太陽系意識とつながるインド占星術講座ブログ

インド占星術では仕事を見るときは分割図のD10を使います。

 

とは言っても、インド占星術を勉強しててもこの使い方はなかなかわからないものです。

 

今日はその重要性がわかる事例をとりあげたいと思います。ホロスコープの中には成功している割に出生図がイマイチすごいように思えないものがあります。

 

その謎はダシャムシャD10分割図を読むとわかりようになります。ただし、この分割図はAsが平均すると12分毎に星座を移動していくので、時刻が正確なホロスコープのみで使うことができます。もしくは時刻修正することで使えます。

 

 

アメリカで有名な世界的な成功者であるアンソニー・ロビンズのホロスコープで検証してみましょう。

 

 

彼は幼少期、少年期はたいへん貧しい家庭に育ちます。父親は3回変わり、虐待も受け、ヒドイときには明日食べるものもない。高校卒業後、貧困のために大学進学をあきらめ、ビルの清掃員をしています。

 

しかし、その後700位上の成功哲学や心理学の本を読み、当時自己啓発の世界で著名だったジム・ローンに弟子入りします。そして、20代初めから突如、大成功し、成功し続けています。

 

2007年にはフォーブスの世界で最も影響力を持つ著名人「Celebrity 100」に入っています。2007年時点で年間で3000万ドルを稼いでいたという驚異的な成功者です。

 

それがどのように出ているのか、マハー・ダシャーの流れを見ていきましょう。生涯に渡って成功し続けている人は、マハー・ダシャーの惑星のほぼすべてが強い状態、成功の配置にあります。

 

まず、金星のマハー・ダシャーは7歳から始まり27歳までです。彼の金星は9室を支配し、5室に入っています。そして、高揚する火星とコンジャンクションしています。ただ、この火星は3室と8室支配のため、ラージャ・ヨーガは形成しません。悪くはないかもしれませんが、このマハー・ダシャーが際立って良いように思えません。けれども、このダシャーに彼は、24?25歳の頃にはセミナー・ビジネス、コーチングで成功し、アメリカ大統領をコーチングするまでになっています。

 

次のダシャーは太陽期。太陽は12室支配星が6室に在住し、ヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガをを形成しています。しかし、これも敵対星座に在住し、そんなに強い配置とはいいがたいです。

 

けれども、このダシャーに世界的なベストセラーとなった「Awaken the giant within」を出版し、アメリカの情報ビジネス業界で推定1億人に影響を与えています。

 

次の月のマハー・ダシャーは11室支配星が減衰する1室支配星とコンジャンクションしています。これもあまりすごい成功する配置とは言い難いですが、成功の配置ではあります。

 

次の火星は5室で高揚していますが、特にラージャ・ヨーガを作っているわけではありません。けれども、このダシャー内の2007年の時点で年収3000万円に達していました。

 

出生図でマハー・ダシャーの流れを見ると、成功しているということを説明できないことはないけど、いまいちパッとしません。

 

しかし、これがダシャムシャを見ると見方が一変します。これなら大成功しても不思議はないよねと感じさせるものです。

 

まず、全体の傾向を見ていきましょう。金星、ラーフ、ケートゥ、火星は高揚しています。そして、太陽と月は星座交換しています。実に9つの惑星のうち6つが強い状態にあります。

 

これだけでもダシャムシャ・チャートの強力さがわかります。更にアセンダントがてんびん座とすると1室支配星は仕事のハウスである6室で高揚。もう一つの仕事に関わる4-10軸では高揚する7室支配の火星と4室と5室を支配し、ラージャ・ヨーガ・カラカの土星、富と名声の11室支配の太陽が相互アスペクトしあっています。

 

10室支配の月は富と名声の11室に在住し、木星のアスペクトを受けています。分割図で木星のアスペクトを受けることはその分割図のテーマにおいて成功することを意味しています。

 

マハー・ダシャーを順に見ていくと、最初の金星は1室を支配し、しかも高揚しています。1室支配星の強さは、ダシャムシャ分割図のテーマである仕事で成功すること示しています。次の太陽は11室支配で5室支配星と10室でコンジャンクションし、仕事で成功することを明確に示しています。次の火星も先ほど書いたとおり、強力なラージャ・ヨーガ形成しています。次のラーフは高揚しています。

 

このように出生図でパッとしなかったとしても、ダシャムシャのAsから見ると、大成功している人は素晴らしい成功の配置をしています。それぞれの分割図はそのテーマにおいて、大変重要な働きをしています。時には出生図より重要じゃないかと思わせることもあります。

 

インド占星術は出生図だけでもかなり当たる占星術だと思っていました。それが分割図によって次元が違うといっても過言でないレベルで色々なことが明確にわかるようになりました。

 

最近の個人セッションでは出生時間が正確なホロスコープで、事前に過去の情報を多く頂ける方は、必ず分割図をチェックします。そして、微妙な時刻修正をかけます。

 

仕事のテーマを見るときは必ずダシャムシャを見るようにしています。

 

このように分割図はインド占星術ならではの真髄、秘儀のようなものです。インド占星術を本当に深めたいという人は、分割図を使いこなせるようになりましょう。

 

7/17(水)からのインド占星術実践講座では主だった分割図について徹底的に学んでいきます。年1回の水曜日コース。水曜日じゃないと受けられないという方は、この機会をお見逃しなく。

 

 

続きを読む≫ 2019/07/01 21:26:01

インド占星術では分割図というより詳細に人生の出来事を見ることができる技法があります。今回取り上げるのは第16分割図ショダシャムシャです。これは贅沢品としての乗り物、乗り物による事故を表す分割図です。

 

この分割図のアセンダントがわかると正確に乗り物について読み取ることが可能です。ただし、アセンダントは平均すると7.5分ほどで一つの星座を移動していくので、使うには出生時間のかなりの正確さが必要です。

 

今回は、実例として今上天皇陛下のショダシャムシャを見てみます。ショダシャムシャを見るポイントはラグナと乗り物を表す第4室です。ラグナはどの分割図でもその分割図の全体を見るとても重要なハウスになります。

 

 

ラグナには木星が在住し、ラグナ支配星がムーラトリコーナで在住しています。第4室は第4室支配星の金星が魚座で高揚しています。そのため、そのため、非常に乗り物に恵まれることが示されています。

 

それでは実際にはどんな乗り物に乗っているのでしょうか。天皇・皇族専用の車は御料車(ごりょうしゃ)と呼ばれています。御料車10台あります。そのうちの1台はリムジン型の車種はトヨタの「センチュリーロイヤル」。標準車で1台5250万円。防弾強化された国賓接遇用の特装車は1台9450万円するそうです。

 

高揚惑星、ムーラトリコーナ、木星が関わるだけのことはある最高級レベルの乗り物ですね。

 

分割図は分割数が大きくなるほど、出生時間の少しの違いでラグナが変わってしまうので、使うには慎重になる必要がありますが、正しいとすると人生の本当に詳細を正確に読み取ることができる強力な技法です。インド占星術の本当の凄さはこの精度の高さにあるのですね。

 

 

続きを読む≫ 2017/11/03 06:57:03

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