太陽系意識とつながるインド占星術講座ブログ

土星は使命の惑星

土星は困難、苦難の惑星で基本的に忌み嫌われる惑星です。しかし、この土星には重大な役割があるのではないかと思います。土星は嫌なこと、やりたくないことでも責任を持って全うします。職務、義務を果たします。

 

チェ・ゲバラのホロスコープを検証している時に土星は使命を果たす惑星なのではないかというインスピレーションを得ました。チェ・ゲバラはキューバ革命の戦士です。医師でありながら武器を持ってゲリラとして帝国主義と生涯戦い続けました。

 

 

Wikipediaによると次のようなエピソードがあります。

「1956年12月、グランマ号がキューバに上陸して直後、アルグリア・デ・ピオの地で、政府軍から突然の集中砲火を受けたためゲリラ部隊の仲間たちがサトウキビ畑の中に逃げ込もうとしている時、仲間の一人がゲバラの足元に、中身の詰まった弾薬箱を置き去りにして行ってしまった。もうひとつ彼の目の前には、医薬品の詰まったがあったが、弾薬箱と医薬品の両方を背負うのは重すぎると思われた。

 

彼自身もまたサトウキビ畑に逃げ込もうとする際、「医者としての天職と革命戦士としての義務のどちらかを選ぶかのジレンマに直面させられた一瞬であった」が、弾薬箱だけを手に取り、走り出した。」

 

彼は医者を天職であると感じていましたが、革命戦士としての義務を選びました。これは彼が革命戦士として生きた時のダシャーが土星期であったからだと推測できるのではないでしょうか。彼の土星は9室の蠍座に在住し、ケートゥとコンジャンクションしています。土星は義務の惑星であり、蠍座は不屈の闘志で信念を貫く、ケートゥは戦いを意味する惑星です。

 

彼はアルゼンチンの裕福な家庭に生まれ、身体が弱く喘息持ちで、祖国でもないキューバのために命をかけて戦わなければならない理由はありません。それにも関わらず、命をかけた革命の戦士として生きたいのは魚座アセンダントの無私の愛と土星期による影響なのでしょう。

 

彼は次のような言葉を遺しています。

「バカらしいと思うかもしれないが、真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。人間への愛、正義への愛、真実への愛。愛の無い真の革命家など想像できない」

 

「世界のどこかで誰かが被っている不正を、心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それこそが革命家としての、一番美しい資質なのだから。(5人の子供たちに遺した手紙の一部)」

これは正に魚座として性質がよく表れています。

 

土星は「すべき」「しなければならない」という義務感を感じる惑星です。これが意識レベルが高くなく保守的に自分のために生きていると上司や会社、社会の言うとおりに奴隷的に生きることになります。

 

しかし、これが意識レベルの高い人間、自分の使命や天命に気づいている時、天から与えられた使命を生きることになるのではないでしょうか。使命や天命とは必ずしも自分の好きなこと、楽しいこととは限りません。

 

しかし、それは愛に基づいた他人のための貢献です。魂レベルの高い、使命に気づいた人間にとって、土星は命をかけて人のために生きる惑星になるのではないでしょうか。土星は使命に気づいた人間にとって、使命を生きる覚悟を決めさせる惑星なのでしょう。

 

そして、ヴィムショッタリー・ダシャーの流れは木星、土星、水星となっています。この流れは木星が理想を描く時期であり、土星期に理想だけではなく、現実を変えるためには、現実的に生き、使命を全うする期間になるのではないかと思います。

 

インド占星術を通じての宇宙の法則への理解は、生きる意味について深く考える洞察力を与えてくれることは本当に面白いですね。

 

 

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