成立する条件:吉星がラグナまたは月から第10室に在住する。
意味:支配者に崇められる、身体的な喜びを楽しむ、
慈悲深い、感じが良い、人の役に立つなどの意味がある。
これはなぜ、このような意味になるのでしょうか?
ヨーガを学ぶ時はその本質を考えることが最も大切です。
第10室は、その人の仕事や社会での振る舞い、評価が表れます。
すると第10室に吉星があることによって
その吉星の性質が仕事や社会の
表舞台での振る舞いに表れます。
吉星はどれも感じが良い印象を与えます。
木星なら陽気で楽天的、誠実で善良な印象。
金星なら立ち振舞が美しく社交的。
水星なら知的でコミュニケーション上手。
月なら面倒見が良く、優しい。
という風に吉星がいい印象を与えるといっても
惑星によってその特徴が表れます。
また、「支配者から崇められる」というのは
現代社会で考えれば、上司や目上の人から
高い評価を得られるという風に考えることができます。
そして、この条件のホロスコープは
3分の2の確率でできるので
そのクオリティを見極めることも非常に大切です。
もし、第10室の吉星が定座、
ムーラトリコーナ、高揚の星座に位置していれば、
そのクオリティはとても高いものになります。
また、第10室に複数の吉星があれば
その影響はより顕著に表れると考えられます。
実例として、ジョン・F・ケネディを見てみましょう。
彼のホロスコープでは月から第10室に
二大吉星の木星と金星があります。
そして、金星は定座に位置するので
そのクオリティは、非常に高くなります。
このように、同じヨーガでも
そのクオリティを検討することもとても大切です。
そして、惑星の意味を考えて現代的に解釈することで
より深くホロスコープを読み解いていくことができます。