皇帝ナポレオン

皇帝ナポレオン

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

皇帝ナポレオン

先日、世界ふしぎ発見!で
ナポレオンが最期に幽閉されていた
大西洋の絶海の孤島セントヘレナ島について
特集していました。

 

そこで、ナポレオンについて知りたくなったので
今回はナポレオンについてです。

 

 

さすが皇帝ですね。
獅子座の11室で太陽がムーラトリコーナ
そして、火星がコンジャンクション。

 

王様の太陽が王様の獅子座に在住し、
最も強くなり、戦士の火星とコンジャンクション。

 

皇帝としての威厳とカリスマ性
力強さに溢れた人であったことが伺えます。

 

正に軍神、皇帝の配置ですね。

 

わずか34歳でフランスの皇帝となったのですから
驚異的です。

 

皇帝となったのはラーフ/火星期でした。

 

火星は7室支配星で11室に在住し、
非常に高い地位と名声を得ることを示しています。

 

しかし、ナポレオンは木星/金星期に失脚し、
最終的に大西洋の絶海の孤島セントヘレナに
幽閉されてしまいます。

 

そこで、幽閉生活の末、
胃潰瘍になり、胃癌で亡くなったとされています。
ただ、イギリスによって毒殺されたという説もあります。

 

ホロスコープを見るとどうでしょうか。
木星/月期の1817年頃から体調が急激に悪化。

 

このとき、胃を意味する月は土星の約3度のオープで
正確なアスペクトを受けています。

 

これは心労、ストレスにより
胃潰瘍になる可能性を示唆しています。

 

また、4室支配星の土星は
天王星とオーブ1度以内で75度の
アスペクトを形成しています。

 

75度アスペクトは西洋占星術でも
普通は使わないマイナーアスペクトですが
医療占星術において1度以内のオーブでとると
強力に作用していることが
研究でわかってきました。

 

そして、木星/ラーフ期に亡くなりました。

 

ラーフはハウス支配によらないマラカであり
蠍座と射手座の境界のガンダンタに在住して
弱っていました。

 

ナポレオンの遺体はセントヘレナ島に埋葬されましたが
1840年にフランスに返還されました。

 

興味深いことに遺体がセントヘレナ島にいたのは
ちょうどマハーダシャーの土星期の19年間でした。

 

マハー・ダシャー水星期に入った前後に
フランスに返ってきたことは本当に興味深いことです。

 

土星期は死後もイギリスによって幽閉させれいたのに
水星期が来て、ナポレオンの遺体は祖国に帰り
自由になったのです。

 

土星期から水星期への変化は
束縛から解放、自由です。

 

死んだあともダシャーが作用していることが
見て取れる大変興味深い事例です。

 

 

 

今回は、簡単ではありますが
ナポレオンについて見てみました。