インド占星術基礎講座の受講生限定コンテンツから、その一部をご紹介します。
今回はラージャ・ヨーガとダーナ・ヨーガを実際に検証していきます。ホロスコープでこれらのヨーガが成立していると、ヨーガを構成している惑星のヴィムショタリーダシャーの時期に成功したり金運がよくなります。
会社員の方のホロスコープです。ずっと経理の仕事をしたいと思い、Ra / Su期に転職できたそうです。以前転職活動をした時は上手くいかず、練習のつもりで久しぶりに活動したら、面接1社目でよい会社に入れたそうです。
Ra / Su 期をホロスコープでみていきましょう。Ra(ラーフ)は魚座に在住し、魚座の支配星である木星(Ju)として振舞います。支配星の木星(Ju)はケンドラ・ハウスの4室と7室を支配し、トリコーナ・ハウスの9室を支配する金星(Ve)とコンジャンクションしてラージャ・ヨーガを作っています。
そのためRa期はラージャ・ヨーガの時期となり、希望の転職に成功しました。さらにSu(太陽)は願望成就を示す11室に在住しているので、自分のやりたいことが実現しやすいです。このようにハウスの配置により、具体的にどういう成功が起こるかがわかります。
何かやりたいことがある人は、あらかじめラージャ・ヨーガの時期がわかれば、その時期にチャレンジしたいことをすると成功しやすいと考えられます。逆にラージャ・ヨーガがない時期は、今は準備段階と思ってやっていくといいですね。
Ju /Me期には契約社員から正社員となり収入が上がったそうです。アンタル・ダシャーのMe期はダーナ・ヨーガの時期です。ホロスコープを見ると、水星(Me)はケンドラ・ハウスの1室を支配していて、収入を示す11室を支配している月(Mo)と相互アスペクトしています。
正社員となったのは水星が社会的評価を示す11室に在住し、Ju期はラージャ・ヨーガの時期なので、社会的成功として会社からの評価が上がったためと読めます。
(リーディング:ミチユウ 文章:マニ)
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