好きなことを天職にして生きる人

好きなことを天職にして生きる人

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

好きなことを仕事にして生きるタイプ

1室に多くの惑星が在住する場合、それらの惑星の能力を持ち、自分が得意で能力を発揮でき、好きなことをそのまま仕事にできる傾向があります。1室は自己実現のハウスであり、自分のために人生を使います。

 

5室もまた自己実現のハウスです。5室は知性や創造性のハウスであるため、芸術、学問、ビジネスなどのあらゆる分野で創造性を発揮することで自己実現していきます。5室と10室に関わりがあると仕事を通して自己実現をしていきます。

 

3室は趣味や自己表現のハウスです。3室は音楽やダンス、スポーツ、芸術文化、芸能、演技などを通して自己表現していきます。3室と10室が関わるときも好きなことを仕事にしやすくなります。

 

 

ミュージシャンである福山雅治さんは、1室に太陽が在住し、音楽や演技、芸能関係の才能を持っています。1室の支配星である土星は自己表現の3室で、想像力豊かな芸術家の星座である魚座に在住し、音楽の才能を高める金星がコンジャンクションしています。

 

10室の支配星である金星も同じく自己表現の3室で魚座に在住し、高揚しています。この金星は5室であり10室の支配星であるため、好きなことを仕事にできることを意味しています。

 

ダシャーの流れを見ると3歳から10歳までの月期は金星のアスペクトを受け、3室にアスペクトしています。13歳から20歳までの火星期は金星支配の天秤座の10室に在住しています。20歳から38歳までのラーフ期は3室の魚座に在住し、金星とコンジャンクションしています。38歳から54歳の木星期は3室を支配し、金星からのアスペクトを受けています。54歳から73歳の土星期は3室に在住し、金星とコンジャンクションしています。

 

このように福山雅治さんは生涯に渡り、3室や金星の影響を受け、3室の自己表現、金星の音楽が仕事になることがよく表れています。

 

インド占星術では、仕事は10室を見るといいます。でも、実際はそんな単純じゃないんですよね。少なくとも、1室、10室、ダシャーの変遷を見る必要があります。更にいうと太陽や水星を見たり、10室で仕事をしていない場合もあり、そのときは2室や6室を見たりと、実践的にはかなり複雑です。そんな天職の読み方を詳しく見ていく「コンサルタント・コーチ・カウンセラーのための天職と人生の目的を知るインド占星術講座」を5月28日から始めます。全12回という大ボリュームの専門講座です。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。