適職、天職、使命を読み解くには

適職、天職、使命を読み解くには

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

適職、天職、使命を読み解くには

鑑定に来る方の多くは仕事、職業について悩んできます。

 

私自身も、インド占星術を教えることを仕事にして
早7年ですが、ホロスコープを見ながら
私の適職、天職、使命について考え続けています。

 

今回は、私自身のホロスコープを考察してきたことから
見ていきたいと思います。

 

インド占星術ではオーソドックスな見方をすると
職業は10室と太陽で見ます。

 

 

しかし、現在もカースト制度が残っているインドと異なり
職業選択の自由が多様な日本では
そう単純にはいかないと考えています。

 

1.適職はどこでみるか

 

適職は主に1室の星座で見ます。
人は1室の星座の能力を持っています。
それは努力をせずに生まれながらに
もっている資質、才能です。

 

私はやぎ座が1室になるため、
手を使ってものづくりをすること、
知識などを体系的にまとめること、
効率の追求や技術者的な思考に適正があります。

 

父方のお爺さんは電気技術者、
母方のお爺さんは船の模型職人でしたから
家系的にそのような適性を持って生まれてきたのがわかります。

 

実際、子供の頃なりたかった職業は
科学技術者、発明家でしたし、
工業系の学校卒業後、実際に技術者になりました。

 

しかし、私は現在はインド占星術を教えることを生業にしており、
典型的なやぎ座の仕事をしていません。

 

ただ、やぎ座的な能力、知識を体系的にまとめること
技術者的な思考能力を活かし、
インド占星術を研究し、まとめて教えています。

 

ちなみに1室には火星とラーフがアスペクトしており、
2つともテクニカルな惑星であるため、
技術者的な傾向を更に強めています。

 

 

2.天職を見るには

 

10室には木星がアスペクトしています。
月ラグナから10室にも木星がアスペクトしています。
カラカムシャ・ラグナから10室にも木星がアスペクトしています。
仕事の分割図 D10ダシャムシャでも10室には
木星がアスペクトしています。

 

4つのラグナから繰り返し、
木星がアスペクトすることで、
私には教育者として役割があるようです。

 

教育者としての惑星は水星もありますが
水星と木星ではその意味合いが少し変わります。

 

水星は知識、情報の惑星です。
木星は智慧、精神性、宗教の惑星です。

 

そのため、教育の内容は木星が象徴する
智慧や精神性に関わることになります。

 

私はインド占星術をただの占いの知識として
教えているわけではありません。

 

人生の目的、生きる意味について洞察し、
精神的な気づきと成長のために教えています。

 

そして、インド占星術では扱わないですが
私の10室には天王星が在住しています。

 

天王星は最先端技術者、占星術、東洋医学、発明家など
既存の価値観を越えていく変革、革新、革命の惑星です。

 

私は土星の伝統的な価値観を大切にする視点からすれば
かなり異端な存在でしょう。

 

インド占星術と西洋占星術を統合し、
より宇宙の真理に近づくために、
革新的なことを考えているからです。

 

土星支配のやぎ座がアセンダントであり、
10室に土星もアスペクトするため、
先人の叡智である伝統も大切であるとも考えているため
革新的なことをするにも慎重な部分もあります。

 

10室に天王星があるため、
天職の中で革新的なことをしていくことになります。

 

インド占星術に土星外惑星(天王星、海王星、冥王星)を
取り込んで読もうとするのは
この天王星の影響です。

 

インド占星術に土星外惑星を含めていこうとすることに
懐疑的な人は、保守的で伝統を大切にする
土星の影響が色濃く出ています。

 

伝統を守り、伝えていくことは大切なことなので
それはそれで良いことだと私は考えています。

 

そのような人たちがいるお蔭で
先人の叡智を学ぶことができることに感謝しています。

 

 

3.使命を見るには

 

10室は天職、使命のハウスです。
その人の本質的な役割は10室の支配星が在住する星座や
コンジャンクションやアスペクトを見ます。

 

私の10室の支配星は牡牛座に在住しています。
牡牛座は地の星座であり、自然を身近に感じる星座です。

 

私は10代の頃、地球環境問題に興味を持ち、
環境NGOで活動したり、
自然と調和する知恵であるパーマカルチャーを学んだりしました。

 

私の使命として地球環境問題を解決することに貢献し、
人類と自然、地球が調和した世界を創っていきたい
という思いがあります。

 

それを今のインド占星術を教えるという仕事と
リンクしていくか模索しています。

 

私は、工業高等専門学校という技術系の学校を卒業し、
エンジニアになりました。

 

その後、ドロップ・アウトし、山小屋、キャンプ場、
農家などで働いたりしました。

 

そして、現在はインド占星術を教えるという講師と
天職を生きる支援をするコーチングをしています。

 

私の人生そのものが、職業の読み解くことが
そんなに単純ではないということをよく示しています。

 

ここではとても複雑で説明しきれないですが
私は職業について読むことを独自に研究してきました。

 

本当に天職や使命を読み解こうとしたら
実際には太陽、水星、1室支配星、金星、
ダシャーの星座、ナヴァムシャ、ダシャムシャの
すべてを考慮する必要があると考えるに至りました。

 

そんなことをインド占星術応用講座や実践講座でしています。
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