ジャック・ウェルチ 雇われ向きか起業家か

ジャック・ウェルチ 雇われ向きか起業家か

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

ジャック・ウェルチ 雇われタイプか起業タイプか

今回のコラムは「コンサルタントのためのインド式運命学講座」で取り扱った内容をちょこっとご紹介します。

 

自分で事業をするタイプなのか?それとも雇われた働くタイプなのか?

 

それをホロスコープ上で見る簡単なポイントをご紹介します。

 

ジャック・ウェルチはゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者を務め、そこでの経営手腕から「伝説の経営者」と呼ばれた人物です。

 

彼は最終的に経営者になっていますが、新卒で入社し、辞めることなく出世した結果として経営者になっています。

 

ゼロから起業するということはしておらず、最終的には経営者ですが、組織に従属し続けることができる、ある意味生粋の雇われタイプの人間とも言えます。

 

それでは、起業せず、そんな組織に属していくタイプの人はホロスコープ上、どんな特徴があるのでしょうか。

 

それは、主要なポイントに土星の影響が強いホロスコープです。

 

主要なポイントとは、性格や資質を表す惑星やハウスです。As、1室、1室支配星、太陽、月に対して土星の影響が強ければ強いほど、起業するより、組織に属すことを好みます。

 

 

それでは、彼のホロスコープを見てみると、土星は定座に在住し、強い状態にあります。その強い、つまり我慢強さ、忍耐力のある土星が太陽と1室支配星である木星、月の3つの主要な惑星にアスペクトしています。

 

そして、1室支配星である木星には2度以内の緊密な90度アスペクトを形成し、より土星の影響が強く出ています。

 

それでは、なぜ、土星が強い影響を及ぼす人は雇われ向きなのでしょうか。それは土星は忍耐強く、自分にとって嫌だなと思うこと、つまらないことと思うことでも我慢してできる性質があるからです。

 

また、土星は現実的で安定を求める傾向があります。起業して不安定な生活をするくらいなら、組織で嫌なことがあっても我慢していた方がましと考えるのです。

 

そして、土星が悪く出ると自己否定感が強く、自信が欠如し、不安で自分ひとりでやっていくことはできないと考えたりします。そうすると会社に不満があっても、起業することはおろか、転職することすら躊躇する傾向があります。

 

ジャック・ウェルチは1室に火星とラーフが在住するので、経営者として、自分で起業する能力を持ちながらも、土星の影響が強いため、組織に残り続ける選択をしています。それは土星の忍耐強さがなせることです。

 

今まで、たくさんの鑑定や事例検証をしてきましたが、土星の影響が強くなればなるほど、転職することも起業することもできず組織から離れることが難しくなっています。そんな土星の影響の強い人が、起業しようとすると、その不安定さのために絶望的に不安に襲われることになります。

 

そうした、会社が嫌だけど、土星の影響が強い人は、組織の中でいかに楽しく充実してやっていけるかを考えることが、充実した仕事につながっていきます。

 

最終的に雇われが良いのか、起業するのが良いのかは、他の惑星の影響やダシャーの流れ、ラージャ・ヨーガなどを見て、総合的なバランスを見ることが大切ですが、どちらのタイプが向いているのか大きな影響を及ぼしています。

 

 

 

職業と仕事を徹底的に専門的にお伝えする「コンサルタントのためのインド式運命学講座」の第2期は2020年4月22日開講予定です。現時点で日本で唯一の専門講座です。