昨年2022年は、1月から動画でインド占星術を学べるインド占星術学習サロンを始めました。
私が学び、研究してきた成果をすべてスライドにまとめ、動画でわかりやすく、たくさんの具体的事例のホロスコープから学べるようにするという星経学ラボの一大プロジェクだ。月に90分の動画を少なくとも5年間を作り続けることを予定している。
お陰様で、多くの方に会員になっていただき、2年目を継続することができている。サロン会員になり、ともにインド占星術を学び続けてくださっている皆様には心から感謝です。
このプロジェクトは、私にとって大きな挑戦でもあった。一人パソコンに向かってしゃべるというのは、非常に話しづらく、元々話を流暢にできるタイプではないので、言い直し、どもりなどがたくさんありたいへんだ。そして、、そうゆう余計な部分をカットする動画編集をするという、はじめた当初はとてつもなく大変な作業だった。
毎日動画制作をし、モニタに向かい続けるため、目がしょぼしょぼになり、かなり肉体的負担があり、大きなストレスでもあった。
そのため、始めて3ヶ月ほどして、ストレス性胃腸炎になり、食欲が激減し、お腹を壊し、食べると胃が痛くなるという大変な状態に陥ってしまった。
何とかして治そうと鍼治療、西洋医学、漢方薬、アーユルヴェーダ、断食と様々な治療を試み、仕事の環境、やり方を見直していった。その時期をインド占星術でみたとき、土星のトランジットが極めて正確に作用していたことが本当に驚きだった。
最初に体調が最も悪化した日には鍼灸院に行った。その日は、ちょうどストレスや困難、病気を意味する土星がオーブ1度以内で、アセンダントをトランジットし、肉体的不調を引き起こすことを示していた。
そして、結局、漢方薬で治すことができた。しかし、とある会でお祝いの食事会に参加する機会があり、かなり食べ過ぎてしまうことがあった。それが原因でその日から再び胃腸炎がひどく悪化することになってしまった。
インド占星術で、その日のトランジットを見てみると、ちょうど土星が肉体を意味する1室支配星に正確に1度以内でアスペクトしていた。それは、再び体調悪化するタイミングにちょうどなっていた。
驚くべき正確さのトランジットで、私たちは星の影響を受けている。すべては宇宙の計画通りなのかと思うと、とても驚愕的としかいいようがない。
そして、結局、2022年の1年間は、土星のトランジットがアセンダントから3度以内を行ったりきたり、通過している間が体調不良の期間だった。最終的に治ったのは、土星のトランジットの逆行が終わり、順行で山羊座から水瓶座に完全移行した2023年の年始のころからだった。
星の影響、おそるべしだ。
この経験からやはり、星の影響に抗うことはなかなか難しいということを感じたと同時に、自由意志によって、運命を好転できるということをより確信をもって感じられた。
それはなぜかというと、これがもし遥か昔の治療法がない時代や経済的な理由で医者にかかれなかったり、自分の考えに固執して、治療を受けなかったり、一つの治療法に執着して治すとこができなければ、確実に悪化していたはずだからだ。
医療が現在のように発達していない時代は、人生50年だった。私は現在44歳。もし、治療を受けなければ、症状がさらに悪化し、胃潰瘍や何かのさらに重篤な症状になり、50歳前に亡くなることになっていただろうからだ。
ダシャーで見ても、体調を崩したのは1室の支配星の土星が病気の8室に在住する土星/土星期だった。そして、今現在は土星/水星期。水星は減衰し、6室に在住し、連続して悪い時期が続いているので悪化してもおかしくない時期だからだ。
今回の治療で西洋医療の薬も飲んだ。しかし、一時的には治ったが、すぐに副作用が出て、薬を飲むのを中止して、漢方薬に切り替えた。もし、西洋医学に固執していたら、もっと悪化していたかもしれない。
幸いにも、私には代替医療を含め、様々な治療を試してみようと思う柔軟性があり、またそのための良い先生が身近にいたので治すことができた。
今回のことから、星の影響は絶大だが、それに対して、自由意志を使って、どのように判断し、対処するかが人生に大きな影響を与えているのではないかということを身を持って体感することができた。
星の影響やカルマを乗り越えて、より良い人生を生きていくには、心を浄化して、怒りや不安などのネガティブな感情を手放し、柔軟な考え、真理の智慧を学んでいくことが大切なのだ。運命はあるが、自由意志を活かすことで、私たちは人生を悪い方向にも良い方向にも変える余地があるのだ。
インド占星術学習オンラインサロン2023 基礎
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http://michiyuu.info/jyotish/kouza/entry154.html
どうぞよろしくお願いします。