今日は「セラピストのためのインド占星術講座」のコンテンツ作りをしています。改めて、今まで研究したことの見直しています。
今日はその中から、イチローを事例にご紹介します。
健康に恵まれているといえば、やはりスポーツ選手です。スポーツ選手は肉体的な強さ、丈夫さがあります。それがどのように表れているのでしょうか。
健康を見る上で、最も大切なことはラグナとラグナ支配星の強さです。
イチローのホロスコープを見るとラグナには吉星である金星が在住し、ラグナを保護しています。ラグナ支配星は牡羊座で定座に在住し、ラグナを強めています。
火星は戦士の惑星であり、闘争心に溢れる惑星です。また筋肉も意味します。それが強い状態にあることは筋肉があり、肉体的な強さがあることを示しています。
一方、心を表す月は獅子座に在住し、ヴァルゴッタマになっています。月がヴァルゴッタマになっていることは一つの目標を定め、それに向かって邁進するブレない心を表しています。
しかし、ここに不安、自己否定、自信をなくす、土星がアスペクトしています。これはイチローがメンタル面ではそれほど強くないことも示しています。
また、太陽も減衰し、12室に在住するため、自信に溢れたタイプではないことを示しています。
イチローについて検索するとイチローの自己管理のために実践していることとして、「スポーツ新聞を読まない」ということをしているそうです。
これはイチロー自身がメンタル面で強くないことを自覚しており、自信を失うようなことを極力排除し、心の安定化を図っているということです。
自分の弱さを自覚し受け入れ、それに対処することで、人生の問題を克服することにつながってきますね。
セラピストのためのインド占星術では、心と身体について徹底的に深めていきます。セラピストでなくとも、こういった視点を持つことは、人生をより良く生きるために大いに役に立ちます。