職業を見るときの水星

職業を見るときの水星

村上幹智雄 -ミチユウ-
村上幹智雄 -ミチユウ-

職業を見るときの水星

適職、天職を見る時に重要なポイントはたくさんありますが、今日はそのうちの一つ水星について見ていきましょう。

 

水星は知識、知性、思考、コミュニケーションの惑星です。水星が在住する星座によって、その人がどんな知識に興味を持つのか、思考をするのか、どんなコミュニケーションのとり方、言語表現をするのかが表れてきます。そのため、知的な職業やコミュニケーションをとる仕事にはとても重要になってきます。

 

例えば、水星が火星支配の星座に入ったり、火星とのコンジャンクションがあるとします。火星は論理的な思考と戦いの惑星です。だから、水星が火星の影響を受けている人は議論が得意になり、政治家に向いていたりします。また、火星は科学や技術の惑星なので科学者や技術者に向いた思考ができることを意味します。

 

もし、水星と金星がコンジャンクションしているなら、水星の言葉に金星の芸術が加わり、美しい優れた表現力になり、プレゼンテーション能力が高まります。

 

実例として、占星術の研究者として有名な石川源晃氏をとりあげてみましょう。

 

 

水星は水瓶座に在住し、天王星と近い度数でコンジャンクションしています。

 

水瓶座は独創的な視点を持ち、直観力と論理的な思考力の両方に優れた能力をもたらします。そのため、常識にとらわれない最先端を進み、技術者、科学者、発明家、革命家のような職業でその知性を発揮することができます。

 

また、天王星も水瓶座と同じような象意があり、この知性を更に高めています。実際、天才科学者や技術者のような人たちは天王星の影響を受けている人が多くいます。

 

石川源晃氏はWikipediaでは次のように書かれています。

 

・日本で最初のモービルハム(車載など移動運用アマチュア無線実践家)(免許取得第1号)。社団法人 日本アマチュア無線連盟(The Japan Amateur Radio League,Inc. 略称:JARL)の役員を務め、戦後のアマチュア無線の復活に尽力し、電波法の作成にも携わる。

 

・海軍では技術研究所に勤務、艦砲射撃用の精密なレーダー装置の開発に従事する。戦後も技術者、発明家としての姿勢は変わらず、さまざまな分野で開発、発明を続け個人として多数の特許を出願した。特許庁七十周年記念の白書に、法人に属さない個人の発明家名鑑のトップに記載されている。

 

まさに水瓶座の水星の力が発揮されています。

 

職業を見る上で水星は重要な位置づけになります。
自分の水星が活かされる仕事を見つけられるといいですね。

 

職業について詳しいことは来月から始まるインド占星術応用講座でします。