医者とアスペルガー症候群

医者とアスペルガー症候群

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

医者とアスペルガー症候群

2019年11月17日(日)からインド占星術セラピストコースが英国アーユルヴェーダカレッジで始まります。このコースは医療占星術について徹底的に深めていく講座です。

 

今回は、これにちなんでお医者さんの配置とアスペルガー症候群の関係性について見てみたいと思います。

 

お医者さんにはアスペルガー症候群の方が多いという話を聞きます。
それはなぜなのでしょうか。お医者さんの配置がわかるとそれがなぜかということは一目瞭然に理解することができます。

 

お医者さんはどんな星の配置をしているのでしょうか?
主たる特徴としては次のようなものが挙げられます。

 

1) 月が傷ついている。特に冥王星、土星、ケートゥによって傷ついている。

 

2) その人の思考や教育運を意味する5室/5室支配星に凶星の影響が強くある。特に冥王星、ケートゥの影響が強い。

 

3) As、1室支配星、太陽、月、水星のようなその人の性質や思考に強い影響を与えるポイントに冥王星が西洋占星術の正確な幾何学アスペクトを形成している。多くの場合は1度以内。

 

4)慈悲の惑星である木星が人格を表すポイントに強い影響を与えています。

 

世界的に有名なスピリチュアルな医師ディーパック・チョプラを事例に見てみましょう。

 

 

1. 1室支配星は病気と奉仕の6室に在住し、冥王星と約5度のオープでコンジャンクションしています。

 

2. 月は8室に在住し傷つき、冥王星と45度のアスペクトを形成し、傷ついています。

 

3. 太陽と冥王星は75度の正確なアスペクトを受けて傷ついています。

 

4. 木星は9室に在住し、1室と5室にアスペクトし、5室支配星の水星や太陽とコンジャンクションし、精神性、人格を高めています。

 

他にも色々とあるのですが、以上がお医者さんに見られる顕著な特徴です。

 

ここの中で特に重要なのは冥王星の影響が強いことです。それはなぜでしょうか。冥王星は生と死、極限の苦悩を表す惑星です。医者は常に人の苦悩や人の死と向き合わなければならない仕事です。医者は常にそういったことを考え、関心がある必要があるので冥王星の影響が思考に影響を与えるポイントにホロスコープ上で色濃く表れている必要があるのです。

 

それでは、なぜ、お医者さんにアスペルガー症候群が多いのでしょうか。
それはとても単純です。アスペルガー症候群や自閉症になるのは冥王星の影響が極端に強くなっている配置だからです。

 

冥王星は太陽系の中で最も遠く暗い孤独な惑星です。そのため、冥王星は一人でいることを好み、無口で、人とコミュニケーションを取ることをあまりしません。また、冥王星は一つのことを徹底的に突き詰める研究者に相応しい性質、粘り強さがあります。

 

冥王星の影響が強くても、天秤座や金星などバランスをとる影響が強ければ、アスペルガー的な傾向は緩和されますが、それがなければ、医者はアスペルガー症候群になる可能性が高くなる配置なのです。

 

占星術を通して見ると、世の中の謎が手にとるようにわかることが出てきて面白いですね。

 

 

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医療占星術に興味がある方は、英国アーユルヴェーダ・カレッジで開講するインド占星術セラピストコースに参加してみてください。

 

2019年11月17(日)より始まる数少ない日曜日コースです。

 

http://www.ayurvedacollege.jp/seminor/5584