東条英機とフランクリン・ルーズベルト

東条英機とフランクリン・ルーズベルト

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

東条英機とフランクリン・ルーズベルト

マンデン占星術講座をするにあたって、日本の近代史について様々な本を読んだ。今まで学校で習ってきたこと、一般的に思わされてきた「日本は悪い国」というイメージとはかけ離れたものだったことが、本当に衝撃的だった。

 

そこで、この歴史の真実を占星術的にどう表れているのか検証してみることにした。

 

私たちが罪悪感を抱かされている日本が真珠湾攻撃をしてはじまったとされる太平洋戦争だが、色々調べていくと日本は戦争をしたくなく、回避するために平和交渉に平和交渉を重ねて最終的にアメリカに追い詰められて開戦を決意したというのが本当のところのようだ。

 

その時の日本の首相は東条英機、アメリカの大統領はフランクリン・ルーズベルトだった。この2人にホロスコープを見比べるとはっきりとしたことが読み取れる。

 

東条英機は出生時間が不明だが、推測の結果、獅子座アセンダントではあるが、アセンダントは考慮しないで見る。

 

東条英機

 

太陽と木星は蟹座でコンジャンクションして、スーリヤ・グル・ヨーガを形成している。これは高貴さ、堂々とした威厳、権威などを表す。また、太陽と木星のコンジャンクションには、教師・個人指導の教師(グル)・宗教的な目的の遂行に従事する・支配者からの栄誉・支持者や財に恵まれる・広く高名をはせる・他の人に善いことをする、等の古典的象意がある。

 

そこに土星のアスペクトがあるが、これはより誠実さ、真面目さが増すものになる。また、このヨーガが蟹座で形成されているのは、蟹座の愛情深さ、面倒見の良さ、思いやりの深さが、高揚の木星の慈悲心で更に高まることになる。

 

また、心を表す月は、愛と調和で平和を求める天秤座にあり、しかも凶星のアスペクトもなく、完全に無傷である。

 

そして、水星は太陽支配の凶星支配の星座だが、それ以外の惑星はすべて、吉星が支配する星座に在住している。これも大変恵まれた平和的な人物を表す配置をしている。

 

その特徴をよく示すものとして、太平洋戦争中にアジアの国々を欧米列強の支配から独立するために1943年に大東亜会議を開き、次のような宣言を出している。

 

大東亜共同宣言

 

世界各国が、民族毎に自分たちの土地を持ち、お互いにたすけあって、ともに国家として発展し、みんなで明るく楽しみをともにするためには、まず世界平和の確立がその根本です。

 

けれども米英は、自国の繁栄のためには、他国や他の民族を無理矢理押さえつけ、とくに東亜諸国に対しては飽くなき侵略と搾取を行い、東亜諸国の人々を奴隷するという野望をむきだしにし、ついには東亜諸国の安定そのものを覆(くつがえ)そうとしています。

 

つまり、東亜諸国の戦争の原因は、そこにその本質があるのです。

 

そこで東亜の各国は、手を取り合って大東亜戦争を戦い抜き、東亜諸国を米英の押さえつけから解放し、その自存自衞をまっとうするために、次の綱領にもとづいて、大東亜を建設して世界の平和の確立に寄与したいと考えます。

 

  1. 東亜諸国は、協同して東亜の安定を確保し、道義に基づく共存共栄の秩序を建設します。
  2. 東亜諸国は、相互に自主独立を尊重し、互いに助け合い、東亜諸国の親睦を確立します。
  3. 東亜諸国は、相互にその伝統を尊重し、各民族の創造性を伸ばし、東亜諸国それぞれの文化を高めあいます。
  4. 東亜諸国は、互いに緊密に連携することで、それぞれの国家の経済の発展を遂げるとともに、東亜諸国の繁栄を推進します。
  5. 東亜諸国は、世界各国との交流を深め、人種差別を撤廃し、互いによく文化を交流し、すすんで資源を解放して、世界の発展に貢献していきます。

 

そして、東京裁判では敵国だったオランダの判事ベルト・レーリンクは著書『Tokyo Trial and Beyond』の中で東條について「私が会った日本人被告は皆立派な人格者ばかりであった。特に東條氏の証言は冷静沈着・頭脳明晰な氏らしく見事なものであった」と述懐し、また「被告らの有罪判決は正確な証言を元に国際法に照らして導き出されたものでは決してなかった」「多数派の判事の判決の要旨を見るにつけ、私はそこに自分の名を連ねることに嫌悪の念を抱くようになった。これは極秘の話ですが、この判決はどんな人にも想像できないくらい酷い内容です」と東京裁判の有様を批判している。

 

敵国であったオランダ人ですら、人格者だと感じさせるものであるのに相応しい木星の強いホロスコープをしている。

 

それに対して、当時のアメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトのホロスコープはどんなものだろうか。

 

フランクリン・ルーズベルト

 

火星が1室、太陽、金星にアスペクトし、月は火星とコンジャンクション。そして、1室の支配星と火星は11分という極めて狭いオーブで西洋占星術のトラインを形成している。また、月と太陽と金星はは火星、土星によって酷く傷ついている

 

そして、アセンダント、月、ケートゥ以外は凶星支配の星座に集中し、アセンダント、月は火星の影響を強く受けている。

 

極めて火星の影響の強いホロスコープであり、これは好戦的な人物であることがはっきりと示されている。実際、フランクリン・ルーズベルトはあの手この手と様々な手段を使い、日本に追い込み、先に攻撃させるように仕組んでいることが、歴史的に明らかになっている。

 

第31代アメリカ大統領のハーバート・フーヴァーは自著『Freedom Betrayed(裏切られた自由)』においてルーズベルトについて「日本との戦争の全てが、戦争に入りたいという狂人(ルーズベルト)の欲望だった」と、手厳しく批判を重ねている。

 

このホロスコープを見た時、どっちがどういう意図をもっていたか、どのような思いだったかは一目瞭然だ。

 

東条英機は「大東亜戦争は彼らが挑発したものであり、私は国家の生存と国民の自衛のため、止むを得ず受けてたっただけのことである。」と遺書に書き残している。

 

東条英機は木星が強い上に、蟹座の性質が強かったために、日本の自衛だけではなく、アジアの国々の独立と解放まで考えた大規模な戦争をすることになってしまっだとホロスコープから考えることができる。

 

マンデン占星術の研究の中で、悲惨な戦争の歴史を繰り返さないためには、反省と同時に世界の大国や支配者層、武器商人が何を企んで、自己利益のために世界の一般市民を戦争に巻き込もうとしているのか、何故戦争が起こったのか、白人による植民地支配はどんなものだったのか、というような歴史的背景を知らないといけないということを痛感した。

 

そして、私たち日本は、どれだけ学校教育、メディアによって巧妙に洗脳され、誘導されているのかを気づかされた。

 

そして、今日、私たちが平和に暮らせるのは、明治、大正、昭和の時代に「人種の平等」と「世界の平和」を求め、侵略に対して戦い続けてきた先人たちのお陰であるのだということを知って、感謝せずにはいられない気持ちになった。

 

▼ Youtube動画 学校が教えてくれない戦争の真実─日本は本当に「悪い国」だったのか
https://www.youtube.com/watch?v=MOwj5i7jlu8