最近、呼吸回数と心の安定の話を聞き、自分の呼吸回数を数えてみた。
人の呼吸回数は成人の場合1分間に15回前後と言われています。人は不安や怒りなどのストレスを抱えると呼吸が浅く、速くなる傾向があります。1分間の呼吸回数が25回以上になると過換気症候群と言われます。
呼吸法や瞑想によって心が浄化され、精神が落ち着いてくると、呼吸回数が少なくなるというのは以前から知ってはいましたが、自分の呼吸回数を数えたことはありませんでした。
先日、呼吸回数を数えてみようと思う機会があり、数えてみることにしました。瞑想は長年続けてきたので、平均的な人よりは少し少なく12回くらいになってないかなと期待して数えてみました。
数えてみてびっくり、まさかの5回でした。あんまりにも少ないので数え方が間違えているのか、意識して呼吸を少なくしていないかと思い、改めてもう一度数えてみました。無理にゆっくりしたわけではなく、自然な呼吸でやはり5?6回でした。
長年ヴィパッサナー瞑想を続けてきて、昨年2023年4月に慈悲の瞑想であるトンレン瞑想によってハートチャクラの劇的な浄化を体験してから、未来に対する不安や過去に対する後悔、必要以上に人目を気にするなど、色んなネガティブな感情がほとんどぶっ飛んで、心がめちゃくちゃ軽く、楽になっていました。
それ以来、心労によって呼吸が浅くなるようなことはほとんどなくなっていました。ただ、まさか通常の1/3までに呼吸数が落ちているとは夢にも思いませんでした。
そこでインド占星術の話になるのですが、現在の私のダシャーが良いかというと、そうゆうわけでもありません。現在、土星/水星期です。
出生図の状態を見ると、土星は8室に在住し、しかも星座の境界のガンダンタにあります。しかもナヴァムシャでも8室に在住し、減衰し、ラーフとコンジャンクションしています。一応、6室支配星が8室に在住しているのでヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガですが、これは成功できたとしても、幸せはあまり期待できません。
そして、水星は3室で減衰し、凶星のケートゥとコンジャンクションしています。しかも、この水星は減衰のヴァルゴッタマで、更に弱り悪い配置です。ナヴァムシャでは減衰し、8室支配の火星からのアスペクトを受け、こらまた良いと言えません。
そして、水星はマハー・ダシャーの土星をラグナとすると8室に在住し、これもまた悪いです。正直言って、インド占星術を始めて、恐れていたダシャーがついに今やってきたという感じです。
以前のラーフ/水星期も木星/水星期も結構辛いことがあったので、今回は凶星で8室の土星のマハー・ダシャー期のアンタル・ダシャー水星期なのでもっと大変かと思っていました。
実際、水星は自律神経や腸を表すため、ちょっとしたことで、お腹を壊してしまうので大変です。水星は3室で減衰しているので3室のテーマで大変なことも起きました。けれどもそれは一時のことで、肉体的には大変な面があっても、日々の心の幸福という意味では、人生で今が一番いいかなと思える日々です。
これは、「星の影響は現象に影響を与えても、魂までには影響を与えることができない」ということなのだなとを改めて実感しました。
もし、これが10年、20年前の自分の精神状態であったなら、現象に振り回され、右往左往して苦しんでいたかもしれません。
心の浄化が進んでくると、怒りも不安も恐れ、動揺、混乱が少なくなってくるので、昔に比べると多くの時間を幸福に過ごすことができるようになりました。
それが、今回、呼吸回数の少なさ表れているのだなと思いました。
人生をより良く生きよく幸福に生きようと思ったら、心を整えること、呼吸を整えることが本当重要ですね。最後に運命に翻弄されないための、ヨガの簡単な呼吸法を紹介します。
息苦しさを感じる場合は3秒で吸って6秒で吐くのように、無理のないペースに落として行います。
これを毎日朝起きた時と夕方に、1日に2回定期的にすると、穏やかな呼吸をすることが習慣化し、とても効果的です。また、怒りや不安など、何らかのストレスを感じた時にもすると精神が落ち着きます。
呼吸法、プラナヤーマの効果は絶大なので、ぜひ、試して習慣化してみてください。