先日、経営者の皆さんと一緒に食事をする機会があり、経営に関するお話を色々と聞きました。数10人から100人以上の会社の経営者さんなので、個人事業でやっている私からすると想像絶する金額の借金や苦労話でした。経営者の方々は、本当にたくさんの困難、障害を乗り越えてきているのだということに驚きと感銘を受けました。
その中で一つ印象的な言葉がありました。「経営者は度胸だ」ということです。経営者というと頭が良くないとできないと勝手にイメージしていましたが、実際はそうではありません。結構、勉強嫌いだったという方も多くいます。ある一人の方は勉強が本当に嫌いでほとんど学校には言っていなかったと言っていました。それでも今は億単位の売上をあげている経営者です。聞いていると、適応できなかっただけで頭は良かったのではないかとも思いましたが、頭が切れるというわけでもなさそうです。
ただ、そこにいた経営者に共通していたのは「度胸」が半端ないということです。さて、それは占星術的に何故なのか知りたく見てみました。「経営者は度胸」だと言った経営者の方は太陽と火星が蟹座で2度以内でコンジャンクションしていました。蟹座の火星は減衰ですが、太陽とこれだけ緊密にコンジャンクションしていると、行動力、度胸、決断力は人並み外れています。
話を聞いていると数千万円単位の借金を何度もして、事業を大胆に発展させ、動かしてきています。プライベートでもマラソンが大好きで、ハードな修行がしたいと言っていました。さすが、まさに火星ですね。
火星は戦士の惑星であり、リーダーの惑星です。経営者という方にはこの火星のパワーが必ず必要なのだと実感させられました。経営者には水星の知性もあったらなお良いのでしょうが、それよ
り火星の勇気、大胆さ、行動力、決断力の方がよっぽど大切なのだということです。
そして、更に蟹座の太陽と火星というのがまた興味深く、全く人と争うタイプではなく、とても謙虚な方です。蟹座らしく、とても面倒見がいい方で、地元に貢献するために社会不適応と烙印を押されてしまいそうな若者でも雇って、家族のように大切にして育てていっています。
このように一見矛盾するような、蟹座の気の弱い優しさと火星のアグレッシブさの性質が両立して表れていることがよくわかりました。人を理解するためのツールとしての占星術の奥深さは本当に興味深いですね。