天才理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が先日2018年3月14日に亡くなりました。子供の頃は宇宙論の話が大好きで、彼の本を読んだことを覚えています。彼のホロスコープを分析したくなりました。
彼は21歳という若さで筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病を患っています。発症から5年程度で死に至る病ですが、難病と闘いながらも50年以上研究活動を続けていました。「車椅子の物理学者」として有名です。
天才科学者としての特性
さて、見てまず、お?と思ったのは、先日見た天才科学者と同じパターンができていたところです。
▼天才科学者ウィルソン・テイラー〜ギフテッドと発達障害
http://jyotish.michiyuu.info/blog/category18/entry94.html
(時刻不明のため、Asと月の星座は不明)
天才科学者の惑星と言えば、天王星です。天王星は改革・革命の惑星で、常識に縛られず、直観で真理を知り、最先端の科学技術の研究、発明の才能を与えます。その天王星が ウィルソン・テイラーと同じように水星と緊密な120度アスペクトを形成しています。天王星は人類の新たな進化を促していく惑星なのでしょう。
今回もまた、土星外惑星と西洋占星術の正確な度数のアスペクトの重要性を認識させられました。やはり、水星に天王星が正確なアスペクトを組むと科学技術の分野で天才性を発揮できる才能を与えるのですね。
また、インド占星術で見ていくと、太陽が射手座に在住していることも科学者としての資質に表れています。射手座は宇宙の真理や法則を知りたい科学的な好奇心旺盛な星座であり、哲学の星座です。そこに太陽があるということは、そうしたことが人生全体に渡って、魂の成長の方向性や使命、生きがいややりがいになります。彼は正に魂が求めることを生涯探求し続けたのだなと思います。
彼の哲学的な側面は、彼の次のようなメッセージに表れています。
「まず、星を見上げて、自分の足を見ないようにすること。次に仕事をあきらめないこと。仕事はあなたに意義と目的を与えてくれ、それがなくては人生は空っぽになるからだ。3番目に、運よく愛を見つけられたなら、愛がそこにあると忘れず、投げ捨てたりしないこと」
「人生は、できることに集中することであり、できないことを悔やむことではない」
「私が人生で学んだことは、自分がいま持っている力をぜんぶ使えということだ」
「人は人生が公平ではないことを悟れるくらいに成長しなくてはならない。そしてただ、自分の置かれた状況のなかで、最善をつくすべきだ」
「期待値が「ゼロ」まで下がれば、自分に今あるものすべてに間違いなく感謝の念が湧く」
ALSのような難病を抱えたら、自分なら前向きに生きられるかなと思ってしまう。しかし、彼の言葉を聞くと、もっと前向きに生き、感謝して、人生に最善を尽くして生きていきたいと思いますね。