等教育の5室支配星の火星は歴史や考古学を意味する土星支配の星座に在住しています。また、人文科学や社会科学を意味する金星と比較的近い度数でコンジャンクションしています。ナヴァムシャでは出生図の5室支配星である火星は高揚する金星とコンジャンクションし、木星支配の魚座に在住し、やはり、専攻された分野の傾向が表れています。
以上、出生図だけの簡単な読みでしたが、
それだけでも教育運についてよく表れているのがわかります。
「コンサルタントのためのインド式運命学講座」の中では、メルマガにはとても書ききれない最高度な分析法を紹介します。
出生図、ナヴァムシャ、チャトルヴィムシャムシャの分割図を駆使し、ダシャーの検証も含めて、教育運の良さ、専攻分野、留学、ダシャーによる時期的な流れを徹底的に見ていきます。